GPOでChromium版EdgeのIEモードの有効期限を30日間から延長させる方法

Chromium版EdgeのIEモードの有効期限はデフォルトだと最大で30日間となっています。本記事ではグループポリシーで有効期限を延長させる方法を解説します。

目次

グループポリシー(GPO)の作成と適用手順

「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。

IEモードの有効期限の確認方法

Edgeの設定画面を開きます。

Edgeを起動して右上の①「・・・」をクリックして②「設定」をクリックします。

左メニューの「既定のブラウザー」を選択します。

Internet Explorerモードページ項目にはIEモードで開いた際に「次回このページをInternet Explorerモードで開く」を有効にしたサイトが表示されています。ただ、30日間という期限が強制的に設定されます。この設定値を今回延長させます。

nternet Explorerモードページの表記には「これらのページは、ぺージ追加日から30日間Internet Explorerモードで自動的に開くページが1ページあります。」と表示されています。


Chromium版EdgeをGPOで管理可能にする

Chromium版EdgeをGPOで管理するには、Chromium版Edge用の管理テンプレートをActive Directory に反映させる必要があります。以下の記事をご参照いただきご設定ください。慣れた人が行えば5分で終わる内容です。

Chromium版Edgeをグループポリシー(GPO)で管理可能にする具体的な方法


グループポリシーの設定変更

グループポリシーを変更することでIEモードの有効期限を延長させます。

「Winキー」 + 「Rキー」 を同時タイプ

「gpedit.msc」と入力してOK

ローカル グループポリシーエディターが立ち上がる

以下のポリシーを開きます。

<パス>

ユーザー構成> 管理用テンプレート> Microsoft Edge

<ポリシー名>

ローカルIEモードサイトリストでサイトを保持する日数を指定する

①未構成を有効にします。

②ローカルIEモードサイトリストでサイトを保持する日数を指定します。最大90日

‘InternetExplorerIntegrationReloadInIEModeAllowed’ (Internet Explorer モードで未構成のサイトの再読み込みを許可) ポリシーが有効または構成されていない場合、ユーザーは特定のページを Microsoft Edge で限定的に Internet Explorer モードで読み込むことができます。

この設定を使用して、その構成がブラウザーに記憶される日数を決定することができます。この期間が経過すると、個々のページは自動的に IE モードで読み込まれなくなります。

。 ‘InternetExplorerIntegrationReloadInIEModeAllowed’ ポリシーを無効にしている場合は、このポリシーは効果がありません。

このポリシーを無効にするか構成しない場合は、既定値の 30 日間が使用されます。

このポリシーを有効にした場合、Microsoft Edge のユーザーのローカル サイト リストにサイトが保持される日数を入力する必要があります。値は 0 ~ 90 日です。

Internet Explorer モードに関する詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2094210 を参照してください。

IEモードの有効期限が延長できたか確認

一度PCをサインアウトしてから再度サインインします。

Edge設定のInternet Explorerモードページの表記が「これらのページは、ぺージ追加日から90日間Internet Explorerモードで自動的に開くページが1ページあります。」と変更になっていることが確認できます。

IEモードの延長期限を無期限にする方法

上記までの方法は最大で延長期限が90日ですが、無期限にすることも可能です。以下の記事まとめましたのでご参照ください。

GPOでEdgeのIEモードで開くURLを一元管理する方法|Windows11でIEが廃止されても怖くない

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