Excel VBAでPowerPointのスライドショー変換ツールを起動する方法

この記事では、Excel VBAを使用してPowerPointからスライドショー変換ツールを起動する方法について詳しく説明します。Excel VBAを使うことで、効率的にPowerPointのプレゼンテーションを操作する技術を獲得できます。具体的なコード例とその詳しい解説、応用例を通じて、この技術の活用方法を学びましょう。

Excel VBAの基本

Excel VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

基本的な起動方法

まず、Excel VBAからPowerPointのスライドショー変換ツールを起動する基本的な方法を解説します。


Sub StartPowerPointSlideShow()
    Dim ppApp As Object
    Dim ppPres As Object
    
    ' PowerPointアプリケーションオブジェクトを作成
    Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    
    ' プレゼンテーションを開く
    Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")
    
    ' スライドショーを開始
    ppPres.SlideShowSettings.Run
End Sub

Sub StartPowerPointSlideShow()

Dim ppApp As Object

Dim ppPres As Object

' PowerPointアプリケーションオブジェクトを作成

Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

' プレゼンテーションを開く

Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")

' スライドショーを開始

ppPres.SlideShowSettings.Run

End Sub

コードの解説

1. ppAppという変数を用いてPowerPointアプリケーションオブジェクトを作成します。
2. ppPres変数を使用して、特定のPowerPointプレゼンテーションを開きます。この例では”C:\path\to\your\presentation.pptx”というファイルパスを指定していますが、使用するファイルに合わせて変更してください。
3. 最後に、ppPres.SlideShowSettings.Runを使って、スライドショーを開始します。

応用例

1. 複数のプレゼンテーションを順番に表示

一連のプレゼンテーションを順番にスライドショーとして表示する方法を学びます。


Sub RunMultiplePresentations()
    Dim ppApp As Object
    Dim ppPres As Object
    Dim presentations() As String
    Dim i As Integer

    presentations = Array("C:\path\to\first\presentation.pptx", "C:\path\to\second\presentation.pptx")

    Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

    For i = LBound(presentations) To UBound(presentations)
        Set ppPres = ppApp.Presentations.Open(presentations(i))
        ppPres.SlideShowSettings.Run
        Do While ppApp.SlideShowWindows.Count &gt; 0
            DoEvents
        Loop
    Next i
End Sub

Sub RunMultiplePresentations()

Dim ppApp As Object

Dim ppPres As Object

Dim presentations() As String

Dim i As Integer

presentations = Array("C:\path\to\first\presentation.pptx", "C:\path\to\second\presentation.pptx")

Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

For i = LBound(presentations) To UBound(presentations)

Set ppPres = ppApp.Presentations.Open(presentations(i))

ppPres.SlideShowSettings.Run

Do While ppApp.SlideShowWindows.Count > 0

DoEvents

Loop

Next i

End Sub

2. 特定のスライドからスライドショーを開始

プレゼンテーションの中から特定のスライドを指定して、そこからスライドショーを開始する方法を学びます。


Sub StartFromSpecificSlide()
    Dim ppApp As Object
    Dim ppPres As Object

    Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")

    ' 5番目のスライドからスライドショーを開始
    ppPres.SlideShowSettings.StartSlide = 5
    ppPres.SlideShowSettings.Run
End Sub

Sub StartFromSpecificSlide()

Dim ppApp As Object

Dim ppPres As Object

Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")

' 5番目のスライドからスライドショーを開始

ppPres.SlideShowSettings.StartSlide = 5

ppPres.SlideShowSettings.Run

End Sub

3. スライドショー終了後にPowerPointを終了

スライドショーが終了した後、自動的にPowerPointアプリケーションを閉じる方法を学びます。


Sub RunAndClosePowerPoint()
    Dim ppApp As Object
    Dim ppPres As Object

    Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")
    ppPres.SlideShowSettings.Run

    Do While ppApp.SlideShowWindows.Count &gt; 0
        DoEvents
    Loop

    ppApp.Quit
End Sub

Sub RunAndClosePowerPoint()

Dim ppApp As Object

Dim ppPres As Object

Set ppApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

Set ppPres = ppApp.Presentations.Open("C:\path\to\your\presentation.pptx")

ppPres.SlideShowSettings.Run

Do While ppApp.SlideShowWindows.Count > 0

DoEvents

Loop

ppApp.Quit

End Sub

まとめ

Excel VBAを使用してPowerPointのスライドショー変換ツールを効率的に起動する方法について学びました。これらの技術を活用することで、プレゼンテーションの自動操作やカスタマイズが容易になります。

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2. 特定のスライドからスライドショーを開始

3. スライドショー終了後にPowerPointを終了

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