WindowsのコマンドプロンプトでMACアドレスを確認する最短コマンドはgetmac /v /fo listです。接続名、ネットワークアダプター名、物理アドレスをまとめて確認できます。どのアダプターが現在使われているかまで判断したい場合は、続けてipconfig /allを実行し、接続名と説明を照合します。
getmac /v /fo list
ipconfig /all
MACアドレスはネットワークアダプターを識別するための物理アドレスで、通常は2桁の16進数を6組並べて表示します。Webサイトで確認するグローバルIPアドレスや、ipconfigで表示するIPv4アドレスとは役割が違います。Wi-Fiと有線LANの両方があるPCには、通常それぞれ別のMACアドレスがあります。
用途別のコマンド早見表
| 目的 | コマンド | ポイント |
|---|---|---|
| MACアドレスだけ素早く見る | getmac | 一覧は短いが、同じ機種のアダプターを見分けにくい |
| アダプター名も見る | getmac /v /fo list | 最初に使うおすすめ |
| 表形式で一覧にする | getmac /v /fo table | 画面上で比較しやすい |
| CSVとして扱う | getmac /v /fo csv /nh | 台帳やスクリプトへ取り込みやすい |
| IP設定と対応させる | ipconfig /all | 説明、DHCP、IPv4、物理アドレスを確認 |
| 別のWindows PCを照会 | getmac /s PC名 /v /fo list | 権限と管理用通信が必要 |
基本手順:ローカルPCのMACアドレスを取得する
- スタートメニューで「コマンド プロンプト」を検索して開きます。ローカルPCの表示だけなら、通常は管理者権限は不要です。
getmac /v /fo listを入力してEnterキーを押します。- 「接続名」と「ネットワーク アダプター」を見て、Wi-Fi、有線LAN、Bluetooth、仮想アダプターを区別します。
- 対象の「物理アドレス」を記録します。「トランスポート名」に出る長い識別子をMACアドレスと取り違えないでください。
ipconfig /allを実行し、同じ説明または接続名の項目にある物理アドレスと一致するか確認します。
getmacは、ローカルまたはリモートPCのネットワークカードについて、MACアドレスと関連プロトコルを返すWindows標準コマンドです。/vは詳細表示、/foはtable、list、csvから出力形式を選ぶオプション、/nhはtableまたはcsvの見出しを省略するオプションです。
複数のMACアドレスから対象を選ぶ方法
現在のPCでは、物理的なWi-Fiと有線LAN以外に、VPN、Hyper-V、WSL、コンテナー、仮想マシン製品、Bluetoothなどの仮想アダプターが並ぶことがあります。数が多いのは異常とは限りません。ルーターへWi-Fi端末を登録したいならWi-Fiアダプター、LANケーブルで接続する端末を登録したいならEthernetアダプターを選びます。
- 接続名:Windowsで表示される接続の名前です。Wi-FiやEthernetなど、目的の接続を探す手掛かりになります。
- ネットワークアダプター:メーカー名や製品名を含む説明です。USB-LANアダプターを区別するときに役立ちます。
- 物理アドレス:確認したいMACアドレスです。ハイフンの有無や大文字・小文字が違っても、16進数の並びが同じなら同じ値です。
- メディア切断:そのアダプターが現在ネットワークへ接続していない状態です。MACアドレスが無効という意味ではありません。
- トランスポート名:Windows内部で使う識別情報です。ルーターのMACアドレス登録欄へ入力する値ではありません。
ipconfig /allでは、各アダプターの「説明」「物理アドレス」「DHCP有効」「IPv4アドレス」などがまとまって表示されます。実際に通信中のアダプターを選ぶには、物理アドレスだけでなく、接続状態と現在のIPアドレスも一緒に確認してください。
結果をCSVファイルへ保存する
複数台の台帳へ転記する場合はCSV形式が便利です。次のコマンドは、現在のユーザーのデスクトップへ見出し付きCSVを保存します。
getmac /v /fo csv > "%USERPROFILE%\Desktop\mac-addresses.csv"
ファイルを表計算ソフトで開く前に、目的のPCで取得したものか、仮想アダプターを含んでいないかを確認します。MACアドレスはパスワードではありませんが、端末を識別できる情報です。公開資料へ載せる必要がなければ、必要な相手と必要な項目だけを共有してください。
リモートPCを照会する場合
管理対象PCに必要な権限と通信経路がすでに用意されている場合は、現在の資格情報で次のように照会できます。
getmac /s PC01 /v /fo list
PC01は組織内で解決できる実際のコンピューター名へ置き換えます。リモート照会のためにRDPをインターネットへ公開したり、ファイアウォールを無効化したりする必要はありません。組織の管理基盤がない環境では、対象PC上でローカルに実行して結果を安全に受け取る方法が簡単です。
/uと/pで別の資格情報を指定できる構文もありますが、パスワードをコマンド行、バッチファイル、操作記録へ平文で残す運用は避けます。必要な場合は組織の認証・端末管理手順に従ってください。
表示されたMACアドレスがルーターと違う場合
WindowsのWi-Fiには、対応ハードウェアでランダムなハードウェアアドレスを使う機能があります。全ネットワークまたは特定のWi-Fiネットワークで有効にすると、プライバシー保護のため接続時にランダム化されたアドレスが使われます。そのため、アダプター本来の物理アドレスと、アクセスポイント側で観測するアドレスが一致しない場合があります。
MACアドレス制限のある自宅や管理ネットワークで不一致が問題になる場合は、対象Wi-Fiのプロパティでランダムハードウェアアドレスの設定を確認し、ネットワーク管理者の方針に合わせます。追跡防止機能を理由なく全体で無効にするのではなく、そのネットワークで固定アドレスが本当に必要かを先に判断してください。
うまく取得できないときの確認順
getmac /?でヘルプが表示されるか確認します。ipconfig /allで対象アダプター自体が表示されるか確認します。- デバイスマネージャーでネットワークアダプターに警告がないか確認します。
- USB-LANアダプターなら挿し直し、別の正常なポートで認識を確認します。
- PCまたはアダプターメーカーの公式サイトから、機種とWindowsに合うドライバーを確認します。
空欄や「利用不可」があるからといって、レジストリでMACアドレスを作る対処へ進まないでください。まず、対象アダプターがWindowsに認識され、正常に有効化されているかを確認します。ドライバーを入れ直す場合も、非公式のドライバー配布サイトは使いません。
確認のまとめ
取得結果は、getmac /v /fo listとipconfig /allの二つで照合すれば十分です。ルーター登録に使うなら接続方式とランダムアドレス設定も確認します。変更作業は不要なので、ロールバックも基本的にはありません。Wi-Fiの設定を検証のため変更した場合は、元の値を記録しておき、確認後にプライバシーと管理方針に合う状態へ戻してください。

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