Pythonを使ってMySQLデータベースとテーブルを作成する手順

この記事では、Pythonを用いてMySQLデータベースおよびテーブルの作成方法を詳しく解説します。Pythonのライブラリ`MySQL Connector`を使用して、データベースとテーブルの作成、編集までの手順をコード例とともにご紹介します。さらに、実践的な応用例も2つ紹介しています。

目次

MySQLとPythonの環境設定

まずはMySQLとPythonの環境を整えましょう。MySQLは公式サイトからダウンロードできます。Pythonの`MySQL Connector`ライブラリは、以下のコマンドでインストールできます。

pip install mysql-connector-python

MySQLデータベースの作成

Pythonを使用してMySQLデータベースを作成する基本的な手順を見ていきます。

接続とデータベース作成

最初にMySQLサーバーに接続し、新しいデータベースを作成します。

import mysql.connector

# MySQLサーバーに接続
conn = mysql.connector.connect(host='localhost', user='root', password='password')

# カーソルオブジェクトを作成
cursor = conn.cursor()

# データベース作成
cursor.execute('CREATE DATABASE my_database')

データベース選択

作成したデータベースを選択(使用)します。

# データベースを選択
cursor.execute('USE my_database')

テーブルの作成と操作

次に、テーブルを作成し、データを挿入する方法を学びます。

テーブル作成

以下のコードで新しいテーブルを作成します。

# テーブル作成
cursor.execute('''
CREATE TABLE users (
    id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(255),
    age INT
)
''')

データ挿入

作成したテーブルにデータを挿入する方法です。

# データ挿入
cursor.execute("INSERT INTO users (name, age) VALUES ('Alice', 30)")
conn.commit()  # 変更を保存

応用例

複数のテーブルを一度に作成

複数のテーブルを作成する例です。

# 複数のテーブルを作成
tables = ['CREATE TABLE customers (id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, name VARCHAR(255))',
          'CREATE TABLE orders (id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, customer_id INT, amount INT)']

for table in tables:
    cursor.execute(table)

例外処理を用いた安全なデータベース操作

例外処理を用いて、エラーが発生した場合に適切に処理する方法です。

try:
    # データ挿入
    cursor.execute("INSERT INTO users (name, age) VALUES ('Bob', 40)")
except mysql.connector.Error as err:
    print(f"Error: {err}")
else:
    conn.commit()  # エラーがなければコミット

まとめ

この記事では、PythonとMySQL Connectorを使用してデータベースとテーブルの作成方法を解説しました。基本的な操作から応用例まで、具体的なコード例で説明しています。これを機に、PythonでMySQLを効率よく操作するスキルを高めてみてください。

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