この記事では、Linux環境で現在の年の進行度をパーセントで表示する方法について詳しく解説します。具体的なシェルスクリプトのコード例とその解説、さらには応用例を4つ以上含めています。
目次
はじめに
年がどれだけ進んだかを数字で把握することは、年間の目標達成度やプロジェクトの進捗などに役立ちます。Linuxのシェル環境では、このような情報を自動的に計算・表示することができます。
基本的なコード
まずは、基本的なシェルスクリプトのコードから見ていきましょう。
#!/bin/bash
# 現在の日付と年初の日付を取得
current_date=$(date +%j)
start_date=1
# 年の最終日を取得
end_date=$(date -d "Dec 31" +%j)
# 進行度を計算
progress=$(echo "scale=2; $current_date / $end_date * 100" | bc)
echo "今年は${progress}%進んでいます。"
コードの詳細解説
このコードは以下の手順で進行度を計算しています。
1. 現在の日付を年初からの日数(%j)で取得します。
2. 年の最終日(12月31日)を同様に年初からの日数で取得します。
3. `bc`コマンドを用いて進行度をパーセントで計算します。
4. 計算結果を出力します。
応用例
応用例1: プログレスバーの表示
#!/bin/bash
# プログレスバーで年の進行度を表示する
current_date=$(date +%j)
start_date=1
end_date=$(date -d "Dec 31" +%j)
progress=$(echo "scale=0; $current_date * 100 / $end_date" | bc)
echo -n '['
for i in $(seq 1 $progress); do
echo -n '#'
done
for i in $(seq 1 $((100 - $progress))); do
echo -n ' '
done
echo ']'
応用例2: 日毎に自動で実行する
# crontab設定例
0 0 * * * /path/to/your_script.sh > /path/to/output.txt
応用例3: 通知機能の追加
#!/bin/bash
# 進行度が50%を超えたら通知する
current_date=$(date +%j)
start_date=1
end_date=$(date -d "Dec 31" +%j)
progress=$(echo "scale=2; $current_date / $end_date * 100" | bc)
if (( $(echo "$progress > 50" | bc -l) )); then
echo "今年が半分経過しました。" | mail -s "進行度通知" your_email@example.com
fi
応用例4: Webダッシュボードに表示
# 進行度をHTMLで出力
echo "<div>今年は${progress}%進んでいます。</div>" > /path/to/web_dashboard.html
まとめ
Linuxで年の進行度をパーセントで表示する方法について解説しました。基本的なシェルスクリプトから、さまざまな応用例までを網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
コメント