「次のMinecraftアップデートで何が来るのか」を先に知りたいなら、答えはかなり明快です。今回Mojangが見せたのは、ブロックを吸収して性質が変わるサルファーキューブ、地上から見つけられる硫黄の源泉、その真下に広がる硫黄の洞窟、そして辰砂・硫黄の新ブロックセットです。Bedrock Preview 26.20.23で先行テストが始まり、Java Editionでも2026年4月7日の「26.2 Snapshot 1」から試せるようになりました。ただし公式は、サルファーキューブの物理挙動や方向ノックバックがまだ作業中だと明記しており、いまの挙動を完成版の仕様だと決めつけるのは危険です。(Minecraft.net)
今回のプレビューが面白いのは、開発中の断片的なテストではなく、プレイヤーが「今すぐ触って遊び方を見つけられる」形で次回ゲームドロップの核を見せてきた点です。この記事では、何が追加されるのかだけでなく、どこが本当に面白いのか、どの版でどう試すべきか、そして今の段階で外しやすい注意点まで、実際に遊ぶ前提で整理します。(Minecraft.net)
Minecraftが次回ゲームドロップで見せたもの
Minecraftのゲームドロップは、年間を通じて複数回、無料で新要素を届けるアップデート方式です。今回先行テストが始まったのは、Minecraft LIVE 2026で初披露された次回ドロップ Chaos Cubed(カオス・キューブド)。つまり、正式実装前の段階で、次に遊びの中心になりそうな要素をまとめて試せるフェーズに入ったということです。(Minecraft.net)
まず押さえておきたい新要素は、次の4つです。
- サルファーキューブ
硫黄の洞窟に出現する新モブです。プレイヤーが与えたブロックを吸収し、その種類に応じて跳ねる、滑る、粘着するといった物理特性が変わります。(Minecraft.net) - 硫黄の洞窟
地下に生成される新しい洞窟バイオームで、サルファーキューブの生息地でもあります。辰砂と硫黄の帯状生成があり、浅い水場やグロウライケンも見られます。Javaの初期実装ではCave Spiderも出現します。(Minecraft.net) - 硫黄の源泉とPotent Sulfur(強力な硫黄)
硫黄の源泉はオーバーワールドの地表で見つかる目印で、その真下に硫黄の洞窟が生成されます。Potent Sulfurは水中に置くと泡を出し、水面には吐き気を起こす有毒ガスを発生させます。(Minecraft.net) - 辰砂・硫黄の新ブロックセット
2系統ともフルブロックセット扱いで、Polished、Bricks、Slabs、Stairs、Walls、Chiseled系まで用意されています。建築用途の広さはかなり大きいです。(Minecraft.net)
サルファーキューブは「新モブ」というより「動く物理ギミック」
今回の主役は、やはりサルファーキューブです。見た目は小さくてかわいいのに、役割は従来の動物系モブとも敵対モブともかなり違います。面白さの中心は戦闘力ではなく、ブロックを吸収して挙動が変わる物理オブジェクトとして扱える点にあります。建築勢には新しい演出素材、ミニゲーム勢には新しいボールやギミック、探検勢には新バイオームの目玉として刺さる、珍しく守備範囲の広い追加です。(Minecraft.net)
仕組みを最短で理解する
基本の流れはシンプルです。プレイヤーがブロックを持ってサルファーキューブにインタラクトすると、そのブロックを吸収し、AIが止まります。吸収後は落下ダメージやプレイヤーからのダメージを受けず、殴ったり押したりできる物理オブジェクトのような状態になります。ハサミを使えば中のブロックを外して元の状態に戻せますし、吸収可能なブロックを手に持っていれば追従もします。近くに落ちているブロックアイテムに自分から寄っていく挙動もあるので、実験のしやすさまで考えられています。(Minecraft.net)
さらに、大型個体は空バケツで回収でき、倒すと小型個体2体に分裂します。小型個体はスライムボールで大型に成長させられ、ディスペンサーはブロックの装着・交換やハサミでの取り外し、さらにはバケツ入りサルファーキューブの設置にも対応します。ここまで来ると、もう「かわいい新モブ」ではなく、レッドストーンとミニゲーム向けの新しい可動ギミックとして見たほうが正確です。(Minecraft.net)
最初に試したいブロックはこの5系統
サルファーキューブはブロックなら何でも同じではありません。最初に差が分かりやすいのは、木材系、氷系、羊毛、ハニカムブロック、ソウルサンド/ソウルソイルです。公式LIVEでは、木を与えると“四角いボール”のように動き、氷を吸収させるとホッケーパックのように滑る例が紹介されました。JavaのSnapshot 1では、木材系は跳ねやすく、氷系は高速で滑り、羊毛は軽く弾みやすく、ハニカムブロックは極端に粘着、ソウルサンド系は高抵抗という整理がされています。最初は平らな実験コースを作って、同じ距離・同じ方向から押し比べると面白さが一気に伝わります。(Minecraft.net)
持っていくと失敗しにくいもの
- 空バケツ
大型サルファーキューブをそのまま持ち帰れます。(Minecraft.net) - ハサミ
吸収したブロックを外して、同じ個体で再テストできます。(Minecraft.net) - スライムボール
分裂後の小型個体を育て直せます。(Minecraft.net) - 木材・氷・羊毛・ハニカム・ソウルサンド系ブロック
挙動差が見えやすく、サルファーキューブの個性を一番理解しやすい組み合わせです。(Minecraft.net)
硫黄の洞窟は「地表の目印」から探すと早い
硫黄の洞窟を見つけるコツは、闇雲に地下を掘ることではありません。公式案内では、オーバーワールドの地表に生成される硫黄の源泉が、硫黄の洞窟の真上にできるとされています。しかもJavaの初期実装では、硫黄の洞窟は地下や丘・山の内部に自然生成されます。つまり、山地や起伏のある地形を歩き、泡と有毒ガスが見える源泉を探して、その真下を掘るのが最短ルートです。(Minecraft.net)
この探索で見落としやすいのが、「見た目は温泉っぽいのに安全ではない」点です。Potent Sulfurは水中に置かれると泡を発生させ、水面には吐き気を引き起こすガスを出します。Java Snapshot 1では、このガスは隣接する水面へ最大半径3ブロックまで広がり、泡は上方向に4つの水源ブロック分まで伸びます。しかも影響はプレイヤーだけでなく近くのモブにも及びます。装飾用の池や動物小屋の近くで気軽に使うと、見た目は映えても運用はかなり面倒になりやすいです。(Minecraft.net)
探索面でも油断は禁物です。硫黄の洞窟にはサルファーキューブだけでなくCave Spiderも出現します。景観目当てで軽装のまま入るより、まずは源泉を見つけて座標を取り、装備と持ち物を整えてから潜るほうが安定します。特に初回は、サルファーキューブ実験用のブロックを多めに持ち込む前提で、インベントリの空きをしっかり作っておくと後悔しにくいです。(Minecraft.net)
建築勢が見逃せないのは、辰砂と硫黄の「色の強さ」
今回のプレビューは新モブばかり注目されがちですが、建築面では辰砂と硫黄のブロックセットがかなり大きい追加です。両方ともPolishedやBricksがあり、Slabs、Stairs、Walls、さらにChiseled系まで揃っています。単なる色違いブロックではなく、壁・床・階段・装飾を同系色でまとめやすい、実戦向きのセットです。(Minecraft.net)
使いどころも分かりやすく、硫黄は危険区域、工業系、研究施設、毒沼風の演出に向きます。辰砂は寺院、坑道、地下遺跡、赤系アクセントの床や柱に相性がいい色です。今回のドロップは「探索アップデート」でもありますが、実際には景観と色設計の幅をかなり広げる建築アップデートでもあります。(Minecraft.net)
ただし、ここは慎重に見ておきたいポイントです。公式はコミュニティのフィードバックを受けて、硫黄と辰砂の配色、Raw Cinnabarの見た目、Chiseled Cinnabarのアイコン、サルファーキューブのテクスチャをすでに調整しています。さらに2026年4月14日のJava版「26.2 Snapshot 3」では、Chiseled Cinnabar、Chiseled Sulfur、Cinnabar、Cinnabar Bricks、Polished Cinnabar、Polished Sulfur、Sulfur Bricksのテクスチャ更新も入っています。色味が好きで大規模建築に使いたい人ほど、いきなり本番建築に入るより、まず試作パレットを作るのが正解です。(Minecraft.net)
今すぐ試す方法
Java Editionで試す
Java版は、Minecraft Launcherを開いて「Installations」タブでSnapshotsを有効化すれば試せます。公式の最新案内では、テスト版はワールドを壊す可能性があるため、バックアップを取るか、メインワールドとは別フォルダで実行するよう注意されています。実際、4月14日にはすでに「26.2 Snapshot 3」まで進み、硫黄の洞窟関連にはSulfur Spikeの追加や一部クラフト・テクスチャ調整も入っています。古いSnapshot 1の情報だけで判断せず、26.2系の最新Snapshotで確認するのが安全です。(Minecraft.net)
Bedrock Editionで試す
Bedrock版は、PreviewがXbox、PlayStation、Windows、iOSで利用可能、BetaはAndroid(Google Play)で利用可能です。Androidでは、公式モバイルガイド上でGoogle PlayのMinecraftアプリ画面から「Join Beta」に参加する手順が案内されています。こちらも公式は、Beta/Previewは開発中のビルドであり、最終品質を代表しない場合があると明記しています。特にモバイルは、インストール前にワールドをバックアップしておくのが無難です。(Minecraft Feedback)
さらに、Bedrockのテスト環境は今も細かく更新が続いています。2026年4月14日の「26.20.27」では、「Drop 2 of 2026」Experimental toggleを有効にしたRealmの作成・参加時に起きることがあったエラーの修正が入りました。友達と検証したいなら、古いPreviewのまま始めず、必ず最新ビルドへ更新してから触るのが基本です。(Minecraft Feedback)
いま試すなら、ここを勘違いしない
- 正式版の完成仕様ではない
Bedrock Preview 26.20.23の時点で、サルファーキューブの物理や方向ノックバックは未完成だと案内されています。見た目や感触が今後変わる前提で触ったほうが、判断を誤りません。(Minecraft.net) - 本命ワールドで始めない
Javaの最新Snapshot案内では、テスト版がワールドを壊す可能性があると明記されています。Bedrock側もBeta/Previewを開発中ビルドと説明しており、モバイル向けには事前バックアップの案内があります。(Minecraft.net) - 4月上旬の記事だけを“確定情報”にしない
4月14日のJava Snapshot 3では、Sulfur Spikeの追加、複数テクスチャの更新、Potent Sulfurまわりのクラフト仕様見直しなど、すでに調整が進んでいます。次回ゲームドロップの内容を追うなら、紹介記事だけでなく最新Changelogもセットで見るべきです。(Minecraft.net)
まずやること
- 自分の環境に合わせて、JavaのSnapshotかBedrockのPreview/Betaを選ぶ。
PC中心ならJava Snapshot、コンソールやiPhone/iPadならPreview、AndroidならBetaという整理で考えると迷いにくいです。(Minecraft Feedback) - メインワールドではなく、検証用ワールドを用意する。
とくにJava SnapshotとモバイルのBeta/Previewは、バックアップ前提で始めるのが安全です。(Minecraft.net) - 空バケツ、ハサミ、スライムボール、木材・氷・羊毛・ハニカム・ソウルサンド系ブロックを持っていく。
これだけでサルファーキューブの面白さをほぼ一通り確認できます。(Minecraft.net) - 先に地表で硫黄の源泉を探し、その真下を掘る。
いきなり地下をさまようより、発見効率がかなり上がります。(Minecraft.net) - 建築目的なら、まずは試作パレットを作る。
辰砂・硫黄の色やテクスチャは、すでに複数回調整が入っています。大規模建築は色が落ち着いてからでも遅くありません。(Minecraft.net)
今回のプレビューは、新しい洞窟を足しただけの更新ではありません。探索、建築、ミニゲーム、レッドストーン遊びの4方向に同時に広がる、かなり珍しいタイプのゲームドロップです。まずはサルファーキューブを「新モブ」として見るのではなく、「動く物理ギミック」として触ってみてください。そこから今回の次回ゲームドロップの狙いが、一番はっきり見えてきます。(Minecraft.net)

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