この記事では、MySQLでのレプリケーションの設定手順について詳細に解説します。レプリケーションは、データベースの冗長性を高め、負荷分散やバックアップを効率的に行うための重要な手法です。具体的な設定手順や確認方法まで、幅広くカバーします。
目次
レプリケーションとは
レプリケーションとは、一つのMySQLデータベース(マスター)から、一つまたは複数のMySQLデータベース(スレーブ)にデータをコピーする仕組みです。
レプリケーションのメリット
- データの冗長性が高まる
- 負荷分散が可能
- バックアップが容易になる
レプリケーションのデメリット
- 設定が複雑
- スレーブのデータが遅延する可能性がある
前提条件
必要なソフトウェア
- MySQL Server
- SSHクライアント(例:PuTTY)
マスター設定
my.cnfの編集
マスターサーバーのMySQL設定ファイル(my.cnf)を編集します。
[mysqld]
server-id=1
log-bin
スレーブ設定
my.cnfの編集
スレーブサーバーのMySQL設定ファイル(my.cnf)も編集します。
[mysqld]
server-id=2
スレーブでのレプリケーション設定
マスターサーバーから得られた情報を用いて、スレーブでのレプリケーションを設定します。
CHANGE MASTER TO
MASTER_HOST='master_host',
MASTER_USER='replication_user',
MASTER_PASSWORD='password',
MASTER_LOG_FILE='binlog_file',
MASTER_LOG_POS=binlog_pos;
設定の確認
マスターの状態確認
SHOW MASTER STATUS;
スレーブの状態確認
SHOW SLAVE STATUS;
テーブルの例
MySQLでのレプリケーション設定で利用する主なコマンドとその説明を以下のテーブルでまとめます。
コマンド | 説明 |
---|---|
SHOW MASTER STATUS; | マスターの状態を表示 |
SHOW SLAVE STATUS; | スレーブの状態を表示 |
まとめ
MySQLでのレプリケーション設定は多少複雑ですが、冗長性やバックアップの効率化には非常に役立つ機能です。設定手順をしっかりと理解し、運用に役立てましょう。
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