新しいデバイスを購入するときや、既に持っているモデルの情報をしっかり把握することは大切ですよね。特にSurfaceシリーズは世代ごとにアップデートが加えられ、より快適なパフォーマンスを発揮してくれます。ここではSurface Laptop Go（モデル1943）の世代に関する疑問や、ファームウェア・ドライバーの入手方法を詳しく解説します。
Surface Laptop Goとは
Surface Laptop Goは、Microsoftが提供している「Surface」ブランドのノートPCシリーズの一つです。軽量かつスタイリッシュなデザインが魅力で、学生やビジネスパーソンなど幅広いユーザーに選ばれています。Surfaceシリーズは、タブレット形状のSurface ProやSurface Goなど多岐にわたりますが、その中でLaptopシリーズは、一般的なクラムシェル型のノートPCに近いスタイルを採用しているのが特徴です。
Surface Laptop Goは、比較的手頃な価格帯ながら、Microsoft Officeアプリなどを快適に動かすパフォーマンスを持ちつつ、持ち運びやすいサイズ感を両立している点が評価されています。また、Windows Hello対応の指紋認証センサー付き電源ボタンなど、上位モデル顔負けのセキュリティ機能を搭載していることでも注目を集めました。
Surfaceシリーズ全体のコンセプト
Surfaceシリーズは「タブレットとPCの融合」からスタートしました。ユーザーの作業効率やモビリティを高め、常に新しい形のデバイス体験を提供しようとするMicrosoftの考えが詰まっています。近年ではビジネスシーンでも広く導入され、多くのユーザーが仕事からプライベートまでSurfaceを活用するようになりました。
主なSurfaceモデルの一覧
- Surface Proシリーズ：2-in-1デバイスの代表格
- Surface Laptopシリーズ：クラムシェル型のスタンダードなノートPC
- Surface Goシリーズ：小型軽量で持ち運びに便利なエントリーモデル
- Surface Bookシリーズ：ディスプレイ着脱可能で高性能
- Surface Studio：一体型デスクトップ型の高機能デバイス
Surface Laptop Go（モデル1943）は第1世代
Surface Laptop Goには大きく第1世代と第2世代があり、それぞれ発売時期やスペックが異なります。結論から言えば、モデル番号が「1943」のSurface Laptop Goは第1世代です。Microsoft公式のドキュメント等でも「モデル1943はSurface Laptop Go（1st Gen）」として記載されていますので、確実に第1世代に該当します。
第2世代のSurface Laptop Go 2が登場し、世代が増えると混乱することもあるかもしれませんが、型番（モデル番号）を照合することで簡単に判断可能です。もし「私のSurface Laptop Goはどっちなのか分からない」と感じたら、以下の手順でモデル番号を確認してみましょう。
モデル番号の確認方法
Windowsの「設定」や本体裏面のラベルなどで、モデル情報を調べることができます。以下に代表的な確認手順を紹介します。
- Windowsの「スタート」ボタンをクリックします。
- 「設定」を選択し、「システム」→「詳細情報」に移動します。
- 「デバイスの仕様」の下部に、デバイス名やモデル番号が表示されることが多いです。
また、本体底面やパッケージ裏などにも型番が記載されていますので、そちらをチェックしてもよいでしょう。
第1世代と第2世代の大きな違い
Surface Laptop Goの第1世代（以下、第1世代）と第2世代（以下、第2世代）には、いくつかの明確な違いがあります。大きくはプロセッサ、ストレージ、OSのバージョンなどで差があります。以下の表に主なスペックの違いをまとめました。
| 項目 | Surface Laptop Go（第1世代） | Surface Laptop Go 2（第2世代） |
|---|---|---|
| モデル番号 | 1943 | 通常は「2000」番台など別の型番 |
| 発売時期 | 2020年10月 | 2022年6月 |
| CPU | 第10世代Intel Core i5 | 第11世代Intel Core i5 |
| メモリ | 4GB / 8GB | 4GB / 8GB |
| ストレージ | 64GB eMMC / 128GB SSD / 256GB SSD | 128GB SSD / 256GB SSD |
| OS | Windows 10 Home（Sモード解除可） | Windows 11 Home |
第2世代はCPUが新しい世代にアップデートされ、より高いパフォーマンスを発揮します。一方で、ストレージに関しては第1世代のほうが64GB eMMCモデルが選択できるなど、バリエーションがやや多い特徴があります。もし「初期ストレージが64GBしかない」といった状況であれば、それは第1世代である可能性が高いでしょう。
パフォーマンスの違い
第1世代と第2世代ではCPU世代が異なるため、グラフィック処理能力や消費電力効率に違いがあります。日常使いで極端な差は感じにくいものの、動画編集や大きなファイルを扱う頻度が高いユーザーは、第2世代のほうがスムーズに動作する傾向があります。
その他の細かな変更点
キーボード周りや筐体デザインは大きく変わっていませんが、細部の仕上げやカラーラインナップなど微妙な変更が加えられています。初代モデルと最新モデルを見比べると、微妙に質感やパームレストの耐久性に違いを感じる場合もありますが、基本的な外観は同様です。
ドライバーやファームウェアのアップデート方法
Surface Laptop Go（モデル1943）を使っている場合、第1世代向けのドライバーやファームウェア更新プログラムを選択する必要があります。正しい更新プログラムを適用しないと、最悪の場合はシステムが不安定になる恐れがあるため注意しましょう。
Microsoft公式サイトからの入手
Microsoft公式の「Surface Laptop Go Drivers and Firmware」ページにアクセスし、自分のモデルに対応したファイルをダウンロードします。ページ上で「Surface Laptop Go（1st Gen）」のリンクを選択し、適切なドライバーパッケージを取得してください。
- Microsoftサポートページにアクセスします。
- 検索バーで「Surface Laptop Go Drivers and Firmware」などのキーワードを入力します。
- 表示された一覧から「Surface Laptop Go（第1世代）用」を見つけて選択します。
- ダウンロードリンクをクリックして、オフラインインストーラーやZIPファイルを取得します。
ダウンロードしたファイルを展開し、セットアップを実行することでドライバーやファームウェアが更新されます。更新後はデバイスを再起動することを忘れないようにしてください。
Windows Updateを利用する
Microsoft公式ドライバーの更新を簡単に行う方法として、Windows Update経由でのインストールがあります。以下の手順でアップデートを確認できます。
- 「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開きます。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能なアップデートを検索します。
- Surfaceに関連するドライバーやファームウェアのアップデートが見つかったら、指示に従ってインストールします。
- アップデート完了後、念のためデバイスを再起動します。
Windows Updateではすべての更新が同時に配信されるとは限らず、手動での適用が必要な場合もあります。そのため、最新の状態に保ちたい場合は公式サイトのオフラインインストーラーを併用すると安心です。
PowerShellコマンドでドライバー情報を確認する
詳しいユーザー向けのテクニックとして、PowerShellでドライバーのバージョンやデバイス情報を取得する方法があります。たとえば、以下のようなコマンドを実行することで、インストール済みのドライバー一覧を確認できます。
Get-WindowsDriver -Online | Select-Object -Property OriginalFileName, ProviderName, ClassName, VersionここからSurface固有のドライバーやファームウェアが正しくインストールされているかをチェックできます。エラーや不足しているドライバーがある場合は、「ProviderName」などで検索して該当ドライバーを再度インストールするとよいでしょう。
アップデート前の準備と注意点
ファームウェアやドライバーのアップデートを行う際には、いくつかの準備や注意点があります。アップデートによってデバイスがより快適になる一方、トラブルが起きる可能性もゼロではありません。
バックアップの取得
万が一の不具合に備え、重要なデータは必ずバックアップをとりましょう。クラウドサービス（OneDriveなど）を利用するか、外部ストレージにファイルを移行しておくのがおすすめです。
バッテリー残量の確認
ノートPCの場合、アップデート中に電源が切れるとファームウェアが壊れて起動できなくなるリスクがあります。できる限りACアダプターを接続し、バッテリー残量が十分であることを確認しておきましょう。
アダプターや電源の品質
Surface製品は純正の電源アダプターを使用することが推奨されています。互換アダプターを利用すると、電圧や電流の不一致が原因でアップデート時に不具合が発生することがあります。
アップデート後の動作確認
ドライバーやファームウェアを更新したあと、エラーや警告が表示されないかを確認しましょう。特にWi-Fi、Bluetooth、タッチパネルなどのデバイスが正常動作しているかをチェックすると安心です。もし問題が生じた場合は、デバイスマネージャーからドライバーのロールバック機能を使うか、再度公式のファイルをインストールすると解決する場合があります。
Surface Laptop Go（モデル1943）を快適に使うコツ
アップデート以外にも、普段の使い方や設定の見直しによって、Surface Laptop Go（第1世代）をより快適に利用できます。以下では、そのためのコツをいくつか紹介します。
ストレージの最適化
第1世代モデルのうち、64GB eMMCモデルを選んでいる場合はストレージ容量が限られています。不要なアプリや不要ファイルはこまめに削除し、OneDriveや外付けHDDを活用することでストレージを圧迫しないようにしましょう。
Sモードの解除
Surface Laptop Go（第1世代）ではWindows 10 Home（Sモード）が初期状態で入っている場合があります。Sモードはセキュリティやパフォーマンスを重視している一方、Microsoft Store以外のアプリがインストールできないなど制限があります。必要に応じて設定メニューからSモードを解除すると、より多くのアプリケーションが利用可能になります。
Officeアプリの利用
Officeアプリ（Word、Excel、PowerPointなど）はSurfaceシリーズと相性が良く、ペン入力にも対応しているモデルが多いですが、Surface Laptop Goはペン入力非対応です。ただし、タッチ操作には対応しているため、画面を指で操作する直感的な体験は可能です。Officeアプリを導入することで、場所を選ばず文書作成やプレゼンテーションの編集を行えます。
まとめ：モデル1943は第1世代、アップデートは公式サイトを活用
Surface Laptop Go（モデル1943）は、第1世代に該当します。もしファームウェアやドライバーのアップデートを行う場合は、Microsoft公式サイトで第1世代向けの更新プログラムをダウンロードするか、Windows Updateを活用して最新の状態を維持すると良いでしょう。
第2世代との違いはCPUやOSの世代であり、日々の作業パフォーマンスに多少の影響はあるものの、第1世代でも十分に軽快に使いこなせます。さらにアップデートにより、安定性やセキュリティが強化されるため、こまめにメンテナンスすることが長く快適に使う秘訣です。
購入やアップデートに迷ったら、Microsoftの公式サポートやコミュニティフォーラムを活用して最新情報を得るのがおすすめです。Surfaceシリーズは多彩なラインナップがあるので、自分の使い方に合ったモデルを選択し、日々の作業効率をアップさせましょう。
コメント