OneDriveで特定年の写真をまとめてダウンロードする完全ガイド

はじめまして。写真を整理するとき、特定の年に撮影した思い出だけをまとめて扱いたいと考えることはありませんか。けれどOneDriveのWeb版で写真を選び、まとめてダウンロードしようとすると、意外とスムーズにいかず戸惑うケースもあります。そこで今回は、自分自身の経験談も交えながら、ブラウザとOneDriveを使って年別の写真を手軽にダウンロードするための方法をお話ししていきます。大切な写真をすっきり整理して、素敵なアルバムを作ってみましょう。

OneDriveで写真を年別にまとめて管理するメリット

OneDriveは世界中で多くの人が愛用しているクラウドストレージサービスですが、意外と「写真の整理がやりづらい」という声を耳にすることがあります。特に特定の年に撮影した写真だけをまとめて選択し、ダウンロードしておきたいという場面では、慣れていないと一枚ずつクリックしなければならず不便に感じるかもしれません。

ここでは、まずは年別管理のメリットや背景を押さえながら、「そもそもOneDriveはどのような仕組みなのか」「なぜ年ごとにまとめると良いのか」を考えてみましょう。

実体験から感じた「年別整理」の必要性

私自身は旅行が趣味で、1年の間に何度も写真を撮ります。旅行先の思い出からちょっとした日常のスナップまで、とにかく気づけばものすごい数の写真が溜まっていました。その中から年末に「今年のハイライト写真」をまとめようとしたとき、どこに何が保存されているのか分からなくなり、ひとつずつ探すのに苦労したんです。

このときに「最初から年別にまとめておけば良かった…」と痛感しました。それからは旅行に行くたびに写真をアップロードする段階で年別フォルダを作って整理するようにしています。

年別管理の大きなメリット

年単位で写真を分けておくことで、例えば「2023年に行った海外旅行の写真」や「2022年の家族行事の写真」というようにすぐに取り出せるようになります。また、そうした整理ができればアルバムを作るときも効率アップ。家族や友人への共有がスムーズになります。

一度ちゃんと年別にまとめてしまえば、必要な時に写真を探す手間が大幅に省けるところが魅力です。

OneDriveで年別にまとめる基本的な3つのアプローチ

OneDriveで年別の写真をまとめる方法はいくつか考えられますが、大きく分けて以下の3つが代表的といえます。

1. My Files(マイファイル)画面でShiftキーを使った一括選択

OneDriveのインターフェースと「My Files」画面

OneDriveには「Photos(写真)」と「My Files(マイファイル)」という2つの主要な画面があります。写真を探すときにPhotos画面を使うのは自然な流れに感じるかもしれませんが、実はPhotos画面では細かいソート(並び替え)や年別フィルタが十分に提供されていないケースがあります。

一方、「My Files」画面では自分でフォルダ構成を作り、ソート機能もフルに活用できます。そのため、フォルダ内の写真を日付順に並び替え、一気に選択することも可能になります。

Shiftキーを使った一括選択のコツ

最初の写真を通常クリックで選択した後、Shiftキーを押しながら最後の写真をクリックする方法は、Windowsユーザーに馴染みのある操作かもしれません。ただ、ブラウザ環境によってはShiftキーを押しっぱなしだとスクロールがうまくいかないなどのトラブルに遭遇することもあります。

そんなときは、次のような手順を試してみてください。

1. 最初のファイルを通常クリックで選択する
2. 一度Shiftキーを離してから目的の写真がある位置までスクロールする
3. 改めてShiftキーを押しながら最後の写真をクリックする

これで一気に範囲選択されるので、ダウンロードや移動といった操作がまとめてできるようになります。

私も初めて試したときは「Shiftキーを押しっぱなしのままスクロールできなくて焦った」経験があります。焦らず、Shiftキーを一旦離すのがポイントです。

2. 検索バーを活用してメタデータやファイル名から絞り込む

検索キーワードに年を入れるアイデア

OneDriveの検索バーで「2023」「2022」などの年を入力すると、ファイル名やメタデータにその文字列が含まれる写真が一気に抽出されます。カメラやスマホの設定によっては、写真ファイル名に撮影年月日が含まれている場合があります。たとえば「20230101_〇〇.jpg」などです。

もしファイル名やメタデータに年がある程度反映されているなら、この検索機能は非常に便利です。検索結果一覧が出たら、同じようにShiftキーを使ってまとめて選択し、ダウンロードや整理を進められます。

私の場合はスマホアプリの設定で「YYYYMMDD_連番」という形式に自動リネームしているので、検索バーに「2023」と打つだけでヒットします。手間が減って助かります。

正確な日付による検索はできる?

OneDriveでは日付に関するメタデータ検索が機能する場合もありますが、環境やアップロード経路(スマホアプリか、PC経由か)によって期待通りに動かないことがあります。もしうまく年による検索が絞れない場合、ファイル名を適宜変更しておくのもひとつの手です。

ただし、写真が大量にあるとまとめてファイル名を変更する作業自体が大変です。最初から自動リネーム設定をしておくと良いでしょう。

3. PCへの同期を活用し、エクスプローラーで整理する

OneDriveクライアントアプリの導入メリット

OneDriveのクライアントアプリ(デスクトップ版)をPCにインストールすると、クラウド上のフォルダをエクスプローラー(Windows)やFinder(Mac)で直接扱えるようになります。クラウドと自動的に同期されるので、あたかもローカルのフォルダを操作しているかのように写真を選択・ドラッグ&ドロップで移動できるのが魅力です。

エクスプローラーなら日付やファイルサイズでのフィルタリング機能が充実しているので、複雑な検索条件で写真を抽出しやすい点がメリットです。

大量データのダウンロードやアルバム化に便利

ウェブブラウザ版だと、大量のファイルを一気に選択してダウンロードしようとすると時間がかかったり、途中でエラーになってしまうことも。PCに同期しておけば、必要なデータが自動的に手元へ落ちてくるため、ローカルでじっくり整理できます。その後にまとめてクラウドに反映させればよいので、大きな写真コレクションを扱う方にはおすすめです。

私も旅行写真を一括でエクスプローラー上にダウンロードし、年別のフォルダを作って整理しています。やはりPC上の操作のほうが慣れているせいか断然スムーズでした。

表で比較する「Web版とPC同期のメリット・デメリット」

以下に、Web版の操作とPC同期を使った操作のメリット・デメリットをまとめた簡単な表を載せておきます。自分の使い方に合う方法を選ぶ参考にしてみてください。

方法 メリット デメリット
Web版で直接操作 アプリインストール不要
外出先でもブラウザがあれば利用可能
多量のファイル操作時に重い
Shiftキーでの範囲選択が環境によって不安定
PCに同期して操作 エクスプローラーなどの豊富な機能を使える
大量データでも安定して管理しやすい
同期に時間やPC容量が必要
クライアントアプリのインストールが必要

よくあるトラブルと解決策

写真をまとめて選択・ダウンロードするときによく聞かれるつまずきポイントと、その対処法をいくつか挙げてみます。

Shiftキーがうまく作動しない

ブラウザによる差異

ChromeやEdge、Firefoxなどのブラウザでは基本的な挙動は同じのはずですが、実際には拡張機能や設定によってShiftキーを含むキーボードイベントがブロックされるケースがあります。もし一括選択が効かない場合、プライベートモードや別のブラウザで試してみると改善することがあります。

ブラウザのバージョンが古かったり、セキュリティ対策ソフトが干渉しているケースもあるのでアップデート状況を確認しましょう。

Photos画面での操作の誤解

Photos画面にはサムネイルがずらっと並んでいるので直感的に思えますが、実はソート設定やフィルタ機能が十分ではないことがあります。「右クリック→ソート」としても期待通りに年別にまとまらない場合は、「My Files」を利用したほうが賢明です。

ダウンロードが途中で失敗する

一度に大量の写真を圧縮ダウンロードしようとすると、ブラウザが落ちたり、エラーになってダウンロードが中断されることがあります。そんなときは「年ごとに分割してダウンロードする」「まずPCに同期してローカルで圧縮する」など、負荷を分散させる工夫が必要です。

私も1回に数百枚単位でダウンロードしたら、途中でエラーが出てかなり凹みました。結局50枚~100枚ぐらいの単位で分割ダウンロードすることで解決しました。

「年別アルバム化」もスムーズに行うためのポイント

ここまでダウンロードに焦点を当ててきましたが、OneDriveにはアルバム機能もあります。Web版のPhotos画面でアルバムを作成していくことは可能ですが、年単位で大量の写真を一気に追加するのはやや手間がかかる傾向です。そこでダウンロードの段階でフォルダを年別にきちんと分けておき、その後にアルバムとして再アップするという流れも一案です。

アルバム機能とフォルダ管理の使い分け

アルバムは共有に便利で、SNS感覚で写真をまとめられるのが特徴です。一方、実際のクラウド上のディレクトリ構成はアルバムと関係なく管理されるため、年別にフォルダを作っておいた方が探しやすくなるというメリットがあります。

スマホアプリからの自動アップロード設定

スマートフォンのOneDriveアプリでは、写真を自動的にバックアップする機能があります。設定しておくと撮影するたびにクラウドに保存されるので便利ですが、撮影日やファイル名が混在してしまうこともしばしば。定期的にまとめて整理し、年別フォルダに移動しておくことで後からの検索が圧倒的に楽になります。

スマホで撮った写真は撮影日時のデータが正確に入ることが多いので、ファイル名にそれが反映されていれば検索機能を活かして素早く年別抽出できます。

OneDriveの年別写真ダウンロードをもっと簡単にする工夫

実際に操作してみると分かるように、完全に年単位で自動でフィルタリングしてくれる仕組みがOneDriveに備わっているわけではありません。そこを少し工夫することで、実用的なレベルまで整理とダウンロードの効率を高めることが可能です。

フォルダや写真の命名規則を決める

たとえば「2023_旅行_ハワイ」や「2022_家族写真_お正月」など、整理しやすいフォルダ名を付けておくと探しやすくなります。写真ファイルそのものも「2023-01-15_海辺」といった形にしておけば、検索バーで一発ヒットします。

例: [年]-[月]-[日]_[タイトル].jpg
2023-01-15_hawaii.jpg

不要な写真の削除や整理を習慣化

こまめに不要な写真を削除しておけば、目的の写真を見つけやすくなるだけでなく、クラウドのストレージ容量も節約できます。年末やイベントの後など、タイミングを決めて定期的に整理すると負担も少なくて済みます。

間違って削除した場合の復元方法

OneDriveには削除したファイルが一時的に保管される「ごみ箱」があります。そこから復元が可能なので、勢いで誤って削除しても慌てずにごみ箱を確認してみましょう。ただし、一定期間が過ぎると完全削除される点には注意が必要です。

まとめ

OneDriveのWeb版では年ごとに写真を自動的に振り分ける強力なフィルタ機能が備わっていないこともあり、「特定の年だけをまとめて選択・ダウンロードする」という作業が少々分かりにくい面があります。しかし、工夫次第でスムーズに整理することが可能です。

1. My Files画面で日付順にソートしてShiftキーで範囲選択する
2. ファイル名に年が含まれているなら検索バーで一発抽出する
3. PCに同期してエクスプローラーやFinderを活用して管理する

これらの方法を組み合わせれば、大量の写真も年単位できれいにまとめられます。ぜひ自分のスタイルに合った方法を見つけて、大切な思い出をしっかり整理・ダウンロードしてみてください。後々振り返るときに、「あの年はこんなことをしていたんだなあ」と懐かしくなる瞬間が増えるはずです。

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