SQL(Structured Query Language)は、データベース管理のための言語です。特にデータの抽出において、WHERE句は非常に便利な機能です。この記事では、SQLのWHERE句の基本構文と使用例について詳しく解説します。具体的なSQLコードとテーブルデータを用いて、WHERE句の使い方をわかりやすく説明します。
目次
WHERE句とは?
WHERE句はSQLのSELECT文で使われることが多く、特定の条件に合致するレコードだけを抽出するのに用います。
基本構文
WHERE句の基本的な構文は以下の通りです。
SELECT 列名1, 列名2, ...
FROM テーブル名
WHERE 条件;
条件の種類
WHERE句で使える条件は多種多様です。主に数値比較、文字列比較、日付比較などがあります。
数値比較
数値比較でよく使われる演算子は以下の通りです。
- =:等しい
- != or <>:等しくない
- >:より大きい
- <:より小さい
- >=:以上
- <=:以下
文字列比較
文字列比較にもいくつかの演算子があります。
- LIKE
- IN
- BETWEEN
具体的な使用例
ここで具体的な使用例を見てみましょう。以下のテーブル「employees」を例にします。
ID | Name | Age | Department |
---|---|---|---|
1 | John | 35 | HR |
2 | Mary | 40 | Finance |
3 | Mike | 22 | IT |
4 | Alice | 30 | HR |
年齢が30以上の従業員を抽出する
以下のSQLコードで、年齢が30以上の従業員を抽出できます。
SELECT * FROM employees WHERE Age >= 30;
部署がHRまたはFinanceの従業員を抽出する
以下のSQLコードで、部署がHRまたはFinanceの従業員を抽出できます。
SELECT * FROM employees WHERE Department IN ('HR', 'Finance');
まとめ
SQLのWHERE句はデータの抽出において非常に強力です。この記事で説明した基本構文と使用例を理解して、効率的なデータ操作を行いましょう。
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