Epic Games Launcher で Alien: Isolation をインストールしたのに、「VCRUNTIME140.dll が見つかりません」「MSVCP140.dll が見つかりません」と表示されて起動できない――この記事では、この DLL エラーの原因と、最も安全で確実な解決方法を、Windows 10 ユーザー向けにくわしく解説します。
Alien: Isolation が起動しない原因は「VC++ ランタイム不足」
Alien: Isolation のような PC ゲームは、ゲーム本体とは別に「ランタイム」と呼ばれる共通部品を利用しています。今回のエラーに出てくる VCRUNTIME140.dll と MSVCP140.dll は、その中でも「Microsoft Visual C++ 2015–2022 再頒布可能パッケージ」に含まれる重要な DLL です。
ポイントは次の通りです。
- Alien: Isolation は Visual C++ ランタイム(VC++ ランタイム)に依存している
VCRUNTIME140.dllやMSVCP140.dllが壊れている・見つからないとゲームは起動しない- 64bit 版 Windows 10 でも、32bit(x86)版ランタイムが不足すると同じエラーが出る
今回のケース(Lenovo Ideapad 3 14″ AMD / Windows 10 / Epic Games Launcher 版 Alien: Isolation)でも、実際にはゲーム側ではなくVC++ ランタイム環境が不完全であることが原因です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲーム | Alien: Isolation(Epic Games 版) |
| OS | Windows 10(64bit) |
| エラー内容 | VCRUNTIME140.dll / MSVCP140.dll が見つからない |
| 主な原因 | Visual C++ 2015–2022 再頒布可能パッケージの不足・破損(特に x86 版) |
表示されるエラーの例と症状を整理
Alien: Isolation を起動したとき、Windows 10 上でよく出るエラー表示を整理しておきます。実際のメッセージは環境によって多少前後しますが、意味は同じです。
| エラーの例 | 意味 |
|---|---|
| 「VCRUNTIME140.dll が見つからないため、プログラムを開始できません。」 | VC++ ランタイムの VCRUNTIME140.dll がない、もしくは壊れている |
| 「MSVCP140.dll が見つからないため、プログラムを開始できません。」 | C++ 標準ライブラリ(MSVCP140.dll)がない、もしくは壊れている |
| 「プログラムを再インストールするとこの問題が解決する可能性があります。」 | Windows が「アプリ側を入れ直せ」と言っているが、多くの場合はランタイム側が原因 |
Epic Games Launcher からゲームの「アンインストール → 再インストール」を行っても直らない場合、原因はほぼ間違いなくWindows 側のランタイム環境です。
最も確実な解決策:VC++ 2015–2022 再頒布可能パッケージを入れ直す
DLL エラーを根本から解決するには、Microsoft 公式の「Visual C++ 2015–2022 再頒布可能パッケージ」を 32bit(x86)版と 64bit(x64)版の両方インストール(または修復)するのが最も確実です。
以下の手順を、上から順に実行してください。
手順 1:現在の環境を軽く確認する
まずは、今の環境をざっくり把握しておきます。
- タスクバーの検索から「システム情報」や「この PC」を開き、64 ビット OS であることを確認
- 「アプリと機能」から「Microsoft Visual C++ 20xx 再頒布可能パッケージ」がいくつか入っているかを確認
ここで複数の VC++ ランタイムが入っていても問題ありません。むしろ、いろいろなゲームやソフトがそれぞれ違うバージョンの VC++ を必要とするため、複数共存するのが普通です。
手順 2:VC++ 再頒布可能パッケージ(x64 / x86)をダウンロードする
次に、Microsoft 公式サイトから Visual C++ 2015–2022 再頒布可能パッケージをダウンロードします。
- ダウンロードするファイルは以下の 2 つ
vc_redist.x64.exe(64bit 用)vc_redist.x86.exe(32bit 用)
- 必ずMicrosoft 公式サイトから取得する(「フリー DLL サイト」などは絶対に使わない)
64bit 版 Windows 10 を使っていても、32bit(x86)版のランタイムを入れていないと、今回のような DLL エラーが出ることが非常に多いです。必ず x64 / x86 両方をそろえましょう。
| ファイル名 | 対象 | 必要性 |
|---|---|---|
vc_redist.x64.exe | 64bit アプリ・ゲーム | 64bit OS では必須 |
vc_redist.x86.exe | 32bit アプリ・ゲーム | 64bit OS でもほぼ必須(Alien: Isolation を含む多くのゲームで必要) |
手順 3:管理者権限でインストール(または修復)する
ダウンロードした 2 つのファイルを、それぞれ管理者として実行します。
vc_redist.x64.exeを右クリック → 「管理者として実行」を選択- セットアップ画面でライセンスに同意し、「インストール」または「修復」を実行
- 完了したら同じように
vc_redist.x86.exeも管理者として実行し、インストールまたは修復を行う
すでにインストール済みでも、上書き(修復)して問題ありません。むしろ、ファイルが壊れていた場合は修復によって状態が正常化します。
手順 4:Windows 10 を再起動する
VC++ ランタイムのインストール・修復が終わったら、必ず一度 Windows を再起動してください。再起動することで DLL の読み込み設定などが確実に反映されます。
手順 5:Epic Games Launcher で「ファイルの検証」を行う
再起動後、Epic Games Launcher で Alien: Isolation のゲームファイルを検証します。
- Epic Games Launcher を起動
- ライブラリから Alien: Isolation を探す
- ゲームの「…」メニューを開き、「検証」または「ファイルの検証」を選択
- 検証が完了したら、もう一度ゲームを起動してみる
ここまで行えば、VCRUNTIME140.dll / MSVCP140.dll が見つからないエラーはほぼ解消されます。
DLL を単体でコピーする方法がダメな理由
インターネット上には、VCRUNTIME140.dll や MSVCP140.dll を単体で配布しているサイトがありますが、これは非常におすすめできない方法です。
- 配布元が不明で安全性が担保されない
- バージョンが合っていない DLL を入れてしまうと、別のエラーやクラッシュの原因になる
- System32 や SysWOW64 に直接コピーすると、原因切り分けが困難になる
DLL エラーを安全に直すには、あくまで公式の Visual C++ 再頒布可能パッケージ(VC++ ランタイム)をインストールするのが鉄則です。Alien: Isolation に限らず、他のゲームやアプリでも同様です。
Alien: Isolation 以外のゲームでも同じエラーが出る理由
今回のような VCRUNTIME140.dll / MSVCP140.dll エラーは、Alien: Isolation に限らず、次のようなケースでも頻繁に発生します。
- Steam や Epic Games、Xbox アプリなどからインストールした別の PC ゲーム
- 動画編集ソフト、配信ソフト、圧縮・解凍ソフトなどのデスクトップアプリ
- 古いアプリと新しいアプリが混在している環境
どのアプリであっても、根本原因は「VC++ ランタイム不足 or 破損」であることがほとんどです。そのため、今回説明した「x86 / x64 両方の VC++ 2015–2022 再頒布可能パッケージをインストールし直す」という対処は、他のアプリにもそのまま応用できます。
| エラーが出たアプリの例 | 取るべき対処 |
|---|---|
| Alien: Isolation(Epic / Steam) | VC++ 2015–2022 x86/x64 のインストール・修復 + ゲームファイル検証 |
| 別の 3D ゲーム(Unreal Engine / Unity 製など) | 同じく VC++ ランタイムの入れ直し → ランチャー側でファイル検証 |
| 配信・録画ソフト(OBS など) | VC++ ランタイムを先に整える → アプリの再インストール |
Lenovo Ideapad 3 / AMD ノートでも問題なく動く?
今回の環境例で挙がっている Lenovo Ideapad 3 14″(AMD CPU 搭載)のようなノート PC でも、VC++ ランタイムさえ正しく入っていれば Alien: Isolation 自体は問題なく動作します。
AMD CPU や内蔵 GPU を使っているからといって、DLL が見つからないエラーが出るわけではありません。エラーはあくまで Windows のランタイム構成の問題です。
ただし、ゲームプレイを快適にするためには次の点も合わせて確認しておくと良いでしょう。
- グラフィックスドライバを最新にしておく(AMD / Lenovo 提供のドライバ)
- Windows Update を最新状態に保つ
- ゲーム内の解像度や品質設定を、ノート PC の性能に合わせて調整する
それでも Alien: Isolation が起動しない場合の追加チェック
VC++ ランタイムを入れ直しても、まれにまだ起動しないケースがあります。その場合は、以下の項目を順に確認してみてください。
Windows Update が溜まりすぎていないか確認
Windows 10 の更新プログラムが長期間適用されていない場合、ランタイム周りやゲーム関連コンポーネントが古いままになっていることがあります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から、保留中の更新プログラムをすべて適用
- 再起動を求められたら、必ず再起動を実施
セキュリティソフトが DLL やゲームをブロックしていないか
一部のセキュリティソフトや Windows Defender のリアルタイム保護が、誤検知で DLL やゲーム本体を隔離してしまうことがあります。
- セキュリティソフトの検疫(隔離)リストを確認し、Alien: Isolation や VC++ 関連ファイルが誤検出されていないかチェック
- 必要に応じて、Alien: Isolation のインストールフォルダを除外設定に追加
システムファイルが破損していないか確認(上級者向け)
Windows 自体のシステムファイルに問題がある場合、ランタイムをインストールしても正常に認識されないことがあります。コマンドプロンプト(管理者)から次のコマンドを実行してチェックできます。
sfc /scannow
エラーが検出され修復された場合は、再起動後にもう一度 Alien: Isolation を起動してみてください。それでもダメな場合は、DISM コマンドを利用する方法もありますが、ここから先は Windows のトラブルシューティングに慣れている方のみ実行することをおすすめします。
Epic Games Launcher 側でのトラブルも念のため確認
DLL エラーを解消した後でも、ランチャーやゲームの設定が原因で起動しないケースがあります。以下のポイントもあわせて確認しておきましょう。
管理者として Epic Games Launcher を起動する
- Epic Games Launcher のショートカットを右クリック → 「管理者として実行」
- Alien: Isolation を起動してみて挙動が変わるか確認
特に、ユーザーアカウント制御(UAC)が厳しい設定になっている環境では、管理者権限での起動が効果を発揮することがあります。
インストール先ドライブと空き容量を確認
ゲームのインストール先ドライブが満杯に近いと、ファイルの展開やランタイムの書き込みに失敗することがあります。
- Alien: Isolation をインストールしているドライブの空き容量を確認(最低でも 20GB 以上空けておくのがおすすめ)
- 可能であれば、より速い SSD ドライブにインストールする
ゲーム本体の実行ファイルから直接起動してみる
ランチャー経由でうまく起動しない場合、ゲームの実行ファイル(ALIEN.ISOLATION.exe など)を直接起動してみると、エラー内容が変わることがあります。
- Alien: Isolation のインストールフォルダを開く
- ゲーム本体の
.exeファイルを右クリック → 「管理者として実行」
この際に DLL エラーが出る場合は、やはり VC++ ランタイム周りが原因である可能性が高いと言えます。
よくある質問(Q&A)
Q. DLL だけダウンロードしてコピーすれば早いのでは?
A. おすすめしません。一見手っ取り早く見えますが、DLL のバージョンが合わなかったり、悪意あるファイルを拾ってしまうリスクがあります。Windows の仕組みに沿った正しい方法は、VC++ 再頒布可能パッケージを公式サイトからインストールすることです。
Q. すでに Visual C++ 2015–2022 が入っているのにエラーが出ます。
A. その場合でも、「修復」インストールによって解決することが多いです。インストーラを実行した際に「修復」ボタンが表示されている場合は、必ず実行してください。内部的に DLL が壊れている場合でも、修復によって再配置されます。
Q. x64 版だけではダメですか?
A. 多くのゲームは 64bit ですが、内部で 32bit コンポーネントやツールを利用していることがあります。そのため、64bit OS でも x86 版ランタイムはほぼ必須と考えてください。特に VCRUNTIME140.dll / MSVCP140.dll 関連のエラーでは、x86 版が足りていないケースがとても多いです。
Q. Steam 版の Alien: Isolation でも同じ対処でいい?
A. はい、同じです。配信プラットフォーム(Steam / Epic / その他)に関わらず、ゲーム本体が利用しているランタイムは Windows 共通なので、VC++ 再頒布可能パッケージのインストール・修復で対応できます。加えて、各プラットフォームでの「ゲームファイルの検証」を行うようにしましょう。
Q. 他の VC++ 2010 / 2013 などは消してしまってもいい?
A. 基本的に消さない方が安全です。別のゲームや古いアプリがそれらに依存している場合、アンインストールすると別のソフトが動かなくなる可能性があります。VC++ ランタイムは複数バージョンが共存していても問題ありません。
Alien: Isolation を快適に遊ぶためのチェックポイント
DLL エラーが解決したら、せっかくなので Alien: Isolation を快適に遊ぶための環境も整えておきましょう。
- グラフィックスドライバを最新に保つ(AMD / NVIDIA / Intel など)
- Windows 電源プランを「高パフォーマンス」または「バランス」に設定
- ゲーム内のグラフィック設定を、PC スペックに合わせて調整(解像度、影の品質、アンチエイリアスなど)
- バックグラウンドで動いている不要なアプリ(ブラウザ大量タブ、動画再生、重い常駐ソフトなど)を終了しておく
特にノート PC(Lenovo Ideapad 3 など)では、AC アダプタを接続した状態でプレイし、Windows の「バッテリー節約機能」がゲームの性能を落としていないかも確認しておくとよいでしょう。
まとめ:DLL エラーは「公式ランタイムの入れ直し」で直す
Alien: Isolation が「VCRUNTIME140.dll が見つかりません」「MSVCP140.dll が見つかりません」と言って起動しない場合、多くはゲームそのものではなく、Windows の VC++ ランタイム環境の問題です。
この記事で紹介したポイントを整理すると、次のようになります。
- エラーの正体は Visual C++ 2015–2022 再頒布可能パッケージに含まれる DLL の不足・破損
- 64bit OS でも x86(32bit)版ランタイムが必要になることが多い
- DLL を単体で拾って System32 にコピーする方法は非推奨。必ず公式ランタイムを使用する
vc_redist.x64.exeとvc_redist.x86.exeを「管理者として実行」し、インストールまたは修復する- Windows 再起動 → Epic Games Launcher の「ファイル検証」という流れで起動テストを行う
- 同様のエラーは他のゲーム・アプリでも発生するが、基本的な対処は同じ
Alien: Isolation の世界観は、じっくり遊ぶ価値のある名作です。DLL エラーでつまずいてしまった場合は、慌てずにこの記事の手順どおりに VC++ ランタイムを整え、安心してゲームを楽しんでください。

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