SQLにおけるテーブル間データマッピングの手法

データベースにおいてテーブル間でデータを効率よくマッピングする手法は、非常に重要です。これにより、データの整合性を保ちつつ、複雑なクエリをシンプルに処理できます。この記事では、SQLを使用してテーブル間でデータをマッピングする基本的な方法から高度なテクニックまでを詳細に解説します。

目次

基本的なマッピング手法

テーブル間でデータをマッピングする最も基本的な手法は、JOIN句を使用することです。

INNER JOIN

INNER JOINは、2つのテーブル間で共通するデータだけを結合します。

社員テーブル部署テーブル
田中販売
佐藤経理
テーブル例1:INNER JOIN前
結果
田中, 販売
佐藤, 経理
テーブル例2:INNER JOIN後
SELECT * FROM 社員 INNER JOIN 部署 ON 社員.部署ID = 部署.ID;

LEFT JOIN

LEFT JOINは、左のテーブルのデータは全て表示し、右のテーブルのデータがない場合はNULLで表示します。

社員テーブル部署テーブル
田中販売
佐藤NULL
テーブル例3:LEFT JOIN後
SELECT * FROM 社員 LEFT JOIN 部署 ON 社員.部署ID = 部署.ID;

高度なマッピング手法

基本的なJOINだけでなく、SQLにはさまざまな高度なマッピング手法があります。

WITH句を用いたCTE(Common Table Expression)

WITH句を用いると、一時的なテーブルを作成してそれを参照することができます。

WITH 一時テーブル AS (
SELECT * FROM 社員 WHERE 年齢 > 30
)
SELECT * FROM 一時テーブル;

UNIONとUNION ALL

UNIONとUNION ALLを用いると、複数のSELECTクエリの結果を一つにまとめることができます。

SELECT * FROM テーブル1
UNION ALL
SELECT * FROM テーブル2;

まとめ

SQLにおけるテーブル間のデータマッピングは非常に多くの手法があります。基本的なJOINから高度なマッピング手法まで、目的に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。これにより、効率的なデータ処理と高いパフォーマンスを実現できます。

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