LinuxでIPアドレスを確認する詳細ガイド

この記事では、Linux環境でIPアドレスを確認する方法について詳しく解説します。`ip a`コマンドと`ifconfig`コマンドの違い、使用方法、それに応用例まで、具体的なコードとその解説を交えながら紹介します。

目次

はじめに:IPアドレスとは

IPアドレスはインターネットプロトコル(IP)に基づいて各ネットワーク機器に割り当てられる識別子です。このIPアドレスを確認することで、ネットワーク上での自分の位置や設定を把握することができます。

基本的なIPアドレスの確認方法

`ip a` コマンドによる確認

ip a  # 全てのネットワークインターフェースとそのIPアドレスを表示

このコマンドは新しいLinuxディストリビューションでよく用いられます。詳細な情報が一覧表示されるので、より多くのネットワーク情報を確認したい場合に便利です。

`ifconfig` コマンドによる確認

ifconfig  # ネットワークインターフェースとそのIPアドレスを表示

このコマンドは古いLinuxディストリビューションや、Unix系のOSでも使われます。`ip a`に比べて出力される情報が少なく、シンプルな操作を求める場合に適しています。

コマンドの詳細解説

`ip a`の出力内容

`ip a`の出力では、各ネットワークインターフェース(例:eth0, wlan0)に対するIPアドレス(IPv4とIPv6)、サブネットマスク、ブロードキャストアドレス等が表示されます。

`ifconfig`の出力内容

`ifconfig`では、主にIPv4の情報が表示され、IPv6の情報は一般的には表示されません(特定のオプションで可能です)。

応用例

特定のネットワークインターフェースだけを表示

ip a show eth0  # eth0インターフェースのみを表示

IPv4アドレスだけを抽出

ip -4 a show | grep inet  # IPv4アドレスだけを抽出

IPv6アドレスだけを抽出

ip -6 a show | grep inet6  # IPv6アドレスだけを抽出

`ifconfig`で特定のインターフェースの情報を表示

ifconfig eth0  # eth0インターフェースの情報を表示

ループバックアドレスの確認

ip a show lo  # ループバックアドレスの確認

まとめ

LinuxでのIPアドレスの確認は、`ip a`と`ifconfig`の2つの主要なコマンドで行えます。どちらのコマンドもそれぞれ特色があり、状況に応じて使い分けが可能です。本記事を参考に、Linuxシステムでのネットワーク設定やトラブルシューティングに役立ててください。

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