PowerShellを使ってインストール済みのWindowsアップデートを一覧表示する方法

この記事では、PowerShellを用いてインストール済みのWindowsアップデートを一覧表示する方法について、初心者にも分かりやすく説明します。PowerShellの基本操作から、具体的なコードの実行、さらには応用例まで、詳しく探っていきます。

目次

PowerShellとは

PowerShellは、Windows環境でスクリプトやコマンドライン操作を実行するためのシェルです。GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ではなく、テキストベースで操作を行います。これによって、複雑な処理や一括操作が効率よく行えます。

PowerShellのインストールと起動

Windows 10以降では、PowerShellは基本的にプリインストールされています。スタートメニューから「Windows PowerShell」を検索して起動できます。Windows 7や8を使用している場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールが必要です。

インストール済みのWindowsアップデートを一覧表示する方法

以下に、インストール済みのWindowsアップデートを一覧表示するためのPowerShellコマンドを示します。コマンドの各部分に日本語のコメントを付けていますので、初心者の方も安心してご利用いただけます。

# Get-HotFixを使用してインストール済みのWindowsアップデートを取得する
# 出力はオブジェクト形式で表示される

Get-HotFix | Select-Object -Property Description, InstalledOn | Format-Table -AutoSize

コードの解説

– `Get-HotFix`: インストール済みのWindowsアップデート情報を取得します。
– `Select-Object -Property Description, InstalledOn`: 出力される情報を「Description」と「InstalledOn」に限定します。
– `Format-Table -AutoSize`: 出力をテーブル形式にして、自動でサイズ調整します。

実行手順

1. PowerShellを管理者権限で起動します。
2. 上記のコードをコピーアンドペーストして実行します。

応用例:特定の日付範囲のアップデートだけを表示

次に、特定の日付範囲内でインストールされたWindowsアップデートだけを一覧表示する方法を紹介します。

# 2023年1月1日から2023年9月8日までにインストールされたアップデートを一覧表示
Get-HotFix | Where-Object {$_.InstalledOn -ge '2023-01-01' -and $_.InstalledOn -le '2023-09-08'} | Format-Table -AutoSize

コードの解説

– `Where-Object {$_.InstalledOn -ge ‘2023-01-01’ -and $_.InstalledOn -le ‘2023-09-08’}`: `InstalledOn`の日付が2023年1月1日から2023年9月8日までのものだけをフィルタリングします。

まとめ

PowerShellを使えば、インストール済みのWindowsアップデートを簡単に一覧表示できます。基本的な一覧表示から、特定の日付範囲のアップデートをフィルタリングする応用例まで、多くの情報を効率よく取得することが可能です。この知識を活かして、Windowsの管理をより一層スムーズに行いましょう。

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