SQL(Structured Query Language)は、データベース管理システム(DBMS)でデータを操作するための言語です。その中で頻繁に用いられるのが集約関数です。集約関数は複数の行を基にして一つの結果を返す関数で、平均(AVG)、合計(SUM)、個数(COUNT)などがあります。この記事では、これらの集約関数の使い方と実践的な例を、コードとともに詳しく解説します。
目次
集約関数とは
集約関数は、テーブルの複数の行から一つの値を算出するSQLの関数です。特定のカラムの平均値、合計値、レコード数などを計算する際に使用されます。
主な集約関数
- AVG:平均値を計算
- SUM:合計値を計算
- COUNT:レコード数を計算
AVG関数の使い方
AVG関数は、指定したカラムの平均値を求めるための関数です。
基本的な構文
SELECT AVG(column_name) FROM table_name;
実践的な例
以下のテーブル「scores」を考えます。
ID | Score |
---|---|
1 | 80 |
2 | 75 |
3 | 90 |
4 | 85 |
このテーブルで、Scoreの平均値を求めるSQLは以下のようになります。
-- Scoreの平均値を求める
SELECT AVG(Score) FROM scores;
SUM関数の使い方
SUM関数は、指定したカラムの合計値を求めるための関数です。
基本的な構文
SELECT SUM(column_name) FROM table_name;
実践的な例
先程の「scores」テーブルで、Scoreの合計値を求めるSQLは以下の通りです。
-- Scoreの合計値を求める
SELECT SUM(Score) FROM scores;
COUNT関数の使い方
COUNT関数は、テーブルのレコード数を求める関数です。
基本的な構文
SELECT COUNT(column_name) FROM table_name;
実践的な例
「scores」テーブルのレコード数を求めるSQLは以下です。
-- レコード数を求める
SELECT COUNT(*) FROM scores;
まとめ
SQLの集約関数は、データ分析やレポート作成において非常に便利なツールです。AVG、SUM、COUNT関数を理解し、実践的な使い方をマスターすることで、より効率的なデータ操作が可能になります。
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