Excel VBAを活用した業務効率化:最大値・最小値フィルタリング手法

この記事では、Excel VBAを使って業務効率を上げるための特定の手法、特に最大値と最小値をフィルタリングする方法について詳しく説明します。具体的なコード例とその解説、さらには応用例を複数ご紹介することで、より実用的な知識を深めていただけるでしょう。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

なぜVBAを使ってフィルタリングするのか?

Excelにはもともとフィルタリングの機能がありますが、VBAを使う利点は自動化と複雑な条件設定が可能になることです。例えば、毎月同じようなデータを扱っている場合、VBAのマクロを一度設定するだけで繰り返し同じ作業をする手間が省けます。

基本的なフィルタリングのVBAコード

このコードは、Sheet1A列にあるデータを対象に、最小値が10以上、最大値が20以下のものをフィルタリングします。

このコードのポイント

Dim ws As Worksheet でワークシートを操作するための変数を宣言しています。
LastRow = ws.Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row で対象範囲の最後の行を取得しています。
AutoFilterメソッドで実際のフィルタリングを行います。

応用例

応用例1: 複数列でのフィルタリング

この応用例では、A列とB列に対してフィルタリングを行い、B列が1000以上の行だけを表示します。

応用例2: 条件に文字列を使う

この例では、A列が「Tokyo」の行だけをフィルタリングします。

応用例3: 複数の条件を組み合わせる

この例では、「Tokyo」または「Osaka」を含む行をフィルタリングします。

まとめ

VBAを活用することで、Excelのフィルタリングが非常に効率的かつ柔軟になります。特に、定型作業の自動化や複雑な条件設定が必要な場合、VBAはその力を発揮します。この記事で学んだ知識を活用し、より効率的なデータ処理を実現してください。

VBAも良いけどパワークエリも良い

VBAの解説をしてきましたが、VBAは正直煩雑でメンテナンス性が悪いです。最近はモダンExcelと呼ばれるパワークエリやパワーピボットへのシフトが進んできています。本サイトでもパワークエリの特集をしており、サンプルデータを含む全11回の学習コンテンツでパワークエリを習得することができます。

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