PowerShellで特定のディレクトリのサイズを取得する方法:初心者向けガイド

ディスクスペースは、コンピュータにおける貴重なリソースの一つです。特に、大量のファイルやデータを管理する場合、どれくらいのスペースが各ディレクトリで使われているかを知ることは重要です。本記事では、PowerShellを使用して特定のディレクトリのサイズを簡単に取得する方法について詳しく説明します。

目次

PowerShellとは

PowerShellは、Microsoftが開発したスクリプト言語およびシェルです。コマンドプロンプトよりも高機能であり、様々なタスクを自動化できます。

PowerShellの特長

  • オブジェクト指向:テキストではなくオブジェクトとしてデータを扱う
  • シェルとスクリプト言語の二つの側面を持つ
  • .NET Frameworkに基づいているため、豊富な機能が利用可能

ディレクトリのサイズを取得する基本的なスクリプト

以下に、特定のディレクトリのサイズを取得するための基本的なPowerShellスクリプトの例を示します。

コードの説明

  1. $directoryPathに調べたいディレクトリのパスを指定します。
  2. Get-ChildItemで指定されたディレクトリ内の全てのファイルとサブディレクトリを取得します。
  3. Measure-Object -Property Length -Sumで、取得した各ファイルのサイズ(Lengthプロパティ)を合計します。
  4. 合計されたサイズをMBで表示します。

補足:なぜMBで表示するのか

ファイルサイズはバイト単位で取得されますが、MB(メガバイト)で表示することで、より直感的にサイズを理解できます。もちろん、GB(ギガバイト)やKB(キロバイト)で表示することも可能です。

応用例:特定のファイル形式のサイズだけを計算する

特定のファイル形式(例:.txt)のサイズだけを知りたい場合もあります。そのようなケースでのスクリプトは以下の通りです。

コードの説明

基本的なスクリプトとほとんど同じですが、Get-ChildItem-Filterオプションを追加して、特定の拡張子のファイルだけを取得します。

まとめ

PowerShellを使うと、特定のディレクトリのサイズを簡単に計算することができます。基本的なコマンドから応用例まで、初心者でも手軽に試せる内容を提供しました。この知識が、ディスクスペースの管理に役立てば幸いです。

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