SQLにおけるLEFT JOINとRIGHT JOINの違いと使用例

この記事では、SQL(Structured Query Language)における「LEFT JOIN」と「RIGHT JOIN」の違いについて詳しく解説します。具体的なデータテーブルとコード例を用いて、それぞれのJOIN操作がどのように動作するのかを明らかにします。

目次

はじめに

SQLにおいて、複数のテーブルから情報を取得する際には、JOIN操作が非常に重要です。特に、「LEFT JOIN」と「RIGHT JOIN」はよく使用される操作ですが、これらの違いを理解することが多くの場面で役立ちます。

基本的なテーブル構造

理解を深めるために、以下のような二つのテーブルを考えます。

IDName
1Alice
2Bob
3Charlie
テーブル1: Users
IDComment
2Good
3Average
4Excellent
テーブル2: Comments

LEFT JOINの動作

基本的なコード

LEFT JOINの基本的なコードは以下の通りです。

SELECT Users.ID, Users.Name, Comments.Comment
FROM Users
LEFT JOIN Comments ON Users.ID = Comments.ID;

結果の解説

このコードは、Usersテーブルを基準にして、Commentsテーブルのデータを結合します。結果として以下のようなテーブルが得られます。

IDNameComment
1AliceNULL
2BobGood
3CharlieAverage
LEFT JOINの結果

RIGHT JOINの動作

基本的なコード

RIGHT JOINの基本的なコードは以下の通りです。

SELECT Users.ID, Users.Name, Comments.Comment
FROM Users
RIGHT JOIN Comments ON Users.ID = Comments.ID;

結果の解説

このコードは、Commentsテーブルを基準にして、Usersテーブルのデータを結合します。結果として以下のようなテーブルが得られます。

IDNameComment
2BobGood
3CharlieAverage
4NULLExcellent
RIGHT JOINの結果

まとめ

LEFT JOINとRIGHT JOINは、それぞれ異なるテーブルを基準にデータを結合します。LEFT JOINは左側のテーブルを、RIGHT JOINは右側のテーブルを基準にします。適切なJOIN操作を選ぶことで、効率的なデータベース操作が可能です。

コメント

コメントする

目次