一般向けMicrosoft Copilotのチャット画面について、今回確認した公式案内には旧UIを選ぶ復元手順はありません。ただし、エージェントを作るCopilot Studioとは別です。Studioの画面には公式教材で新旧体験の切替が案内されるものがあります。まず製品名と実際の画面を確認し、チャットの表示・履歴移行・Studioの作成画面を分けて対処します。
画面変更後に履歴が見えない場合は、表示位置の変更だけでなく、新しいCopilotアプリへのデータ移行中である可能性も確認します。個人用、職場・学校、Copilot Studioのどれを使っているかで必要な操作が変わります。
Copilot Studioの旧UIを探している場合
Copilot Studioはエージェントを作成する製品です。Microsoft Learningの公式実習は、画面右上に[New experience]トグルがある場合、それをオフにしてclassic experienceへ戻す手順を案内しています。これは教材のStudio作成画面についての説明で、一般向けCopilotチャットに同じ切替があるという意味ではありません。
- 開いているURLがcopilotstudio.microsoft.comか確認する。
- 画面右上に[New experience]が実際に表示される場合、その切替と教材の対象画面を確認する。
- トグルがない場合は、表示中の環境・画面名を管理者へ伝える。内部URLや旧アプリへの変更で代用しない。
また、Studioのclassic orchestrationは、トリガーフレーズでトピックを選ぶ仕組みの名称です。画面を以前のデザインへ戻す設定とは区別してください。
新しいCopilotアプリへの移行で変わったこと
Microsoftのアプリ更新案内では、個人用と職場・学校アカウントを扱う新しい体験へ移行します。同じアプリに入口があっても、個人と仕事のデータ境界は別です。個人用の会話・画像などの多くは移行されますが、全機能・全コンテンツが同じ扱いではありません。
履歴が空、端末間で履歴が違う、移行中の表示がある場合は、公式の移行時の確認手順に従います。以前と同じMicrosoft、Google、Appleのサインイン方法を確認し、アプリを再起動またはWebを再読み込みします。過去の会話を開くリンクが表示される場合はその案内を使い、移行中なら時間をおいて再確認してください。旧UIへ戻すために履歴を削除する必要はありません。
症状別の安全な対応
| 困っていること | 確認する操作 |
|---|---|
| 見た目・ナビゲーションが変わった | 更新版の移行案内を確認し、同じアカウントでWebとアプリを比較 |
| 会話履歴が見えない | アカウント、移行中のメッセージ、過去の会話へのリンクを確認 |
| 会話を削除したい | 更新版は左側Chats一覧の対象→…More→Delete |
| 覚えている情報を確認・削除したい | 更新版は設定→Personalization→Saved memoriesのManage |
| 仕事用アカウントで機能が違う | アカウント切替と組織の管理者設定を確認 |
| Studioの作成画面を旧体験へ戻したい | 右上New experienceの有無と公式教材の対象画面を確認 |
現在のMicrosoft Copilotの利用場所
個人向けMicrosoft Copilotは、公式にはWebブラウザーのcopilot.com、Windowsアプリ、macOSアプリ、iOS/iPadOSアプリ、Androidアプリなどから利用できます。Microsoft Edgeや一部のMicrosoft製品にも入口がありますが、入口が違えば表示や提供中の機能が完全に同じとは限りません。
WindowsのCopilotはMicrosoft Storeから入手・更新します。新しいアプリの更新案内では個人用と職場・学校アカウントのサインインが扱われます。入口が共通でも、個人用MicrosoftアカウントとMicrosoft Entraのデータ保護・管理条件は別です。
同じ個人用Microsoftアカウントでサインインすると、会話履歴、より長い会話、画像作成、音声など、サインイン時の機能を利用できます。サインアウト状態や別アカウントでは、履歴が見えないことがあります。「UI変更で消えた」と判断する前に、画面右上またはプロフィールに表示されるアカウントを確認します。

EdgeサイドバーにCopilotが表示されても、それは旧UIへ戻った証拠ではありません。サイドバーは現行Copilotの公式な利用場所の一つで、機能や配置は更新によって変わります。
一般向けチャットを旧UIへ固定する方法の注意点
Edgeサイドバーは旧版の保存場所ではない
Edgeのサイドバーとcopilot.comで一時的に表示が違うことはありますが、サイドバーが旧UIを永続提供するという公式仕様はありません。段階配信、アプリのバージョン、アカウント、地域、画面幅によって表示差が出る可能性があります。旧画面が見えたとしても、それを固定できるとは限りません。
内部URLへの強制転送はサポート外
過去の内部エンドポイントへブラウザー拡張で転送する方法は、公式の利用URLではありません。内部URLは予告なく変更・停止され、認証Cookie、リダイレクト、セキュリティ検査が正常に働かない可能性があります。拡張機能へ閲覧データやサイト変更の権限を与えることにもなるため、記事で設定例を提供しません。
古いアプリや更新停止も解決にならない
古いAPK、非公式インストーラー、アプリ更新の停止で過去表示を維持しようとすると、セキュリティ更新、認証、会話同期、新しい保護機能を失う可能性があります。公式ストアの最新版を使い、必要な機能が見つからない場合は現行UIの操作場所を確認するか、フィードバックを送ります。
現行UIを安全に確認する手順
- 利用中の製品を確認する:個人用・職場学校用のCopilotチャットか、Copilot Studioの作成画面かを確認します。新旧アプリの設定経路も区別します。
- Web版を基準にする:copilot.comを新しいタブで開き、以前使った個人用Microsoft、Google、Appleのサインイン方法を使い、リダイレクトや移行案内があれば従います。
- アプリを更新する:WindowsではMicrosoft Storeを開き、[ライブラリ]から更新プログラムを取得します。ブラウザーとWindows Updateも適用します。
- 履歴を確認する:更新版は左側のChats一覧を開きます。空なら同じアカウントか、データ移行中の案内がないか確認します。
- プライバシー設定を確認する:更新版は[設定]→[Personalization]でメモリなどの項目を確認します。旧版のプロフィール経路と同一と決めつけないでください。
- アプリだけ壊れているか切り分ける:Web版が正常でWindowsアプリだけ異常なら、アプリを終了して再起動し、改善しなければ公式ストア版を再インストールします。
- 要望を公式に送る:旧配置が業務上必要、機能が見つからない、表示が破綻している場合は、Copilotの[フィードバックを送信]または回答付近の報告アイコンを使います。
会話履歴を開く・削除する
更新版の個人向けアプリでは、左側の[Chats]一覧で対象会話を選び、[…More]→[Delete]で個別削除します。更新版の公式操作を使い、移行中で見えない会話を削除済みと判断しないでください。下表は以前のCopilotの履歴画面が表示される場合の経路です。
| 利用場所 | 履歴の開き方 | 個別削除 |
|---|---|---|
| copilot.com | 左上のサイドバーアイコン | 履歴項目の右にあるメニューから削除 |
| Windows/macOSアプリ | 左上のサイドバーアイコン | 履歴項目を右クリックして削除 |
| モバイルアプリ | メニューを開く | 項目のメニューから削除 |
以前の履歴画面ではサイドバーを開きます。更新版へ移行中の場合は、同じサインイン方法と画面内の移行案内を優先して確認します。
全履歴の削除・エクスポートは、更新版のアクティビティ履歴の公式説明からMicrosoftアカウントのプライバシーダッシュボードへ進みます。旧版のApple用経路を新UIの共通操作として探さず、実際の版とアカウントに対応した案内を確認してください。
会話の共有リンクを作ると、リンクを知っている人が、その時点の会話のコピーを閲覧できます。共有後に会話を続けた内容は自動では追加されませんが、共有対象に機密情報、個人情報、契約情報が含まれていないかプレビューで確認してください。
プライバシーの案内は版ごとに異なります。以前のCopilotの設定説明は旧版専用と明記されています。以下の既存の比較表・旧プロフィール経路は、以前の画面が表示される場合の参考です。更新版の操作は本文の[設定]→[Personalization]を使います。
メモリ、パーソナライズ、履歴の違い
会話履歴は過去のやり取り、メモリは応答の個人化に使う情報です。更新版では[設定]→[Personalization]→[Saved memories]をオフにしても、保存済みのメモリは自動削除されません。削除する場合は横の[Manage]から個別削除、または[Delete all memories]を使います。履歴の削除とは別の操作です。
| 項目 | 何を制御するか | オフ/削除時の注意 |
|---|---|---|
| 会話履歴 | 過去の会話を表示し再開する | 個別削除と全履歴削除がある |
| パーソナライズとメモリ | 好みや過去情報を今後の応答に反映 | オフにしても履歴一覧は残る |
| Microsoft利用データ | Bing、MSN、Edge等の利用データによる個人化 | 広告の個人化設定とは別 |
| 会話のトレーニング利用 | 以前の版で会話をモデル改善に使用するか | 会話履歴の保存とは別設定 |
| 音声会話のトレーニング利用 | 以前の版で音声会話をモデル改善に使用するか | テキスト会話と別に確認する |
以前のCopilotの画面では、プロフィール→メモリ/プライバシー、アプリの設定→プライバシーなどの経路が使われていました。更新版でその経路がないことだけを表示不具合と判断せず、[設定]→[Personalization]の現在の項目を確認します。
更新版の個人向けアプリのデータ説明では、プロンプト・応答・ファイル内容は基盤モデルの学習に使わないとされています。旧版の[会話のトレーニング利用]スイッチを、新しいアプリにも必要な共通設定として案内しないでください。
更新版は[Saved memories]横の[Manage]から保存済みの内容を確認し、必要な記憶を削除します。オフにする操作、保存済みメモリの削除、チャット履歴の削除はそれぞれ確認してください。

更新版は「保存済みメモリをオフにする」「保存済みメモリを削除する」「チャット履歴を削除する」を分けて確認します。スイッチをオフにするだけでは、保存済みメモリは消えません。
Windowsアプリだけ表示がおかしい場合
copilot.comでは正常なのにWindowsアプリだけ真っ白、ボタンが反応しない、サインインが繰り返される場合は、旧UIの問題ではなくアプリの更新やローカル状態を疑います。内部URLやブラウザー拡張で回避せず、影響の小さい順に確認します。
- 作成中の内容を別の安全な場所へ保存し、Copilotアプリを終了する
- Windowsを再起動し、copilot.comが利用できるか確認する
- Microsoft Storeの[ライブラリ]でCopilotを更新する
- Windows UpdateとMicrosoft Edgeの更新を適用する
- 同じ個人用Microsoftアカウントでサインインし直す
- 改善しなければ[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]でCopilotをアンインストールし、Microsoft Storeから再インストールする
再インストールしてもWeb版と表示が違う場合、段階配信や機能差である可能性があります。アプリのバージョンを下げたり更新を無効化したりせず、現行の公式ヘルプにある機能名で操作を探します。
個人向けCopilotとMicrosoft 365 Copilotを混同しない
個人用Microsoftアカウントで使うMicrosoft Copilotと、職場または学校のMicrosoft Entra IDで使うMicrosoft 365 Copilotは、似た名称でも別のサービス範囲を持ちます。企業データ保護、保持ポリシー、監査、管理者によるフィードバック制御、接続できる組織データは同じではありません。
仕事用アカウントで履歴や機能が見えない場合、個人向けCopilotの記事を基に設定を変更せず、組織のMicrosoft 365管理者へ確認します。機密資料を扱うときは、組織が承認したCopilotの入口とアカウントを使い、個人向けCopilotへ業務データを貼り付けないでください。
失敗しやすい分岐と注意点
- 別アカウント:履歴が見えないときに最初に確認する項目です。プロフィールのメールアドレスを確認します。
- サインアウト会話:サインイン前の会話が、サインイン後の履歴へ必ず統合されるとは限りません。
- 段階配信:Web、Windows、Edge、モバイルでボタンの位置や利用可能時期がずれることがあります。
- 非公式拡張:旧UI固定をうたう拡張へ閲覧データやCookieの権限を渡さないでください。
- 共有リンク:リンクを知る人が閲覧できるため、作成前に機密情報を除きます。
- 削除操作:保存済みメモリと履歴の削除は別です。目的と削除対象を確認します。
よくある質問
本当に旧UIへ戻す方法は一つもありませんか?
一般向けCopilotチャットについて、確認した公式アプリ更新案内は移行手順を説明しており、旧UI選択の復元手順はありません。Copilot Studioには公式実習でNew experience切替の案内があるため、製品と画面を分けて確認してください。
Edgeサイドバーなら旧UIを使えますか?
保証されません。Edgeサイドバーは現行Copilotの入口です。Web版と表示が違うことはあっても、旧版を維持する仕組みとして案内されてはいません。
会話履歴は何か月残りますか?
以前のCopilotの公式説明には直近18か月の会話履歴とあります。更新版への移行後のアクティビティや、組織のMicrosoft365Copilotの保持条件へ一律に当てはめず、版・アカウントに対応した公式説明を確認してください。
パーソナライズをオフにすれば履歴も消えますか?
履歴は別に削除します。更新版ではSaved memoriesをオフにしても、保存済みメモリは自動削除されません。Manageでメモリを削除する操作と、Chatsで会話を削除する操作は別です。
古いアプリを入れ直せば元に戻りますか?
旧UIが使える保証はなく、古いアプリにはセキュリティ、認証、同期の問題があります。公式ストアの現行版を使い、必要な機能の場所を確認してください。
UIへの要望はどこへ送れますか?
Copilotの設定にある[フィードバックを送信]、または回答付近の報告アイコンを使えます。業務手順への影響、見つからない機能、再現手順を具体的に書き、会話本文やログを送る場合は個人情報を確認します。
公式情報
- Microsoft Support:Getting started with Microsoft Copilot
- Microsoft Support:Conversation history in Microsoft Copilot
- Microsoft Support:Microsoft Copilot privacy controls
- Microsoft Support:Privacy FAQ for Microsoft Copilot
まとめ
- 一般向けチャットの旧UI復元手順と、StudioのNew experience切替を区別する
- 内部URL、転送拡張、古いアプリ、更新停止による固定は使わない
- 履歴が見えないときは同じアカウントとデータ移行中の案内を確認する
- 履歴と保存済みメモリは別に管理し、新旧版の説明を区別する
- Web版が正常でアプリだけ異常なら、更新後に公式ストア版を再インストールする
- 個人向けCopilotとMicrosoft 365 Copilotのデータ保護を混同しない
一般向けのチャットは、アカウントと移行状況を確認して現行の操作を使います。Studioの画面ならNew experienceの有無を確認します。履歴がない、設定名が違う、アプリだけ壊れるという症状を分けると、必要な確認先を絞れます。

コメント