Windows 11へ移行したのに、なぜかWindows 10のアップデートが保留されたままになっている…。そんな状況に遭遇した方は意外と多いかもしれません。私自身も、初めてWindows 11に切り替えた際に保留中の更新プログラムが残ってしまい、どうしてもエラーを解消できずに悩んだ経験があります。本記事では、エラーコード0x80248007を中心に、保留アップデートをしっかり削除して再度Windows Updateを正常化する具体的な対処方法について、順を追って解説します。
Windows 11でWindows 10アップデートが保留になる背景
Windows 11へアップグレードする際、すんなり新OSへ移行できるケースもあれば、アップデート関連の情報が一部引き継がれてしまい、Windows 10向けの更新プログラムが保留として残ってしまうケースがあります。特にKB番号が割り振られた古い更新プログラムが「保留中」と表示され、しかもエラーで失敗を繰り返す…という現象はよく聞く話です。
保留中になりやすい更新プログラムの種類
Windows 10時代のセキュリティパッチや累積更新プログラムなど、OSのバージョンアップ前後に配布されたアップデートは特に保留状態になりやすいとされています。例えばKB5034582などの番号の更新プログラムが、Windows 11上でも反映しようとしてエラーを起こし、結果として保留状態のままになることがあります。
エラーコード0x80248007の意味
エラーコード0x80248007は、Windows Updateのデータが正しく読み込めなかったり、更新プログラムのキャッシュに問題があることを示唆します。単に通信エラーなどではなく、キャッシュが破損していたり重複していたりすることで、スムーズにアップデートが適用できない状態となっている可能性があります。

私の場合は、ディスククリーンアップやシステムファイルのクリーンアップを行っても一向に改善せず、再起動のたびに「更新プログラムのインストールに失敗しました」という通知が出てきて本当に困りました。同じ状況の方には、ぜひ本記事の方法を試してほしいです。
保留中のアップデートを削除・リセットするメリット
Windows 11上で不必要なWindows 10アップデートが保留中になっていると、エラー通知が何度も表示されるストレスだけでなく、他のアップデートとの競合やシステム不安定の原因ともなり得ます。不要なアップデートを削除(リセット)することで、以下のようなメリットが得られます。
保留アップデートが及ぼす悪影響
一方、放置しておくと悪影響も出てきます。
Windows Updateのキャッシュを削除して保留をリセットする手順
Windows 10の保留アップデートを削除する場合、Windows Updateが保管しているキャッシュフォルダーを一度クリアする方法が代表的です。このキャッシュフォルダーを初期化すると、Windows Updateは新たに必要なファイルをダウンロードし直すため、保留中のデータやエラーの痕跡を一掃できます。
手順の概要
1. Windows Update関連サービスを停止する
Windows UpdateやBackground Intelligent Transfer Service(BITS)が動作していると、キャッシュフォルダーを削除できないケースがあります。以下の手段でサービスを停止しましょう。
– サービス管理画面(services.msc)を開く
– 「Windows Update」と「Background Intelligent Transfer Service(BITS)」を探す
– それぞれのサービスを選択して「停止」を実行する
またはコマンドプロンプト(管理者として実行)から以下を入力する方法でも可能です。
net stop wuauserv net stop bits
2. キャッシュフォルダーを削除またはリネームする
サービスを停止したら、キャッシュフォルダーを削除します。場所は以下のとおりです。
C:\Windows\SoftwareDistribution
ただし、フォルダー全体を削除する際に「権限がない」「使用中で削除できない」というエラーが出る場合があります。そのときはフォルダー名を「SoftwareDistribution.old」などに変更すると、Windows Updateがフォルダーを再生成するので回避できます。
3. 停止したサービスを再起動する
削除またはリネームが完了したら、サービス管理画面かコマンドプロンプトを使って再度サービスを起動します。コマンドであれば下記のように入力するだけです。
net start wuauserv net start bits
4. Windows Updateを改めて実行する
最後にWindows Update画面から「更新プログラムのチェック」を行いましょう。保留中だった更新プログラムがリセットされ、新たに必要な更新がダウンロード・インストールされるはずです。



私が実行したときは、フォルダー名を変更してサービスを再起動後、すぐにWindows Updateの通知が「最新の状態です」へ変わりました。あの繰り返し表示されていたエラー通知が出なくなった時は、ようやく解放された気持ちになりましたね。
トラブルを避けるために押さえておきたい注意点
重要なデータのバックアップを取る
Windows Update関連フォルダーを削除またはリネームする操作は、極めて危険なものではありませんが、万が一の不具合やOSの不整合に備えて、重要ファイルは事前にバックアップしておくことをおすすめします。特にビジネス用途のPCや貴重な個人データを管理している場合は念入りにバックアップを実施しましょう。
Windows Updateトラブルシューティングツールの利用
Windows 11には標準でWindows Updateの問題を診断するトラブルシューティングツールが用意されています。これを実行することで、単純な修正が可能な場合は自動的に対処してくれます。以下の手順でアクセスできます。
設定メニューから起動する
– 設定 > システム > トラブルシューティング > その他のトラブルシューティング
– 一覧の中から「Windows Update」を探して「実行」をクリック
このツールで問題が解決しない場合にキャッシュフォルダーの削除を試すと、より確実なアプローチになります。
具体的な操作を見やすく整理した表
以下に操作手順とそれぞれの目的を表にまとめてみました。必要な箇所だけを素早く確認したいときにご活用ください。
操作手順 | 目的・補足 |
---|---|
1. Windows Update / BITSサービス停止 | キャッシュフォルダーを操作可能な状態にするため |
2. C:\Windows\SoftwareDistributionフォルダーの削除 / リネーム | 不要なキャッシュをクリアし、保留アップデートをリセット |
3. 停止サービスの再起動 | Windows Update機能を再度有効にする |
4. Windows Updateのチェック | 更新が正常に行われるか確認 |
その他の対処法や知っておきたい対策
セキュリティソフトを一時的にオフにする
セキュリティソフトの機能によっては、Windows Updateのダウンロードをブロックすることがあります。特にタイミングが合わないと、保留アップデートが何度もエラーを起こす原因になることもあります。信用できる環境であれば、一時的にセキュリティソフトを停止してからWindows Updateを試すのも一つの手段です。
ストレージ空き容量を確保する
Windows Updateでは、更新プログラムをダウンロード・展開するために一定の空き容量が必要です。Windows 10のアップデートデータは時に大きな容量を占めることもあるため、Cドライブなど主要なドライブが逼迫しているとエラーを誘発しやすくなります。定期的に不要ファイルを削除したり、不要なアプリをアンインストールして空き容量を作ることを心がけると良いでしょう。



私のケースでは、以前動画や写真の編集ファイルがCドライブに大量に溜まっていて、Windows Updateの処理が不安定になっていた時期がありました。思い切って外付けHDDに移動してから再度アップデートを試したら、スムーズに更新が進んだ経験があります。
まとめ – 不要なWindows 10更新をスムーズにリセットしよう
Windows 11へアップグレードしたにもかかわらず、Windows 10の更新プログラムが保留中になってエラーを起こしてしまう現象は、決して珍しいトラブルではありません。原因のほとんどはキャッシュが不整合を起こしていたり、古いデータが混在しているケースです。
このような場合には、Windows Updateサービスを一時停止し、「SoftwareDistribution」フォルダーを削除またはリネームすることで不要な更新情報を一掃できます。これにより、エラーコード0x80248007などの更新失敗が解消され、Windows 11のアップデートも正常に進むはずです。
もし同様のトラブルに直面して、更新が失敗するたびにストレスを感じているのであれば、ぜひ本記事で紹介した手順を試してみてください。エラー通知から解放されて快適にWindows 11を使えるようになると、OS移行のメリットがさらに実感できるはずです。
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