PowerShellを使って特定の拡張子を持つファイルを一括で削除する方法

特定の拡張子(例:.txt.jpg)を持つファイルがたくさんあり、それを一括で削除したいと思ったことはありませんか?この記事では、WindowsのPowerShellを使用して、特定の拡張子を持つファイルを一括で削除する手順について、初心者にも分かるように詳しく説明します。

目次

PowerShellとは

PowerShellは、Microsoftが開発したスクリプト言語およびコマンドラインインターフェースです。Windowsの操作を自動化するための多くの機能と、高度なスクリプティング環境が備わっています。

なぜPowerShellを使うのか

  • コマンドラインよりも高度な操作が可能
  • タスクの自動化に優れている
  • Windows環境に最適化されている

基本的な手順

特定の拡張子を持つファイルを一括で削除する基本的な手順は以下の通りです。

  1. PowerShellを開く
  2. 対象のディレクトリに移動する
  3. 削除コマンドを実行する

PowerShellを開く

Windowsキーを押して「PowerShell」と入力、出てきた結果から「Windows PowerShell」を選択します。

対象のディレクトリに移動する

cdコマンドで対象のディレクトリに移動します。例えば、C:\Documentsに移動する場合は以下のように入力します。

cd C:\Documents

削除コマンドを実行する

特定の拡張子を持つファイルを削除するには、Remove-Itemコマンドを使用します。

# .txt ファイルを一括で削除する
Get-ChildItem *.txt | Remove-Item

コード解説

`Get-ChildItem` コマンド

このコマンドは、指定したパターンに一致するアイテム(ファイルやフォルダー)を取得します。

`Remove-Item` コマンド

このコマンドは、指定したアイテムを削除します。

補足事項

この操作は取り消せないため、確認を行ってから削除を行ってください。

テストモード

-WhatIfオプションを使うと、実際には何も削除されずに何が削除されるかを確認できます。

Get-ChildItem *.txt | Remove-Item -WhatIf

応用例

複数の拡張子を一括削除

# .txt と .jpg ファイルを一括で削除する
Get-ChildItem *.txt,*.jpg | Remove-Item

サブフォルダも対象にする

Get-ChildItem *.txt -Recurse | Remove-Item

まとめ

PowerShellは、特定の拡張子を持つファイルを効率よく一括削除するための強力なツールです。しかし、この操作は取り消し不能であるため、慎重に行ってください。

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