SQLにおいてデータを効率的に抽出したい場面は多々あります。特に、ある範囲に含まれるデータを選択するといったケースは一般的です。本記事では、SQLの`MAX`と`MIN`関数を組み合わせて、特定のレコードの範囲を指定するクエリの作成方法について解説します。
目次
基本的なMAXとMINの使い方
SQLにおいて、`MAX`関数と`MIN`関数は、それぞれ列の中で最大値と最小値を取得するための関数です。基本的な使い方は以下の通りです。
MAX関数
`MAX`関数は、指定した列の中で最大値を取得します。
SELECT MAX(列名) FROM テーブル名;
MIN関数
`MIN`関数は、指定した列の中で最小値を取得します。
SELECT MIN(列名) FROM テーブル名;
MAXとMINを組み合わせたクエリ
`MAX`と`MIN`を組み合わせることで、ある範囲内のレコードを抽出することができます。以下に具体的な例を示します。
レコードの範囲を指定するクエリ例
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 >= (SELECT MIN(列名) FROM テーブル名) AND 列名 <= (SELECT MAX(列名) FROM テーブル名);
実際のデータでの適用例
ID | 名前 | 年齢 |
---|---|---|
1 | 田中 | 30 |
2 | 佐藤 | 40 |
3 | 鈴木 | 35 |
上記のテーブルに対して、年齢が最小値と最大値の範囲内にあるレコードを取得するクエリは以下の通りです。
SELECT * FROM テーブル名称1 WHERE 年齢 >= (SELECT MIN(年齢) FROM テーブル名称1) AND 年齢 <= (SELECT MAX(年齢) FROM テーブル名称1);
このクエリによって、年齢が30歳以上40歳以下のレコードが抽出されます。
まとめ
SQLの`MAX`と`MIN`関数を組み合わせることで、特定の範囲内のレコードを簡単に抽出することができます。これにより、分析やレポート作成など、多様なシナリオでのデータ処理が効率的に行えます。
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