Marvel RivalsがDirectX 12非対応と出て起動しない原因と対処法|Iris Xe・Windows 11でのGPU要件とドライバー巻き戻り対策

「Marvel Rivals を遊びたくて入れたのに、『DirectX 12 がサポートされていません』と出て一切起動しない」「Intel の新ドライバーを入れても、気付いたら Windows Update に古いバージョンへ戻されている」――そんな状況にハマると、原因が自分側なのかゲーム側なのか分からず、とてもモヤモヤします。本記事では Core i7‑1360P+Iris Xe+Windows 11 という構成を例に、なぜ Marvel Rivals が起動しないのか、その根本原因と現実的な解決策、あわせて Windows Update によるドライバー巻き戻し対策までをまとめて解説します。

目次

Marvel Rivals が「DirectX 12 がサポートされていない」と出て起動しない理由

前提のPCスペックと症状整理

相談内容の構成は次のようなものを想定しています。

  • CPU:Core i7‑1360P
  • GPU:Intel Iris Xe Graphics(メインメモリ共有、最大8GB相当)
  • メモリ:16GB
  • OS:Windows 11 24H2
  • 他ゲームは動作:GTA V、CS2、VALORANT、4KのMinecraft など

この環境で Marvel Rivals を起動しようとすると、ランチャーやゲーム本体の起動直後に

「DirectX 12 がサポートされていません(DirectX 12 is not supported on your system)」

といった趣旨のエラーが出て先へ進めない、という状況です。

一見すると「Iris Xe は DirectX 12 対応なのだからおかしい」「ドライバーを更新すれば直るのでは?」と感じますが、ここにハマりポイントがあります。

公式の最低動作環境:専用GPU(dGPU)前提のタイトル

まず、Marvel Rivals の公式・ストアに掲載されている最低動作環境を整理します。

項目質問者PCMarvel Rivals 最低要件コメント
OSWindows 11 24H2Windows 10 64bit(1909 以降)以上OS要件はクリア
CPUCore i7‑1360PCore i5‑6600K / Ryzen 5 1600XCPU性能は十分
メモリ16GB12〜16GBRAM容量もクリア
GPUIntel Iris Xe(内蔵GPU)NVIDIA GTX 1060 / AMD RX 580 / Intel Arc A380 などここが要件未満
ビデオメモリ「最大8GB(共有)」と表示されることが多い専用 VRAM 3GB 以上推奨共有メモリと専用VRAMは別物
DirectXDirectX 12 / WDDM 3.xDirectX 12(ゲーム側は DX12 Ultimate 機能を想定の可能性)「バージョン12」表記だけでは不足

公式要件では、最低でも GTX 1060 / RX 580 / Intel Arc A380 級の「専用GPU(dGPU)」 が必要と明記されています。

つまり Iris Xe のような内蔵GPUは、スペック表の時点で「動作保証外」 です。これが結論の核になります。

「Iris Xe でも DirectX 12 対応なのに?」のからくり

dxdiag や GPU-Z を見ると、Iris Xe でも「DirectX 12 対応」「機能レベル 12_1」「WDDM 3.x」などと表示されます。それでも Marvel Rivals が DX12 非対応扱いになってしまう理由は、主に次の3点です。

  1. ゲーム側が要求する DX12 機能レベル・拡張
    DX12 には「12_0 / 12_1」などの機能レベルや、DX12 Ultimate に含まれるレイトレーシング等の追加機能があります。Marvel Rivals は Unreal Engine 5 ベースのタイトルであり、DX12 Ultimate 世代の GPU を前提に実装された機能を使っていると考えられます。
  2. 実効性能(フレームレート)の最低ライン
    近年のオンライン対戦シューターでは、「最低60fps前後を出せない環境はそもそも起動させない」という設計が珍しくありません。Iris Xe は軽量タイトルなら問題なく動かせますが、GTX 1060 級の dGPU と比べると、シェーダー性能・メモリ帯域ともに大きく劣ります。
  3. 専用VRAM前提のリソース管理
    Marvel Rivals の要件には「専用ビデオメモリ(3GB以上)」が含まれています。 Iris Xe の「8GB」はあくまでシステムメモリからの動的な借り物であり、帯域・レイテンシが専用VRAMとは別物です。この差を吸収するための最適化をゲーム側が行っていない場合、起動チェックで落とされることがあります。

Microsoft の Q&A でも、このエラーについて「使用している GPU がゲームの要求する DirectX 12 Ultimate をサポートしていない場合に発生し、ドライバー更新では解消しない」といった趣旨の回答が出ています。

ネットで「バグ」「回避可能」「Iris Xe でも動いた」と情報が割れる理由

検索すると、次のような意見が混在しています。

  • 「ドライバーを最新にしたら動いた」
  • 「一度は動いていたのにアップデートで動かなくなった」
  • 「Iris Xe でも設定を最低にすれば遊べる」
  • 「いや、そもそも起動しないから無理」

これが割れてしまう理由は、主に次のものです。

  • テスト版・β版の仕様と正式版の仕様が異なる
    早期のテストビルドでは、起動チェックが甘く「自己責任で低スペック環境でも起動できた」可能性があります。正式リリースやパッチで要件チェックが厳格化されると、「前は動いていたが今は動かない」ケースが出ます。
  • dGPUとiGPUを両方積んだPCで、ゲームが誤ってiGPU側を掴んでいるだけのパターン
    ノートPCなどで dGPU と内蔵GPUを両方搭載している場合、Marvel Rivals が省電力側(iGPU)で起動してしまうと、エラーや激重状態になります。Steam のフォーラムなどでも「Windowsのグラフィック設定で高パフォーマンスGPUを指定すれば解決する」といったアドバイスが見られます。
  • そもそも Iris Xe の世代・構成が違う
    同じ「Iris Xe」でも、コア数や動作クロック、メモリ構成(LPDDR5かDDR4か)などで性能は大きく変わります。「うちでは動いた」は、そのまま他人の環境に当てはまりません。

今回のように 「Iris Xe のみ」かつ「dGPUなし」の構成では、公式要件を満たしておらず、安定動作を期待するのは難しい のが現実です。

Iris Xe の「8GB VRAM 相当」はなぜ通用しないのか

iGPU の設定画面や dxdiag 上で「VRAM 8GB」と表示されることがありますが、これはあくまで

  • 物理的に搭載している 16GB RAM の一部を
  • 動的に GPU 用として予約できる上限値

という意味に過ぎません。

専用GPU(GTX 1060 等)が持つ GDDR5 / GDDR6 VRAM は、GPUチップ直結の高速メモリであり、帯域幅も数百GB/s単位です。一方、Iris Xe は CPU と同じメモリを共有するため、帯域幅・レイテンシともに dGPU より不利で、特に高解像度・高品質のテクスチャを扱うタイトルでは差が顕著になります。

Marvel Rivals のように「6vs6のオンライン対戦を前提にした TPS / ヒーローシューター」では、描画負荷だけでなく物理演算やエフェクトも重く、iGPUでのサポートを切ってしまうのは合理的な設計と言えます。

Iris Xe 環境で取れる現実的な対処法

ここまでの整理から、ドライバー更新やOS再インストールだけでは状況が変わらないことが分かります。ここでは「どうしても Marvel Rivals を遊びたい場合」に取れる選択肢を、現実的な順番で解説します。

1. 専用GPU(dGPU)搭載PCに乗り換える

最もシンプルで確実なのは、dGPU 搭載のデスクトップPCかゲーミングノートに移行することです。

Marvel Rivals の最低要件は GTX 1060 / RX 580 / Intel Arc A380 クラスですが、将来のアップデートや他タイトルも考えるなら、もう少し余裕を見た方が快適です。

用途イメージおすすめGPUの目安コメント
フルHD・中設定で60fps以上GTX 1660 Super / RTX 2060 / RX 6600 などMarvel Rivals 以外の多くのFPS/TPSも快適
144Hzモニターでの対戦重視RTX 3060 / RTX 4060 / RX 7600 以上描画設定を落とせば 120~144fps も狙える
将来の新作も視野に長く使いたいRTX 4070 クラスCPU や電源など全体バランスも要検討

すでに Iris Xe ノートを持っていても、ゲーム専用にデスクトップを1台用意した方が、結果的にはストレスが少なくなるケースが多いです。

2. Thunderbolt 4 対応なら eGPU(外付けGPU)を検討

モバイルノートをそのまま活かしたい場合、Thunderbolt 3/4 経由の eGPU ボックス に dGPU を載せてしまう方法もあります。

  • 条件:ノートPC側が Thunderbolt 3/4(PCIe接続)に対応していること
  • 必要なもの:eGPU ボックス本体+対応グラボ(Arc A380 / GTX 1650 以上推奨)
  • メリット:ノートPCを買い替えずに GPU 性能を大幅アップできる
  • デメリット:ボックス+GPUでそれなりの金額になる/設置スペースや電源も必要

Thunderbolt の帯域制限により、同じGPUでもデスクトップ直挿しより性能が落ちる点には注意が必要ですが、Marvel Rivals 程度であれば実用上大きな問題にはなりづらいでしょう。

3. クラウドゲーミングで Marvel Rivals を遊ぶ

物理的な GPU を用意しなくても、クラウドゲーミングを利用すれば 「手元は Iris Xe ノートのまま、クラウド側のハイスペック GPU で Marvel Rivals を動かす」 ことができます。

2025年時点で、Marvel Rivals は NVIDIA GeForce NOW をはじめ複数のクラウドサービスでプレイ可能です。

  • GeForce NOW:無料〜有料の各メンバーシップで Marvel Rivals に対応(混雑時は待ち行列になることも)
  • Boosteroid / OnePlay など:地域やプランによって提供状況が異なる
  • Xbox Cloud Gaming:現時点では Marvel Rivals は非対応とされる情報が多い

クラウドゲーミングを使う際のポイントは次のとおりです。

  • 有線LAN or 高品質なWi‑Fi 6/6E を用意(レイテンシと安定性が重要)
  • ルーターとPC間の帯域が 50Mbps 以上あると安心
  • Ping値が 30ms 以下だと「ほぼローカル」と感じられることが多い

Marvel Rivals はテンポの速い対戦シューターなので、ネットワーク環境が悪いとクラウド側でもラグを感じます。まずは無料プランや短期プランで試し、自分の回線でどれほど快適に遊べるか確認するとよいでしょう。

4. 今後のアップデートで内蔵GPU対応が入る可能性について

将来的に、開発側が「低スペックモード」「DX11 / ローDX12モード」を実装し、Iris Xe のような iGPU でも起動だけはできるようになる可能性はゼロではありません。

とはいえ、現状の公式要件や Microsoft Q&A の回答を見るかぎり、開発チームは 専用GPU前提の設計を維持する方針 に見えます。

そのため、

  • パッチノートや公式サイトで「内蔵GPUのサポート」「DX11 モード追加」などが明記されるまでは
  • 「ドライバー更新でワンチャン動くかも」と期待するより、dGPU やクラウド環境の準備を検討した方が現実的

と考えておいた方が、時間と労力を無駄にせずに済みます。

Windows Update が Intel グラフィックスドライバーを旧版へ巻き戻す問題

症状:インテル公式の新ドライバーが勝手に古くなる

もうひとつよくある相談が、

  • Intel 公式サイトから DCH ドライバー(例:32.0.101.6987)をインストール
  • 数日〜数週間後、なぜか 31.0.101.4314 などの古い版に戻っている

というパターンです。

これは Windows Update が「推奨」と判断した OEM / MS 配信版ドライバーを自動的に適用してしまう ことが主な原因です。Windows 11 では、品質更新プログラムの一部としてドライバー更新が配布される仕組みになっています。

ここからは、この「ドライバー巻き戻し」を抑止し、望むバージョンを維持するための方法を紹介します。

対策1:Windows Update からドライバー更新を除外する(Pro / Enterprise)

Windows 11 Pro / Enterprise / Education を使っている場合は、グループポリシーで 「Windows Update にドライバーを含めない」 設定を有効化するのがもっとも確実です。

手順は次のとおりです。

  1. Win + R キーを押し、gpedit.msc と入力して Enter。
  2. 左ペインで
    コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update > Manage updates offered from Windows Update
    もしくは OS ビルドによっては
    コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update
    を開きます。
  3. 右ペインから「Do not include drivers with Windows Updates(Windows Update でドライバーを含めない)」をダブルクリック。
  4. 「有効(Enabled)」を選択して OK をクリック。
  5. 必要に応じて管理者権限のコマンドプロンプトで gpupdate /force を実行し、ポリシーを即時反映させます。

これで、今後の Windows Update では「ドライバー分類の更新」が原則として配布されなくなり、Intel 公式や OEM 配布のドライバーを自分のタイミングで管理できるようになります。

方法対象エディション特徴
グループポリシーで「ドライバーを含めない」Pro / Enterprise / Educationもっとも確実。GUI操作のみで設定可能
レジストリで ExcludeWUDriversInQualityUpdateHome を含む全エディション誤設定リスクがあるためバックアップ必須

対策2:Home を含む全エディションでレジストリから除外する

Windows 11 Home などでグループポリシーエディターが使えない場合は、レジストリで同じ設定を直接行うことができます。

レジストリ操作は誤ると OS が起動しなくなる危険があります。必ず事前に復元ポイントやレジストリのバックアップを作成し、自己責任で実施してください。

  1. Win + R → regedit と入力して Enter。
  2. 次のキーへ移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
  3. WindowsUpdate キーがない場合は、Windows を右クリック → 新規 > キー で WindowsUpdate を作成。
  4. 右ペインの空白部分を右クリック → 新規 > DWORD (32ビット) 値 を選択し、ExcludeWUDriversInQualityUpdate という名前を付けます。
  5. その値をダブルクリックし、値のデータ = 1 に設定して OK。

再起動後、Windows Update によるドライバー配布が停止し、手動で入れた Intel ドライバーが維持されやすくなります。

対策3:特定のドライバーだけを「隠す」(wushowhide)

「ドライバー全体を止めるのは不安」「特定のバージョンだけをブロックしたい」場合は、Microsoft の 「Show or hide updates」トラブルシューター(通称 wushowhide) を使います。

おおまかな使い方は次のとおりです。

  1. wushowhide.diagcab を実行。
  2. ウィザードが更新プログラムをスキャンしたら、「Hide updates(更新プログラムを非表示)」 を選択。
  3. 一覧から問題の Intel グラフィックスドライバーにチェックを入れて進める。

これで、そのドライバー更新は「非表示=インストール対象外」となり、Windows Update が勝手に適用しなくなります。将来その更新を許可したくなった場合は、再度 wushowhide を実行して「Show hidden updates」から非表示を解除できます。

対策4:OEM 推奨版ドライバーを優先する

ノートPCやメーカー製デスクトップの場合、PCメーカー(Dell / HP / Lenovo など)がカスタマイズした専用ドライバー が配布されていることが多く、こちらが Microsoft からも「推奨」と判断されやすい傾向にあります。

Intel 公式最新版(いわゆる「汎用 DCH ドライバー」)は機能追加や最適化が早い一方で、

  • スリープ復帰や輝度調整など、OEM独自機能との相性
  • 独自の省電力機能・切り替えGPU制御

などとの兼ね合いで、環境によっては不具合の原因となることもあります。

ドライバーの巻き戻りが頻発する場合は、いったん

  1. メーカー公式サイトから機種別の推奨ドライバーをダウンロードし直す
  2. Windows Update のドライバー更新を止めた上でインストールする

という流れで、OEM 推奨版を「固定」してしまうのも有効です。

対策5:クリーンインストールでドライバーを入れ直す手順例

既存ドライバーが何度も上書きされている環境では、いちどクリーンに入れ直しておくとトラブルを減らせます。一般的な手順例は次の通りです。

  1. デバイスマネージャーから削除
    1. Win + X → デバイス マネージャー を開く。
    2. ディスプレイ アダプター から Iris Xe を右クリック → デバイスのアンインストール。
    3. 「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除する」にチェックを入れて実行。
  2. 再起動して、Windows 標準の基本ディスプレイドライバー状態に戻す。
  3. Windows Update の設定変更
    前述の「ドライバーを含めない」設定(グループポリシー or レジストリ)を先に有効化する。
  4. 目的のドライバーを手動インストール
    OEM 推奨版 or Intel 公式 DCH 版など、自分が使いたいバージョンをインストーラーから導入。
  5. 以後、Windows Update にグラフィックスドライバーが出てきても適用しないか、wushowhide で非表示のままにする。

補足:dxdiag / UEFI 設定で確認しておきたいポイント

ここまで対応したら、念のため dxdiag や UEFI もチェックしておきましょう。

  • dxdiag の使い方
    1. Win + R → dxdiag と入力して Enter。
    2. 「ディスプレイ」タブで次を確認します。
    • ドライバーのバージョン(自分が入れた版になっているか)
    • 機能レベル(11_0 / 12_1 など)
    • ドライバーモデル(WDDM 3.x など)
  • UEFI/BIOS の iGPU メモリ割り当て
    一部の機種では「iGPU に割り当てるメモリ量(128MB / 512MB / 1GB など)」を変更できます。ただし、これはあくまで「最低保証枠」を決めているだけであり、Marvel Rivals のようなタイトルの起動可否を左右するほどの決定打にはなりません。

つまり、UEFI で iGPU メモリを増やしても 「DirectX 12 がサポートされていない」エラーが直ることは基本的にありません。原因はあくまで GPU の世代・性能・対応機能の不足にあります。

よくある疑問への回答(Q&A形式)

Q. ゲーム起動オプションに「-dx11」などを付ければ動く?

A. Marvel Rivals は公式に DirectX 12 前提 のタイトルとして案内されています。 一部の UE ゲームで存在する DX11 フォールバックモードが実装されている保証はなく、仮に起動しても描画が崩れたりクラッシュしたりする可能性があります。根本的な解決には dGPU かクラウドゲーミングを検討した方が良いでしょう。

Q. Iris Xe のドライバーを古い版に戻せば動く、という情報を見た

A. テスト版や初期ビルドで一時的に動いた報告が混ざっている可能性がありますが、少なくとも現在公開されている公式要件から見る限り、内蔵GPUは動作対象外です。ドライバーのバージョンをいじるより、別のプレイ環境を検討した方が確実です。

Q. Windows をクリーンインストールしたら動くようにならない?

A. OS 側の破損が原因で DirectX エラーが出ているケースもゼロではありませんが、Marvel Rivals に関しては GPU要件不足が主原因 と考えるのが妥当です。クリーンインストールはあくまで「他のトラブルが多発している場合の最終手段」であり、Iris Xe 環境での Marvel Rivals 起動可否を変えてくれる魔法ではありません。

Q. Marvel Rivals 以外のゲームで、同じようなエラーが出たときも「GPU買い替え」が必要?

A. そのゲームの公式要件次第です。DX11 タイトルや、軽めのオンラインゲームでは Iris Xe でも十分遊べるものが多く、実際に GTA V・CS2・VALORANT・Minecraft などは問題なく動作しているとのことです。
逆に、最近の Unreal Engine 5 タイトルや DX12 Ultimate 前提の新作は、専用GPUを強く要求する傾向にあります。今後も最新ゲームをプレイしたいなら、このタイミングで dGPU 環境への移行を検討すると良いでしょう。

まとめ:Marvel Rivals と Iris Xe、そしてドライバー設定の現実的な落としどころ

  • Marvel Rivals が「DirectX 12 がサポートされていない」と出て起動しない主因は、Iris Xe がゲームの最低要件である dGPU(GTX 1060 / RX 580 / Arc A380 相当)を満たしていないことです。ドライバー更新や OS 再インストールでは根本的に解決しません。
  • Iris Xe の「8GB VRAM 相当」はシステムメモリとの共有であり、専用VRAMとは性能面で大きく異なります。Marvel Rivals の要件にある「専用VRAM 3GB以上」は、まさにここを重視しています。
  • どうしても Marvel Rivals を遊びたい場合は、dGPU 搭載PCの導入、Thunderbolt 4 経由の eGPU、または GeForce NOW などのクラウドゲーミングを選択肢として検討するのが現実的です。
  • Windows Update が Intel グラフィックスドライバーを旧版に戻してしまう問題は、「ドライバーを含めない」ポリシーの有効化、レジストリの ExcludeWUDriversInQualityUpdate = 1 設定、または wushowhide による特定ドライバーの非表示で抑止できます。
  • メーカー製PCの場合は、Intel 純正最新版だけでなく、OEM 推奨版ドライバーを優先して使うことで、Windows Update との整合性や安定性が向上することがあります。

「ゲームが起動しない」という現象は、どうしてもドライバーやOSのせいにしがちですが、Marvel Rivals のケースでは ハードウェア要件そのものがボトルネックになっていると理解しておくことが大切です。その上で、dGPU環境を用意するのか、クラウドゲーミングで割り切るのか、あるいは別タイトルを中心に遊ぶのか――自分のプレイスタイルや予算に合わせて、納得のいく選択をしていきましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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