パイレーツの世界を舞台にしたSea of Thievesを新しいPCにインストールしようとしたとき、Microsoft StoreやXboxアプリ上でエラー「0x87E0000D」が表示されてしまう――。せっかくの冒険へ漕ぎ出す前に立ちはだかるこの問題は、国内外で多くのプレイヤーが報告しているようです。そこで本記事では、考えられる原因から具体的な対処法、そして公式の最新情報の確認方法まで、幅広く解説していきます。
エラー「0x87E0000D」発生の背景を探る
Sea of Thievesを含むMicrosoft StoreアプリやXboxアプリ経由のゲームダウンロードには、Windowsシステムやネットワーク周りの仕組みが深く関わっています。エラー「0x87E0000D」が出るケースは、単なる通信エラーや不足ファイルの問題に限らず、Windows自体の内部エラーやアプリ側のバグが原因となっている可能性があります。
なぜこのエラーは起こるのか?
インストールや更新時に高頻度で登場するエラーの多くは、以下のいずれかに起因しやすいとされています。
- Microsoft StoreまたはXboxアプリの一時的な不具合
- Windows側のアップデートが不完全または古い状態
- サーバー側の障害やネットワーク断
- ユーザー側のセキュリティソフトやVPN設定の干渉
ただし、「0x87E0000D」については公式フォーラムでも繰り返し報告されており、単純な再インストールや初期化では解決しないケースが散見されます。そうした事例から見ても、アプリまたはシステムレジストリの誤作動や公式側の不具合の可能性が高いと推測されます。
Windows環境との相性問題?
最新バージョンのWindows 11やWindows 10であっても、このエラーが出る報告があるため、OSバージョンの新旧だけが原因とは断定できません。実際、ドライバのバージョンや特定の環境設定(言語設定、フォルダリダイレクト設定、OneDrive連携など)が影響しているケースも考えられます。
まず試すべき基本的な対処法
「公式側のバグかもしれない」とはいえ、私たちユーザー側で解決できる範囲の対策がまったく無いわけではありません。ここでは一般的に推奨される手順を一通り紹介します。
1. Windowsアップデートを再確認
Sea of Thievesのみならず、Microsoft Storeアプリからのダウンロードやアップデートに問題が発生した場合、意外と見落としがちな対策が「Windowsの更新プログラムの再確認」です。
以下のように確認するとよいでしょう。
- 「スタートメニュー」→「設定」→「Windows Update」を開く。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、追加の更新やオプションの更新があればすべて適用する。
- PCを再起動して、更新プログラムの適用を完了させる。
小さな修正プログラム1つでMicrosoft Storeの挙動が正常化する場合もあるため、たとえすでに最新だと思っていても再度チェックすることは大切です。
2. Microsoft Store・Xboxアプリのリセット
Storeやアプリ自体のキャッシュが破損していると、ダウンロードが途中で止まってしまったりエラーが出やすくなります。そこでアプリのリセットを行います。Windows 10/11どちらもほぼ同様の手順で対応可能です。
- 「スタートメニュー」→「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を開く。
- 一覧から「Microsoft Store」または「Xboxアプリ」を探し、「詳細オプション」を選択。
- 「リセット」ボタンをクリック。
この操作により、キャッシュや一時ファイルが初期化されます。サインイン情報なども再度入力し直す場合がありますが、それで問題が解決すれば儲けものです。
3. PowerShellを用いた強制再登録
Windowsのストアアプリは、OS内で「パッケージ」と呼ばれる形で管理されています。これらがうまく登録されていない場合、ダウンロードやアップデート時にエラーが起きがちです。そこで、PowerShellを使ってStoreやXboxアプリを再登録すると改善することがあります。
以下は一例のコマンドです。
# 管理者権限のPowerShellを起動してから入力
Get-AppxPackage Microsoft.GamingServices | Remove-AppxPackage -allusers
Get-AppxPackage Microsoft.XboxApp | Remove-AppxPackage -allusers
Get-AppxPackage Microsoft.StorePurchaseApp | Remove-AppxPackage -allusers
Get-AppxPackage -allusers *WindowsStore* | Foreach {
Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppxManifest.xml"
}
# XboxとGamingServicesの再インストール
Get-AppxPackage -allusers Microsoft.GamingServices | Foreach {
Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppxManifest.xml"
}
Get-AppxPackage -allusers Microsoft.XboxApp | Foreach {
Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppxManifest.xml"
}
上記のような操作はややリスキーなので、自己責任で実施してください。実行前に復元ポイントを作成しておくと安心です。
4. セキュリティソフトやVPNの影響を疑う
意外と盲点なのが、アンチウイルスソフトやVPNソフトがMicrosoft Storeとゲームサーバーの通信をブロックしているケースです。Sea of Thievesのデータはかなりの容量があるため、長時間にわたるダウンロードで検知されることも珍しくありません。
一度セキュリティソフトをオフにする、あるいはVPNを解除して再度インストールを試すと、エラーが解消する場合があります。ただし、オフにするときはネットワークセキュリティに注意し、また試したあとは必ずオンに戻すようにしましょう。
すべて試してもダメ? 公式不具合の可能性が高い
上述のような一般的対策を一通り試した結果、それでも「0x87E0000D」が改善しないという声が多く上がっています。この場合、Sea of Thieves開発元のRareやXboxサポート側で把握している不具合が存在する可能性を疑う必要があります。
公式サポート・フォーラムの動向
- Xboxサポート公式サイトでは、過去にもダウンロードやアップデート時のエラーに関するアナウンスが掲載されたことがあります。定期的にXbox Liveステータスなどを確認してみましょう。
- Sea of Thieves公式フォーラムやコミュニティ(Redditなど)でも、同様のエラー報告があるか検索してみると、公式スタッフがアナウンスしている場合があります。
ゲーム自体のバージョン不整合
Steam版のInsiderビルド(テスト版)でプレイできるのに、Microsoft StoreやXboxアプリ版だけがインストールできないという事例は、配布バージョン間の不整合が原因になっている場合もあります。Insiderビルドは最新のテスト機能を含むため、通常版とは別のブランチで配信されています。もしInsiderプログラムへの参加に支障がないのであれば、代替手段としてのテスト版インストールを検討してもよいかもしれません。
Steam版Insiderを利用する際の注意点
どうしてもSea of Thievesを早くプレイしたいという場合、SteamでInsider版を入手する手段があります。ただし、以下のような点にも気を配りましょう。
1. 参加条件やリスク
Insider版はテスト目的のビルドであり、致命的なバグや不具合が含まれる可能性があります。テストビルド特有の不安定さもあるため、本番環境でストレスなく楽しみたい人には向かないかもしれません。
2. Microsoftアカウントの連動
Sea of Thievesでは、Xbox Liveアカウント(Microsoftアカウント)と紐づけて遊ぶ仕組みになっています。Steam版Insiderを起動するときにもMicrosoftアカウント認証が必要であり、ゲーム内の進行状況は共通化できる場合がありますが、全機能が同じとは限りません。
3. 実績やクロスプレイとの兼ね合い
実績解除の有無やクロスプレイの対応は、プラットフォームやバージョンによって一部制限が生じる場合があります。Insider版をプレイしていても、公式配信版とまったく同じ実績・クロスプレイ状況になるとは限らないので注意が必要です。
最終的な結論:修正パッチ待ちが現実的な対応
現状、インストールエラー「0x87E0000D」が完全解決する明確な手段は見つかっていません。WindowsやMicrosoft Storeの再インストール、リセットといった一般的な対策を行っても改善しない場合、公式の修正パッチのリリースを待つのが最も確実です。
待ち時間を有意義にする工夫
- 公式コミュニティやフォーラムをチェックし、最新情報や他ユーザーの成功報告を集める。
- Sea of Thievesの基本システムや攻略情報を調べ、実際にプレイ可能になった際にスムーズに楽しめるようにしておく。
- もし友人がSteam版を所有している場合、一時的にゲームシェア機能で遊ばせてもらえるか相談してみる。
トラブルシューティングのポイントを表にまとめる
参考として、よく行われる対処法と目的を簡単な表にしました。問題整理にご活用ください。
| 対処法 | 目的・効果 | 成功確率の目安 |
|---|---|---|
| Windows Updateの再チェック | 不足しているパッチ適用で、Store不具合を解消 | 中~高 |
| Microsoft Storeアプリのリセット | キャッシュ破損や一時データをリフレッシュ | 中程度 |
| Xboxアプリ・Game Services再インストール | Xbox連動関連のサービスを再構成 | 中程度 |
| PowerShellでの強制再登録 | OSレベルのストアアプリ管理を修復 | 中程度 |
| セキュリティソフト/VPNのオフ | 通信妨害を防ぐ | 低~中 |
| Steam版Insiderビルドを試す | 公式版がダメな場合の代替手段 | 中程度 |
| 公式フォーラム・サポートへ問い合わせ | 不具合報告の共有・解決策のフィードバック | 中(ただし時間) |
| 修正パッチ待ち | 公式不具合の場合、最終的な解決方法となる | 高(時間要) |
よくある誤解:コンソール版の対処法はPCには無効
エラーコードの中には、Xboxコンソール版で同様の数値や似通ったエラーメッセージが出ることがあります。ただし、Xbox OneやXbox Series向けの手順(本体の電源リセットやディスククリーニングなど)は、PC版にはほぼ無関係です。PCでのエラーはあくまでWindowsとアプリ管理の問題が大半を占めるため、安易にコンソールのトラブルシューティングを適用しても効果を得られない可能性が高いです。
まとめ:見極めが大切
Sea of Thievesのインストール時に「0x87E0000D」が出てしまった場合、まずは
- WindowsやMicrosoft Storeの基本的な更新・リセット
- XboxアプリとGame Servicesの再インストール
- ネットワーク環境やセキュリティ対策ソフトの見直し
以上を試し、それでも改善しないようであれば、公式フォーラムやサポート情報を随時チェックしながらパッチのリリースを待つのが現実的です。特定の環境だけがハマるバグは、一度はまり込むとなかなか解決しない場合もあります。ですが、開発元が事象を把握しているのであれば、いずれ修正対応が行われる可能性は高いでしょう。
Sea of Thievesは、仲間との共同作業や海賊船の操縦など、ほかのゲームにはない体験を楽しめる魅力的なタイトルです。インストールの段階でつまずくのは悔しい気持ちになりますが、焦ってPCを再初期化してしまう前に、できるだけ問題の切り分けをしておくと後々役立ちます。今回の情報が、少しでもトラブル解消の手がかりになれば幸いです。海賊の冒険に旅立つその日が、1日も早く訪れますように。

コメント