この記事では、SQL(特にPostgreSQLとMySQLを対象とした)でテーブルとインデックスのサイズを調べるクエリについて解説します。データベースの容量管理やパフォーマンスチューニングのためには、各テーブルやインデックスが占めるサイズを把握することが非常に重要です。
目次
なぜサイズを調べる必要があるのか
データベースのサイズが増えるにつれ、その管理と最適化が必要になります。特に以下のような状況でサイズを調べることが有用です。
- ディスク容量が足りなくなったとき
- クエリのパフォーマンスが低下してきた場合
- テーブルやインデックスの最適化を検討している場合
PostgreSQLでのサイズ調査
PostgreSQLでは、特定の関数を使用してテーブルやインデックスのサイズを調べることができます。
テーブルのサイズ調査
PostgreSQLでテーブルのサイズを調べる基本的なクエリは以下の通りです。
SELECT pg_total_relation_size('テーブル名');
インデックスのサイズ調査
インデックスのサイズを調べる基本的なクエリは以下の通りです。
SELECT pg_indexes_size('テーブル名');
MySQLでのサイズ調査
MySQLでもテーブルやインデックスのサイズを調べる方法は存在します。
テーブルのサイズ調査
MySQLでテーブルのサイズを調べるには、以下のクエリを使用します。
SELECT table_name AS "テーブル名", round(((data_length + index_length) / 1024 / 1024), 2) AS "サイズ(MB)"
FROM information_schema.TABLES
WHERE table_schema = "データベース名";
インデックスのサイズ調査
MySQLでインデックスのサイズを調べるためのクエリは以下です。
SELECT table_name AS 'テーブル名', index_name AS 'インデックス名', round((stat_value*@@innodb_page_size)/1024/1024,2) as 'サイズ(MB)'
FROM mysql.innodb_index_stats
WHERE database_name = 'データベース名';
DB種類 | テーブルサイズのクエリ | インデックスサイズのクエリ |
---|---|---|
PostgreSQL | SELECT pg_total_relation_size(‘テーブル名’); | SELECT pg_indexes_size(‘テーブル名’); |
MySQL | FROM information_schema.TABLES WHERE table_schema = “データベース名”; | FROM mysql.innodb_index_stats WHERE database_name = ‘データベース名’; |
まとめ
データベースのサイズを把握することは、リソースの効率的な管理やパフォーマンスチューニングに非常に有用です。この記事で紹介したクエリを使い、適切にデータベースの健康状態をモニタリングしましょう。
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