本記事ではグループポリシー(GPO)を活用して、Google Chromeのポップアップを一元管理する方法を解説します。設定としては、「全て許可する」「全てブロックする」「サイトを指定して許可する」「サイトを指定してブロックする」の4通りの設定があるので、それぞれ組み合わせを使って適切な設定を検討してください。
グループポリシー(GPO)の作成と適用手順
「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。
Google Chrome用管理テンプレートの追加
デフォルトではGoogle Chrome用の管理テンプレートがありませんので、追加する必要があります。下記の記事を参照してChrome用の管理用テンプレートを追加してください。
Google Chromeをグループポリシー(GPO)で一元管理する方法|画像で分かり易く解説
サイトを指定して許可する
ポリシー設定(指定許可)
以下のポリシーを開いてください。
ポリシー:これらのサイトのポップアップを許可する
パス:ユーザーの構成¥ポリシー¥管理用テンプレート¥Google¥Google Chrome¥コンテンツの設定
「未構成」を「有効」にして、表示を選択します。
ポップアップを許可するサイトのURLを入力します。
動作確認(指定許可)
設定が正常に適用されているか確認してみましょう。
Chromeの設定から、「ポップアップとリダイレクト」項目を開いてください。
<パス>
詳細設定⇒ プライバシーとセキュリティ⇒ サイトの設定⇒ ポップアップとリダイレクト
先ほど、ポップアップの許可をした2サイトが登録されています。成功です。
サイトを指定してブロックする
ポリシー設定(指定ブロック)
以下のポリシーを開いてください。
ポリシー:これらのサイトのポップアップをブロックする
パス:ユーザーの構成¥ポリシー¥管理用テンプレート¥Google¥Google Chrome¥コンテンツの設定
「未構成」を「有効」にして、表示を選択します。
ポップアップをブロックするサイトのURLを入力します。
動作確認(指定ブロック)
設定が正常に適用されているか確認してみましょう。
Chromeの設定から、「ポップアップとリダイレクト」項目を開いてください。
<パス>
詳細設定⇒ プライバシーとセキュリティ⇒ サイトの設定⇒ ポップアップとリダイレクト
先ほど、ポップアップブロック対象にしたサイトが登録されています。成功です。
全て許可する、又は全てブロックする
ポリシー設定(全許可orブロック)
以下のポリシーを開いてください。
ポリシー:デフォルトのポップアップ設定
パス:ユーザーの構成¥ポリシー¥管理用テンプレート¥Google¥Google Chrome¥コンテンツの設定
「未構成」を「有効」にします。
以下の例では、全許可する設定にするため、「すべてのサイトに対してポップアップ表示を許可する」を選択しています。逆に全ブロックする場合は、「すべてのサイトに対してポップアップ表示を許可しない」を選択してください。
動作確認(全許可orブロック)
設定が正常に適用されているか確認してみましょう。
Chromeの設定から、「ポップアップとリダイレクト」項目を開いてください。
<パス>
詳細設定⇒ プライバシーとセキュリティ⇒ サイトの設定⇒ ポップアップとリダイレクト
デフォルトの許可が「ON」になっていて、変更ができないようになっています。成功です。
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