最近5歳になる息子がいるのですが、人込みで迷子になりかけることが増えてきました。物騒な事件も多いので保険のため息子をトラッキングできるデバイスを検討した結果Tile Proを持たせることにしました。本記事では、Tile Proを子供に持たせるに至った経緯や、Tile Proの感想を紹介します。
Tile Proにした理由
最終的にTile Proを選択しましたが、最初はスマホかGPSを考えていました。Tile Proにした理由をまとめました。
小さくて軽い
子供が無理なく持ち運ぶには小さくて軽いデバイスでないといけません、スマホやGPSだとポケットに入れておいても邪魔になって子供が嫌がってしまいます。持たせてもどこかに置いたままにしては意味がないため小さくて重量も僅か12gのTile Proにしました。
通信費がかからないもの
スマホの場合どんなに格安プランでも1,000円程度通信費がかかってしまいます。GPS搭載デバイスの精度まではいきませんが、Tile Proの場合は通信費がかからずにトラッキングすることができます。
同等品の中でTile Proを選択した理由
AppleのAirTag等のTile Proと同等の仕様のデバイスは何個かありますが、世界的に実績があるTile Proにしました。AppleのAirTagもiPhoneのシェアから考えると良かったんですが、Andoroidで利用できないため見送りました。
上位版のTile Proにした理由
似たようなラインナップにTile MateとTile Proがあります。上位版のTile Proにした理由は、音量が大きく接続距離が長くより子供を発見しやすいと考えたからです。Tile ProはTile Mateと比較して通信距離が倍ですからProにしない理由が無かったです。
Tile Proには、Tile Pro(2022)とTile Pro(2020)の二種類があります。音の大きさで考えればTile Pro(2022)で重さで考えればTile Pro(2020)の方が軽いので悩ましいところです。
Tile Pro(2022) | Tile Pro(2020) | Tile Mate | |
---|---|---|---|
最大 接続距離 | 約120m | 約120m | 約60m |
音量 | Tile Pro(2020)より5-10%大きい | Tile Mateより大きい | 大きい |
重さ | 17g | 12g | 6g |
Tile Pro(2020)開封の儀
ちょっと古いかもしれませんが、Tile Pro(2020)の開封の儀です。コスパが良かったので二つセットを購入しました。それと白は二つセットでないと手に入りません。
我が息子にTile Proを持たせてみた
ポケットに入れた
息子にTile Proを早速持たせてみました。最初は、ネックレスの様にTile Proを首に吊るすとか、服に縫い付けるとか色々と考えましたが、最終的にはTile Proに何も付けずにそのままポケットに入れることにしました。小さくて軽いので無くしてしまうのではないかと心配しましたが、12gという重量が絶妙で荒くれものの息子のポケットから落ちずにいます。無くしてもTile Proは見つかりますが、息子と紐づいていなければ全く意味がありません。
ポケット内でも音は聞こえるのか
試験的に鳴らしてみるとポケットの中でも音が聞こえます。また、試しに交通量の多い道を挟んだ状態で鳴らしてみましたが、十分聞こえました。音量が大きくて良いというよりは耳につく周波数の音であることが幸いしていると思います。
Tile Proから親のスマホを鳴らせる
Tile Proのロゴをダブルクリックすると親側のスマホを鳴らすことができます。何かあれば直ぐにダブルクリックしてと教えました。ただ、私のスマホではアプリを起動していないと反応しない、、、恐らくスマホの設定がおかしと思うので今後見直す予定です。
とりあえず視界から消えたら鳴らす
とりあえず視界から息子が消えたら鳴らす運用にすることにしました。音が鳴るので安心間があります。行方不明事件は初動が肝心だと思っています。
Tile Proを鳴らす方法を実際に
子供にTile Proを持たせたケースを想定して、アプリ起動からTile Pro を鳴らすまでの手順を確認してみましょう。
Tile Proを鳴らすには、まずアプリを起動します。
対象のTile Proを選択して「探す」を押します。
Tile Proが鳴っている最中のアプリの画面です。Tile Proとの距離が視覚的に分かるようになっているので分かり易いです。
このようにとても簡単にTile proを鳴らすことができます。
1台のTile Proを2台のスマホで管理可能
方法としては簡単で妻のスマホにアプリを入れてアカウントを作ります。そして、Tileアプリに「このTileを共有」というメニューがあるので、妻が登録したメールアドレスを入力します。これだけで両親共に息子のTile Proを管理することができます。
プレミアムへの案内が少し鬱陶しいが加入の必要はない
プレミアムプランに加入するとできること
- 場所の履歴を30日間保持できる
- 3人以上で共有できる
- スマホとtileが離れると自動的に通知される
- 1年保証が3年に延長
Tile ProとApple AirTagの比較
Tile ProとApple AirTagはどちらも人気のある追跡デバイスですが、それぞれ異なる特徴や利点、欠点があります。以下に、これらのデバイスの主な違いを詳しく説明します。
Tile Pro
利点:
- 400フィート(約120メートル)のBluetooth範囲で、広い範囲の追跡が可能。
- AndroidとiOSの両方で使用できるため、幅広いユーザーに対応。
- 交換可能なバッテリーが搭載されており、長期間使用が可能。
- Tileアプリにより、コミュニティを活用して紛失したアイテムを探すことができる。
- 防水性があり、耐久性が高い。
欠点:
- GPS機能がなく、Bluetoothの範囲外では追跡が難しい。
- AppleのFind Myネットワークほど広範なユーザー基盤がないため、コミュニティによる追跡が制限されることがある。
Apple AirTag
利点:
- AppleのFind Myネットワークを利用して、全世界のAppleデバイスを活用して追跡が可能。
- U1チップによる精密な距離測定と方向表示が可能な新しいiPhoneとの連携。
- カスタマイズ可能なアクセサリーが豊富に用意されている。
- プライバシーに配慮した設計で、不正な追跡やストーカー行為を防ぐ機能が搭載されている。
- NFC機能により、他人が紛失したAirTagを発見した際に連絡先情報を簡単に確認できる。
欠点:
- Bluetooth範囲はTile Proよりも狭く、約100メートル程度。
- iOSデバイス専用で、Androidとの互換性がない。
- バッテリーは交換可能だが、Tile Proほど簡単に交換できない。
- Tile Proほどの耐久性や防水性がない。
また、追跡デバイス選びに際しては、以下のポイントも考慮すると良いでしょう。
- 予算: Tile ProとApple AirTagは価格差があるため、予算に応じて選択することも重要です。AirTagは通常、Tile Proよりも若干高価です。
- アクセサリー: どちらのデバイスも、さまざまなアクセサリーが用意されています。互換性のあるアクセサリーの種類や価格を比較して、自分の好みやニーズに合ったものを選びましょう。
- 使用目的: 追跡デバイスをどのように使用するかによっても、選択が変わることがあります。例えば、子供の迷子防止やペットの追跡、貴重品の管理など、それぞれの用途に応じて最適なデバイスを選ぶことが重要です。
子供が学校や遠足などでTile Proを使う際の具体的な使用方法や設定方法
Tile Proを子供が学校や遠足などで使う際には、以下の使用方法や設定方法を参考にしてください。
- Tile Proの取り付け: 子供のリュックサック、ランドセル、またはコートにTile Proを取り付ける。目立たない場所に付けることで、子供自身も忘れることなく持ち運ぶことができます。専用のキーリングやカラビナを使って、簡単に取り付けられます。
- アプリのインストールと設定: Tileアプリをスマートフォンにダウンロードし、アカウントを作成します。アプリ上でTile Proを追加し、子供の名前や関連する情報を入力して、デバイスを識別しやすくします。
- Tile Proとスマートフォンのペアリング: Tile Proをアプリに追加したら、Bluetoothをオンにしてデバイスとスマートフォンをペアリングします。これにより、Tile Proの位置情報がスマートフォンにリアルタイムで表示されます。
- 通知設定: アプリの通知設定をオンにし、子供が一定範囲を離れた際にスマートフォンに通知が届くようにします。これにより、子供が見えない場所にいる場合や予期しない場所に移動した場合でも、すぐに気づくことができます。
- タップで音を鳴らす機能: Tile Proには、アプリからタップすることで音を鳴らす機能があります。子供が見つからない場合や、子供がTile Proの音を聞くことができる範囲内にいる場合に、この機能を使って子供の居場所を特定できます。
- Tileコミュニティの活用: Tileアプリには、他のTileユーザーと協力して迷子や紛失物を探す「コミュニティファインド」機能があります。この機能を有効にすることで、Tileユーザーが増えるほど、子供の迷子防止に役立ちます。
- バッテリーの管理: Tile Proのバッテリーは交換可能ですが、定期的にバッテリー残量を確認し、必要に応じて交換することが重要です。アプリ上でバッテリー残量を確認できます。
Tile Proを上記の方法で設定し、子供が学校や遠足などで使用することで、安心して子供の居場所を把握できます。また、以下のポイントにも注意して、さらに安心して利用できるようにしましょう。
- 子供とのコミュニケーション: Tile Proの使用目的や機能を子供に説明し、緊急時にどのように対応するかを共有しておくことが重要です。これにより、子供も安心してTile Proを使うことができます。
- ルールの設定: 学校や遠足先での行動範囲や注意事項を子供に伝え、ルールを守るように指導しましょう。これにより、Tile Proを使用する際のトラブルを未然に防ぐことができます。
- プライバシーの配慮: 子供のプライバシーに配慮し、過度な監視を避けるように心掛けましょう。Tile Proは子供の安全を確保するためのツールであり、信頼関係を築くための手段です。
- アプリのアップデート: Tileアプリのアップデートを定期的に行い、新しい機能や改善点を活用しましょう。また、アプリの不具合があった場合は、すぐにサポートに連絡して解決を図ります。
Tile Proを上手に活用することで、子供の安全を守りながら、親御さんも安心して子供を学校や遠足に送り出すことができます。適切な設定と使い方を心掛けることで、子供の成長を見守りつつ、安全対策を万全にすることができます。
Tile Proを使用する際の、位置情報共有やプライバシーに関する懸念や対策
Tile Proを使用する際には、位置情報共有やプライバシーに関する懸念が生じることがあります。以下に、これらの懸念や対策について詳しく説明します。
- 位置情報の共有: Tile Proを使って子供の位置情報を把握する場合、その情報が第三者と共有されるリスクがあります。このリスクを最小限に抑えるために、以下の対策を講じてください。
- Tileアプリのアカウント設定で、位置情報の共有範囲を制限します。家族や信頼できる友人のみに位置情報を共有し、不要な共有を避けましょう。
- アプリのプライバシー設定を適切に行い、位置情報が他のユーザーに見えないように設定します。
- プライバシーの保護: 子供のプライバシーを保護するためにも、以下の対策を実施してください。
- Tile Proの使用目的を子供に説明し、過度な監視を避けるよう心掛けます。これにより、子供のプライバシーを尊重しつつ、安全対策を講じることができます。
- 家族間での情報共有には注意を払い、子供の位置情報や個人情報を不必要に第三者に漏らさないようにしましょう。
- セキュリティ対策: Tile ProやTileアプリのセキュリティを確保するために、以下の対策を取り入れてください。
- Tileアプリのアカウントには、強力なパスワードを設定し、定期的に更新します。
- スマートフォンやタブレットには、パスコードや指紋認証などのセキュリティ機能を設定し、不正アクセスを防ぎます。
- Tileアプリのアップデートを定期的に行い、セキュリティ上の脆弱性を修正しましょう。
- データの管理: Tile Proで収集される位置情報や個人情報の取り扱いには、以下のような対策を講じます。
- Tile ProやTileアプリの使用をやめる際には、アプリ内のデータを削除し、デバイスから取り外します。
- 不要になったTile Proは、適切に処分し、データ漏洩を防防ぐようにしましょう。
- 法令遵守: Tile Proを使う際には、適用される法令や規則を遵守することが重要です。特に、子供のプライバシーに関する法律について理解し、遵守しましょう。また、学校や施設での使用に関しては、事前にルールや許可を確認することが望ましいです。
- Tile Proを使用する際には、これらの位置情報共有やプライバシーに関する懸念や対策を十分に考慮することが大切です。適切な設定や管理を行い、子供の安全とプライバシーを両立させることができれば、Tile Proは非常に有用なツールとなります。家族で話し合い、最適な使い方を見つけて、子供の成長と安全をサポートしましょう。
子供追跡デバイス比較
Tile Pro(通信距離が長くて音量が大きいのでオススメ)
Tile Mate(性能はProに劣るが安い)
Apple AirTag ユーザー数は多いが、Andoroid OSで利用できない
GPS子供見守り(理想的な機器ではあるが、重く月額費用がかかる)
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