PowerShellの[Get-Process]コマンドでシステムプロセスを徹底管理!5つの具体的な利用例

PowerShellのGet-Processコマンドは、Windows環境で動作するプロセスに関する情報を取得するための強力なツールです。この記事では、Get-Processコマンドの基本的な使い方から、5つの具体的な利用例までを解説します。

目次

Get-Processとは?

Get-Processコマンドは、Windowsのオペレーティングシステムで動作するプロセス(アプリケーションやシステムサービスなど)の情報を取得します。このコマンドは非常に多機能であり、単純なプロセスの一覧表示から、特定のプロセスのCPU使用率やメモリ使用量まで、多くの情報を提供します。

基本的な使い方

基本的なコマンドの形式は以下のとおりです。

Get-Process

この単純なコマンドだけで、システムで動作している全てのプロセスの一覧が表示されます。

具体的な利用例

1. 特定のプロセスの情報を取得する

コード

Get-Process -Name notepad

説明

-Nameパラメータを使用して、特定のプロセス(この例ではnotepad)の情報を取得します。

利用シーン

特定のアプリケーション(この例ではメモ帳)がどれだけのリソースを消費しているのか確認したい場合に使用します。

2. 全てのプロセスのCPU使用率を確認する

コード

Get-Process | Select-Object ProcessName,CPU

説明

Select-Objectを使用して、各プロセスの名前(ProcessName)とCPU使用量(CPU)を表示します。

利用シーン

システムのパフォーマンスが遅いと感じたとき、どのプロセスがCPUリソースを多く消費しているのかを調査します。

3. 特定のメモリ使用量以上のプロセスを一覧表示する

コード

Get-Process | Where-Object {$_.WS -gt 50MB}

説明

Where-Objectを使用して、50MB以上のメモリを使用しているプロセスを一覧表示します。

利用シーン

メモリ使用量が高いと感じた場合、どのプロセスが多くのメモリを消費しているかを特定します。

4. 特定のプロセスの詳細情報を取得する

コード

Get-Process -Name explorer | Format-List *

説明

Format-Listを使用して、特定のプロセス(この例ではexplorer)の詳細な情報を一覧表示します。

利用シーン

エクスプローラーが異常に遅い、もしくはフリーズしている場合に、詳細な診断情報を取得するために使用します。

5. プロセスを名前でソートして表示する

コード

Get-Process | Sort-Object ProcessName

説明

Sort-Objectを使用して、プロセスを名前(ProcessName)でアルファベット順にソートします。

利用シーン

多数のプロセスが動作している環境で、特定のプロセスを簡単に探すために使用します。

まとめ

Get-Processコマンドは、システムで動作しているプロセスの詳細情報を取得するための非常に有用なツールです。この記事で紹介した具体的な利用例を通じて、更に深い理解と実用的なスキルを磨いてください。

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