SQLを使ってデータベースを操作する際、テキストデータから一部だけを取り出すことがよくあります。特に、VARCHAR型の列で長い文字列を扱っている場合、その一部分だけを取得するのに「SUBSTRING」関数が非常に役立ちます。この記事では、SUBSTRING関数の基本的な使い方と具体的な使用例を解説します。
目次
SUBSTRING関数の基本構文
SUBSTRING関数は、指定した列や文字列から一部の文字を取り出すSQL関数です。基本的な構文は以下の通りです。
SELECT SUBSTRING(column_name, start_position, length)
FROM table_name;
ここで、`column_name`は対象となる列名、`start_position`は取り出しを開始する位置、`length`は取り出す文字数です。
具体的な使用例
準備するテーブルとデータ
まずは、使用例を説明する前にテスト用のテーブルとデータを準備します。
CREATE TABLE sample_table (
id INT PRIMARY KEY,
name VARCHAR(50),
description VARCHAR(255)
);
INSERT INTO sample_table (id, name, description)
VALUES (1, 'りんご', '甘くて美味しい果物'),
(2, 'バナナ', '黄色くて甘い果物'),
(3, 'ぶどう', '小さいけれども美味しい果物');
ID | 名前 | 説明 |
---|---|---|
1 | りんご | 甘くて美味しい果物 |
2 | バナナ | 黄色くて甘い果物 |
3 | ぶどう | 小さいけれども美味しい果物 |
SUBSTRING関数で説明列から部分文字列を取得
上で作成した`sample_table`から、`description`列の先頭5文字を取り出してみましょう。
SELECT id, name, SUBSTRING(description, 1, 5) AS short_description
FROM sample_table;
ID | 名前 | 短縮説明 |
---|---|---|
1 | りんご | 甘くて |
2 | バナナ | 黄色く |
3 | ぶどう | 小さい |
まとめ
SUBSTRING関数はSQLにおいて、特定の列や文字列から一部の文字を取得する際に非常に便利な関数です。具体的な使用例を通じて、この関数の使い方を理解することで、より高度な文字列操作が可能になります。
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