MacBook Air M4 vs M3徹底比較|性能・価格・機能を総合解説

Appleの人気ノートブック「MacBook Air」は、持ち運びのしやすさと長いバッテリー駆動時間で多くの支持を集めています。その最新モデルとして、M4チップを搭載したMacBook Airが登場し、前世代のM3チップ搭載モデルと比べてどこまで進化したのか注目が集まっています。本記事では性能やバッテリーライフ、ディスプレイ、デザイン、価格、ポートの対応状況などを幅広く比較し、どちらのモデルを選ぶべきかを徹底解説します。

MacBook Air M4モデル vs M3モデル 徹底比較

Appleが新たにリリースしたMacBook Air M4モデルは、従来のM3モデルから何が変わったのでしょうか。まずは基本的な性能面から確認してみましょう。

新世代M4チップではGPUやNeural Engine機能が大幅に進化し、重い処理やAI関連タスクを効率よくこなせるようになっています。

性能

M4チップはどれだけ高速化?

最新のM4チップは、前世代のM3チップからCPU・GPUともに強化され、TSMCの第2世代3nmプロセス(N3E)を採用しています。トランジスタ数は25億から280億へと約12%増え、CPUコア構成もM3の8コア(高性能4 + 高効率4)からM4では最大10コア(高性能4 + 高効率6)へ拡張されました。動作周波数も最大4.3GHzに向上しており、Geekbench 6のベンチマークスコアではシングル・マルチコアともにM3モデルを大きく上回っています。

ベンチマーク項目MacBook Air M3 (参考)MacBook Air M4向上率
CPUシングルコア (Geekbench 6)約3,088約3,864+約25%
CPUマルチコア (Geekbench 6)約11,711約15,288+約30%
GPU Metal (Geekbench 6)約47,466約57,603+約21%

CPUコア数の増強とクロックアップの効果で動画エンコードなどのマルチスレッド処理が大幅に向上し、GPUの進化によって最新ゲームや映像編集もより快適になりました。特にNeural Engine(機械学習アクセラレータ)の性能が毎秒18兆回から毎秒38兆回に倍増し、AI関連タスクに対する処理能力が飛躍的に上がっています。
ファンレス構造で静音性は引き続き高いものの、高負荷をかけ続けると従来どおりサーマルスロットリングが起こる可能性があります。ただし一般的な用途であればM3・M4どちらも十分高速で、処理が重い作業ほどM4チップ搭載モデルの恩恵を強く感じられるでしょう。

ファンレス設計のため、高負荷が連続する作業では発熱を抑えるためパフォーマンス制限がかかりやすい点は前モデルと変わらずです。

バッテリー持続時間

オールデイ駆動は健在

Appleシリコンの省電力性のおかげで、M3/M4いずれのMacBook Airも「一日中使える」バッテリー駆動時間を誇ります。ワイヤレスインターネット利用時は最大15時間、ビデオ再生時で最大18時間となっており、公称値はM3モデルと変わりません。実際の使用においても、Web閲覧や動画視聴、文章作成などの軽い作業なら丸一日コンセントなしで過ごせるスタミナがあります。

実際に外出時、スタバやカフェなどの電源が限られた場所で作業する機会が多い方にとっては、バッテリー駆動時間の差がほぼない点は安心材料ですね。どちらを選んでも十分に心強いパートナーになってくれます。

M4チップが負荷時の電力効率を高めている可能性はあるものの、Apple公式の公称バッテリー時間は据え置き。アイドルや軽負荷時には省電力に動作し、重い処理では必要な分だけ消費電力を増やすという設計になっています。充電方式もMagSafe 3による充電で共通し、急速充電対応(別売アダプタ使用)やThunderboltポートの活用方法も同じです。

ディスプレイ

輝度や色再現に違いはある?

M3モデルもM4モデルも「Liquid Retinaディスプレイ」を搭載し、13.6インチ(2560×1664)または15.3インチ(2880×1864)のIPS液晶を採用しています。最大輝度は500ニト、P3広色域・10億色表示・True Toneなどに対応しており、仕様上の違いはほぼありません。リフレッシュレートは60Hzで、MacBook Proに搭載される120HzのProMotionやミニLEDによるXDRディスプレイは非搭載です。
M4チップ側のディスプレイエンジン強化はiPad Proや将来のOLED制御を想定したものであり、MacBook Airのパネル自体は変わらず。従ってM3からM4に変えても画質や明るさ、色域の大きな差はありません。美しく高精細な表示を楽しめる点は、どちらのモデルでも同様といえます。

デザイン・サイズ・重量

本体の変化は?

MacBook Airのデザインは、M2世代(2022年)に大幅リニューアルされて以降、M3・M4ともに基本設計を継承しています。13インチモデルは厚さ約1.13cm、重量約1.24kg、15インチモデルは約1.51kgという携帯性に優れた筐体です。カラーラインナップに関しては、M4モデルで新色「Sky Blue」が追加され、同時に「Space Gray」がラインナップから外れました。
キーボードやトラックパッドのレイアウト、ポート配置もほぼ同一で、MagSafe 3ポートとThunderboltポート2基、3.5mmヘッドフォンジャックが搭載される点も変わりません。外観ではカメラ性能が上がっているものの見た目は同じで、使い勝手や操作感はM3/M4いずれもほぼ変化がないと言えるでしょう。

新色Sky Blueを選べるのはM4モデルの特権。シンプルなカラーバリエーションに爽やかなブルーが加わったことで、個性を出したい方にとっては魅力的です。

価格とコストパフォーマンス

値下げでM4モデルがお得?

意外な点として、M4モデルは発売時に価格が引き下げられました。米国では13インチのエントリーモデルが999ドルから、15インチが1,199ドルからとなり、前世代M3発売時より各100ドル値下げ。しかも標準でRAMが16GB搭載に増量されており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
一方、M3モデルはApple公式では販売終了となっていても中古市場や在庫処分品で安く手に入る可能性があります。予算重視で、しかも自分の用途がライトであれば、値引きされたM3モデルを選ぶ価値はあるでしょう。とはいえほぼ同じ価格帯で選べるなら、性能面でも将来性でもM4モデルが優位です。外部ディスプレイ2台出力などの新機能を考慮すると、今から新品で購入するならM4モデルが無難でしょう。

購入タイミングによってはM3が在庫限りの高価格になる場合もあるため、その場合はコスパが一気に悪くなり、M4を選んだほうが得策です。

互換性・ポート

ついにデュアルディスプレイ対応に

M4モデルではThunderboltポートの規格がThunderbolt 4に進化し、外部ディスプレイを2台同時出力できるようになった点が注目ポイントです。M1/M2/M3世代では1台までしか外部ディスプレイを接続できなかったため、複数モニター運用したい場合はMacBook Proを選ぶ必要がありました。
デザイン上はThunderboltポート2基やMagSafe 3ポートなどは共通で、ポート数自体が増えたわけではありません。しかしM4モデルは拡張の柔軟性が上がり、ビジネスでの2画面+本体画面のトリプルディスプレイも実現可能になります。

デュアル外部出力に対応したことで、「Airを使いたいけれど複数モニター環境が絶対必要」というユーザーにとっては大きな魅力ですよね。

その他の周辺機器接続やアクセサリの利用状況はM3・M4どちらでもほぼ同じです。USB-Cハブやドックを併用すればSDカードやHDMI出力、LANポートなども拡張できます。Wi-FiやBluetoothのバージョンも同等で、macOSのアップデートサポート期間も数年単位で見込まれるため、互換性面での不安はありません。

その他の特徴

キーボードやカメラの改良点は?

– キーボード・入力デバイス
Magic Keyboard(シザー式)のしっかりした打鍵感と大判のForce Touchトラックパッドはどちらのモデルでも共通で、配列やバックライト付きファンクションキーも同じです。指紋認証のTouch IDやジェスチャー操作もスムーズに使えます。

– カメラ・マイク
M3モデルは1080pカメラ、M4モデルは1200万画素の超広角カメラでCenter Stageに対応した点が大きな差です。Center Stageによって被写体(ユーザー)の位置を自動でトラッキングし、オンライン会議やビデオ通話でより便利になりました。マイクは3基のアレイマイクでどちらもビームフォーミングに対応し、ノイズリダクション効果があります。

– スピーカー音質
13インチモデルはステレオ2スピーカー+ウーファー、15インチモデルは6スピーカーシステムという構成で、どちらも空間オーディオやDolby Atmos再生をサポート。筐体サイズが同じなので、音質差はM3・M4間でほぼありません。

– 冷却機構
ファンレス設計で動作音が静かです。高負荷時の熱はアルミボディ全体で放熱し、長時間続くとパフォーマンスが制限される点は前述の通りです。通常使用で熱が気になることは少なく、持ち運び用途に最適化されています。

結論 – 総合評価とおすすめポイント

どちらのMacBook Airを選ぶべきか

MacBook Air M4モデルは、前世代と比べてCPU・GPU性能が20~30%ほど高まり、Neural Engine性能も大幅に向上。デュアルディスプレイ出力や高性能カメラなどの新要素が加わりながら価格は引き下げられ、メモリも16GB標準搭載になったため非常にコストパフォーマンスに優れています。初めてMacを買う人や、Intel MacやM1世代などからの買い替えを検討している人には特におすすめです。

長期間使えるスペックを求めるなら、M4モデルが圧倒的に有利。デュアルディスプレイ対応やAI性能の強化は今後さらに需要が高まる可能性があります。

一方、M3モデルも日常利用やビジネス用途には十分すぎるパワーを持ち、デザインやディスプレイ品質はM4とほぼ同等。家電量販店の在庫処分や中古市場で安価に入手できるなら、コスト重視派にとっては選択肢になり得ます。ただし外部モニター1台制限とカメラ性能の差をどう見るかは大きな分かれ目。最新の複数モニター環境やオンライン会議を快適にしたいなら、M4モデルを選んでおくと安心です。

もしM3モデルが中古でもあまり値段が下がっていない場合は、M4モデルを選んだ方がコスパ的に後悔が少ないでしょう。

まとめ

MacBook Airは、軽量なファンレス筐体でオールデイ駆動と高いパフォーマンスを両立する稀有な存在です。M4チップ搭載モデルではさらに性能・機能がアップしながら価格が下がるという、ユーザーにとって理想的な進化となりました。予算に余裕がある方は迷わずM4モデルがイチ押しですが、割安価格で入手できるならM3モデルでも十分実用的です。いずれのモデルを選んでも、MacBook Airならではの洗練された体験があなたの作業効率を大きくサポートしてくれるでしょう。

コメント

コメントする