Pythonプログラミングにおいて、JSONファイルを扱うケースは多いです。APIからデータを取得する場合、設定ファイルを読み込む場面などでよく使用されます。この記事ではPythonの`json`モジュールを使った基本的なJSONファイルの読み込み方法について詳しく解説します。さらに、いくつかの応用例も紹介します。
目次
jsonモジュールとは
Pythonの`json`モジュールは、JSON（JavaScript Object Notation）形式のデータを解析・生成するためのモジュールです。標準ライブラリに含まれているため、追加のインストールは不要です。
基本的な読み込み方
PythonでJSONファイルを読み込む基本的な方法は`json.load()`関数を使用することです。
# jsonモジュールをインポート
import json
# JSONファイルを読み込む
with open('data.json', 'r') as f:
data = json.load(f)
# データを出力
print(data)このスクリプトを実行すると、`data.json`ファイルの内容がPythonのディクショナリとして`data`変数に読み込まれます。
注意点
`json.load()`関数を使用する際、ファイルは必ず読み取り専用（’r’モード）で開く必要があります。また、JSONファイルの文字コードはUTF-8である必要があります。
応用例
例1：ネストされたJSONの読み込み
JSONデータがネスト（入れ子）されている場合の読み込み方について解説します。
# ネストされたJSONファイルを読み込む
with open('nested_data.json', 'r') as f:
nested_data = json.load(f)
# 特定の値を出力（例：'key1'の下の'sub_key1'の値）
print(nested_data['key1']['sub_key1'])例2：リストが含まれたJSONの読み込み
JSONデータ内でリスト形式のデータを扱う場合の読み込み方について解説します。
# リストが含まれたJSONファイルを読み込む
with open('list_data.json', 'r') as f:
list_data = json.load(f)
# リスト内の最初の要素を出力
print(list_data['key_list'][0])例3：特定のキーだけ読み込む
JSONファイルから特定のキーに対応する値だけを読み込む方法について解説します。
# JSONファイルを読み込む
with open('data.json', 'r') as f:
data = json.load(f)
# 特定のキー（'key1'）の値を出力
print(data.get('key1', 'キーが存在しません'))まとめ
この記事では、Pythonの`json`モジュールを使用してJSONファイルを基本的にどのように読み込むかを解説しました。また、いくつかの応用例も紹介しました。これらの知識を用いて、JSONデータの読み込みを更に効率的に行ってください。
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