Windows環境でネットワークリソースに接続したり、接続を切断したりする際に非常に便利なコマンドが「net use」です。この記事では、net use
コマンドの各オプションと使用例を詳しく解説します。
目次
基本的な使い方と概要
net use
コマンドはWindowsのコマンドプロンプトやPowerShellで使用できます。このコマンドによって、ネットワークドライブのマッピングやプリンタへの接続が可能になります。
基本構文は以下のとおりです。
net use [デバイス名] [\\コンピュータ名\共有名]
主要なオプションとその解説
/delete
このオプションを使うと、ネットワークリソースの接続を削除できます。
net use Z: /delete
/persistent:{yes | no}
このオプションで接続の永続性を制御できます。yes
を指定すると再起動後も接続が維持されます。
net use Z: \\Server\Share /persistent:yes
/user:[ドメイン\]ユーザー名
特定のユーザー名で接続します。
net use Z: \\Server\Share /user:username
/savecred
ログイン情報を保存します。
net use Z: \\Server\Share /savecred
/smartcard
スマートカードを使用して認証します。
net use Z: \\Server\Share /smartcard
具体的な使用例
状況1: ネットワークドライブに接続する
- コマンドプロンプトを開きます。
net use Z: \\Server\Share
を実行します。
状況2: 特定のユーザー名とパスワードで接続する
- コマンドプロンプトを開きます。
net use Z: \\Server\Share /user:username password
を実行します。
状況3: 接続を解除する
- コマンドプロンプトを開きます。
net use Z: /delete
を実行します。
まとめ
net use
コマンドは、Windowsでネットワークリソースに簡単に接続できる強力なツールです。オプションを理解してうまく活用することで、より効率的なネットワーク管理が可能になります。
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