以下のように直接IPアドレスをブラウザに入力してシステムを利用している場合があります。
https://192.168.3.4/ユーザーからすると見た目がカッコ悪いし、IPが変更になった場合はショートカットやリンク等を見直さなければならなくなります。
そこで
https://192.168.3.4/を
https://TMO.CMS.localのようにドメイン名に変更する方法を解説します。これなら、IPアドレスが変わってもユーザー側何もする必要がありません。
実施手順
実施方法は、DNSにCMS.localという新なゾーンを追加し、ホストとしてTMOを追加します。ゾーンというのは簡単に表現すると、www.google.comであればgoogle.comがゾーンになります。そしてwwwがホストになります。
DNSにゾーンを追加
DNSマネージャーを開き、前方参照ゾーンを右クリックして、「新しいゾーン」を選択します。
次へ
プライマリゾーンを指定して次へ
フォレストになっていれば、一番上を選択してください。フォレストになっていなければ真中を選択してください。
ゾーン名を入力してください。検証では、CMS.localと入力します。
一番上の推奨を選択しておきましょう。
完了です。
ホストの追加
ゾーンが追加できたら、次はホストを追加します。
作成したCMS.localを右クリックします。
「新しいホスト(AまたはAAA)」を選択します。
名前にホスト名のTMOを入力します。
TMOに紐づくIPアドレスを入力します。
追加されました。
nslookupの名前解決コマンドで確認
TMO.CMS.local を名前解決すると192.168.3.4が返ってきます。これで、https://192.168.3.4/ = https://TMO.CMS.local となりユーザーは後者でシステムにアクセスすることが可能となります。
まとめ
システムトラブルはDNSに絡んだものが多いように感じます。正確に理解をしていれば原因特定も容易ですが、DNSが苦手な人だと原因特定が困難になります。理解することをお勧めします。
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