Microsoft Edgeバージョン120.0.2210.61におけるPDF保存の不具合とその対策

Microsoft Edgeの最新バージョン120.0.2210.61を使用しているユーザーが、「印刷」→「PDFとして保存」→「保存」の手順でPDFを保存しようとすると、ダウンロードが完了せず「未確認○○○○○.crdownload」というファイルが表示されるという問題が発生しています。本記事では、この現象の詳細、考えられる原因、そして対策について解説します。

目次

問題の概要

Microsoft Edgeバージョン120.0.2210.61で、「印刷」→「PDFとして保存」→「保存」の手順を実行すると、ダウンロードが完了せず「未確認○○○○○.crdownload」というファイルが表示されるという問題が報告されています。

現象

ユーザーがPDFファイルを保存しようとすると、正常にダウンロードが完了せずに未確認のファイルが生成される現象が確認されています。

試行条件

以下の環境でこの問題が発生しています:

条件1:

OS:Windows 11 22H2(ビルド:22621.2283)
Edgeバージョン:120.0.2210.61

条件2:

OS:Windows 10 22H2(ビルド:19045.3758)
Edgeバージョン:120.0.2210.61

考えられる原因

この問題の原因として最も考えられるのは、Microsoft Edgeバージョン120.0.2210.61に存在するバグです。ユーザーからの報告やフォーラムでの同様の事例に基づき、このバグがPDF保存機能に影響を与えている可能性があります。

フォーラムでの報告事例

複数のユーザーがオンラインフォーラムで同じ問題を報告しており、これによりこのバージョンに特有のバグである可能性が高まっています。

バグの影響

このバグにより、EdgeのPDF保存機能が正常に動作せず、ユーザーが意図した通りにPDFファイルを保存できない状況が発生しています。

対応策1:バグ報告の方法

この問題をMicrosoftに報告することで、開発者がバグを調査し、将来のアップデートで修正する可能性があります。以下にバグ報告の手順を説明します。

バグ報告の手順

Microsoft Edgeを開いている状態で、以下の手順を実行します:

1. 問題報告ツールを開く

Edgeで「Alt + Shift + I」を押すと、問題報告ツールが開きます。

2. 問題の詳細を入力する

表示されたフォームに、発生している問題の詳細を入力します。以下の情報を含めると効果的です:

  • 問題の具体的な現象(PDF保存が完了しないこと)
  • 発生した条件(OSのバージョン、Edgeのバージョン)
  • スクリーンショットやエラーメッセージがあれば添付

3. ログを送信する

「記録とログを送信」オプションを選択し、詳細なログデータをMicrosoftに送信します。これにより、開発者が問題の原因をより正確に特定するのに役立ちます。

報告の重要性

多くのユーザーが問題を報告することで、開発者の優先順位が上がり、迅速な修正が期待されます。ユーザーコミュニティ全体で協力してバグの修正を促進しましょう。

対応策2:一時的な回避策

バグ修正が行われるまでの一時的な回避策として、「Microsoft Print to PDF」オプションを使用することが有効です。以下に、その手順を説明します。

Microsoft Print to PDFオプションの利用方法

1. 印刷ダイアログを開く

問題が発生しているページで「Ctrl + P」を押して印刷ダイアログを開きます。

2. プリンターの選択

「プリンター」のドロップダウンメニューから「Microsoft Print to PDF」を選択します。

3. 印刷の設定

必要に応じて印刷設定を調整します。ページ範囲やレイアウトなどを設定できます。

4. PDFとして保存

「印刷」ボタンをクリックすると、保存先を選ぶダイアログが表示されます。保存先を選び、ファイル名を指定して「保存」ボタンをクリックします。これで、PDFファイルが正常に保存されます。

注意点

この回避策は一時的なものであり、根本的な解決にはMicrosoft Edgeのバグ修正が必要です。しかし、当面の間はこの方法を使うことで、PDFファイルを正常に保存することが可能です。

他の考えられる対策

問題解決のために試すことができる他の対策についてもいくつか紹介します。

ブラウザのキャッシュとデータのクリア

ブラウザのキャッシュやデータが問題を引き起こしている可能性があります。以下の手順でキャッシュをクリアします:

1. 設定メニューを開く

Edgeの右上にある「…」メニューをクリックし、「設定」を選択します。

2. プライバシー、検索、サービスを選択

左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選びます。

3. 閲覧データのクリア

「閲覧データをクリアする」の「今すぐクリア」ボタンをクリックし、キャッシュ、Cookie、その他のサイトデータを選択して「クリア」します。

他のPDF保存ツールの使用

一時的な解決策として、他のPDF保存ツールやブラウザの拡張機能を使用することも考えられます。

1. サードパーティのPDF保存ツール

Adobe Acrobatや他の信頼性のあるPDF作成ツールを使用して、ウェブページをPDFとして保存することができます。

2. ブラウザの拡張機能

Chrome Web Storeなどで提供されているPDF保存のための拡張機能をインストールして利用することも一つの方法です。

Edgeの再インストール

問題が解決しない場合、Microsoft Edgeの再インストールを試みることも一つの手段です。これにより、問題が解消される可能性があります。

1. Edgeのアンインストール

「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」からMicrosoft Edgeをアンインストールします。

2. Edgeの再インストール

Microsoft公式サイトから最新バージョンのEdgeをダウンロードし、再インストールします。

まとめ

Microsoft Edgeバージョン120.0.2210.61におけるPDF保存の不具合は、現時点で既知のバグであり、多くのユーザーが同様の問題を報告しています。この問題の解決には、以下の対応策が有効です:

  1. バグをMicrosoftに報告し、修正を促す。
  2. 一時的な回避策として「Microsoft Print to PDF」オプションを使用する。
  3. ブラウザのキャッシュとデータをクリアする。
  4. 他のPDF保存ツールやブラウザ拡張機能を利用する。
  5. Edgeを再インストールする。

これらの対策を試みることで、問題を一時的に回避または解決できる可能性があります。最終的には、Microsoftからの正式な修正を待つことが必要です。

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