【GPO】Google ChromeでTwitterの利用ができないように一括制御する方法

本記事では、グループポリシーを使ってChromeでTwitterの利用ができないように一括制御する方法を解説します。TwitterがJavaScriptでできていることを利用した方法を使います。

目次

グループポリシー(GPO)の作成と適用手順

「グループポリシーて何?」という方は以下の記事で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。

Google Chrome用管理テンプレートの追加

デフォルトではGoogle Chrome用の管理テンプレートがありませんので、追加する必要があります。下記の記事を参照してChrome用の管理用テンプレートを追加してください。

Twitterを利用不可にする方針

Chromeでは、指定したサイトでJavaScriptを無効にすることができます。TwitterはJavaScriptでできているため、https://twitter.com/はJavaScriptを利用できないという設定にすることでTwitterの利用が制御できるということです。

グループポリシーの設定変更

STEP
[これらのサイトでJavaScriptをブロックする]を開く

グループポリシー管理エディターから[これらのサイトでJavaScriptをブロックする]を開きます。

ユーザーの構成>管理テンプレート>Google>Google Chrome>コンテンツの設定>これらのサイトでJavaScriptをブロックする

STEP
JavaScriptのブロック対象サイトにTwitterを加える

ブロック対象サイトにTwitterを加えます。

  1. [有効]を選択
  2. [表示]を選択
  3. [表示するコンテンツ]にhttps://twitter.com/と入力する
ポリシーの詳細内容を見る場合は、ここをクリック

このポリシーでは、JavaScript の実行を許可しないサイトの URL パターンリストを指定できます。

このポリシーを未設定のままにした場合、DefaultJavaScriptSetting が設定されていればその設定がすべてのサイトで使用され、設定されていなければユーザーの個人設定が適用されます。

有効な url パターンについて詳しくは、https://cloud.google.com/docs/chrome-enterprise/policies/url-patterns をご覧ください。このポリシーの値に「*」は使用できません。

サンプル値:

https://www.example.com[*.]example.edu

グループポリシーの設定作業は終了ですので、確認をしてみましょう。

グループポリシーを適用して確認

グループポリシーを適用して確認します。 確認を行うクライアントでサインアウトを一度するか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてグループポリシーを適用してください。

gpupdate /force

Chromeの設定を確認

Chromeを起動して以下のURLをツールバーに入力してください

chrome://settings/content/javascript

JavaScriptのブロック対象リストにhttps://twitter.com/が入力されています。

ユーザーはhttps://twitter.com/を削除することができません

Twitterを確認

Chromeでhttps://twitter.com/へアクセスすると、以下のように表示されTwitterの利用ができないようになっています。成功です。

JavaScriptを使用できません。

このブラウザではJavaScriptが無効になっています。引き続きtwitter.comを利用するため、JavaScriptを有効にするか、サポートされているブラウザに切り替えてください。サポートされているブラウザのリストについては、ヘルプセンターをご覧ください。

EdgeでTwitterを利用させなくするには

似たような作業ですが、EdgeでTwitterを利用不可にする場合は以下の記事をご参照ください。

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