マイクロソフトと互換性のある和製Officeでシェアを伸ばしているJUST Officeですが、最近のトレンドとなっているRPAに対応しているのか調査しました。最もRPAで利用するExcelに該当するソフトウェアがRPAに対応していないと、導入に足踏みする企業が出てきそうです。
UiPath
私もユーザーとなっているUiPathですが、以下の条件を満たせばExcel アプリケーションスコープ系アクティビティが利用可能です。UiPathの公式記事に掲載されています。
JUST Calc のインストール時に、Microsoft Excel 互換 OLE オートメーション機能を有効化する設定を行う
インストール時の設定ファイル SETUP.INI で動作互換レベル ENABLE_AUTOMATION を 2 に切り替えてインストール
WinActor
NTTグループのWinActorでJUST Officeが利用できるのか確認してみました。公式な情報がヒットしなかったのでチャットロボのFAQで問い合わせてみました。結論として、ExcelをRPAで動かすようには、JUST OfficeのJust calcを動かすことはできないようです。
JUST Officeと問い合わせたら、「Office 2019に対応しています。」と回答がありました。MS Office 2019なら動くという意味でしょう。
続いて、ジャストオフィスと問い合わせてみました。すると「画像マッチングやエミュレーション機能を使用すれば、オフィスソフトの利用やNotes等のメール送信も可能です。」と回答がありました。これは、Excelを動かすWinActorの機能は利用できないけど画像認識とかなら動かせるよという意味でしょう。
Blue Prism
英国の多国籍ソフトウェア会社Blue Prism Group が開発しているBlue Prismを調査しました。全くといっていいほど情報が出てきませんでした。
まとめ
現状だと、UiPathのみしかJUST Officeに公式で対応していません。WinActorやBlue Prismはメモ帳やペイントをRPAで動かすようにJUST Officeを操作することができますが、Excelに特化した機能が利用できません。よって、JUST Officeを導入している会社でRPAを考えている場合は、UiPathを選択するしか無いと考えます。ただ、今後開発が進んでいけば対応していく可能性もあります。
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