この記事では、SQLでよく使用される`STDDEV`（標準偏差）と`VARIANCE`（分散）関数について、具体的な使用例とともに詳しく解説します。これらの関数はデータのバラつきや分布を計算する際に非常に役立ちます。
目次
STDDEVとは
`STDDEV`関数はSQLでデータの標準偏差を計算するための関数です。データが平均値からどれくらいばらついているかを測定するために使用されます。
基本的な使い方
基本的な`STDDEV`関数の使い方は以下の通りです。
SELECT STDDEV(column_name)
FROM table_name;
具体的な使用例
| 社員ID | 給与 |
|---|---|
| 1 | 250000 |
| 2 | 270000 |
| 3 | 260000 |
| 4 | 275000 |
このデータを用いて標準偏差を計算するSQL文は以下の通りです。
SELECT STDDEV(給与)
FROM 社員;
VARIANCEとは
`VARIANCE`関数は、SQLでデータの分散を計算するための関数です。この関数も、データが平均からどれくらいばらついているのかを表します。
基本的な使い方
基本的な`VARIANCE`関数の使い方は以下です。
SELECT VARIANCE(column_name)
FROM table_name;
具体的な使用例
| 社員ID | 売上 |
|---|---|
| 1 | 120 |
| 2 | 140 |
| 3 | 130 |
| 4 | 150 |
このデータを用いて分散を計算するSQL文は以下の通りです。
SELECT VARIANCE(売上)
FROM 社員;
まとめ
この記事では、SQLでの`STDDEV`と`VARIANCE`関数の使用方法について解説しました。これらの関数を使用することで、データのバラつきや分布についてより詳細な分析が可能です。特に、データ分析で平均値だけでは不十分な場合に、これらの関数が非常に役立つでしょう。
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