Windowsの環境でディスクやパーティションを効率的に管理する方法として、diskpart
コマンドがあります。この記事では、diskpart
コマンドとその豊富なオプションについて詳しく解説します。特に初心者がこのコマンドを利用する際のポイントや注意点も含めて、具体例を挙げてわかりやすく説明します。
目次
基本的な使い方と概要
diskpart
コマンドはWindowsのコマンドプロンプトで使用します。基本的な使い方は以下の通りです。
1 |
diskpart |
このコマンドを実行すると、新しいコマンドラインインターフェースが開き、DISKPART>
プロンプトが表示されます。
主要なサブコマンドとその解説
list
ディスクやパーティション、ボリュームなどのリストを表示します。
1 2 3 |
list disk list volume list partition |
select
操作対象となるディスクやパーティションを選択します。
1 2 |
select disk 0 select partition 1 |
clean
ディスクの全てのパーティションとデータを削除します。
1 |
clean |
create
新しいパーティションやボリュームを作成します。
1 2 |
create partition primary create volume simple |
delete
選択されたディスク、パーティション、ボリュームを削除します。
1 2 |
delete disk delete partition |
format
選択されたパーティションをフォーマットします。
1 |
format fs=ntfs |
extend
選択されたボリュームやパーティションを拡張します。
1 |
extend size=1024 |
具体的な使用例
状況1: 新しいディスクを初期化する
diskpart
を開くlist disk
でディスク一覧を表示select disk x
で操作するディスクを選択clean
でディスクを初期化
状況2: 新しいパーティションを作成する
diskpart
を開くselect disk x
で操作するディスクを選択create partition primary
で主要なパーティションを作成
状況3: パーティションをフォーマットする
diskpart
を開くselect partition x
で操作するパーティションを選択format fs=ntfs
でNTFS形式でフォーマット
まとめ
diskpart
コマンドは非常に強力で多機能なディスク管理のツールです。ただし、間違った操作をするとデータを失う可能性もありますので、使用前に必ずデータのバックアップを取るようにしましょう。この記事を参考に、安全にdiskpart
コマンドを使いこなしてください。
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