Deadlock をプレイしているときだけ Windows 10 がブルースクリーンで落ちる、ドライバや BIOS を更新しても直らない――そんな症状は、多くの場合「ハードウェア と 設定 と 冷却」のバランスが崩れているサインです。本記事では、AMD CPU+Windows 10 環境を前提に、ミニダンプで WHEA などのハードウェアエラーが出ているケースを想定し、原因候補の整理から具体的なチェック手順、実際に改善した事例まで、一通りの対処方法をまとめます。
Deadlock プレイ中に発生するブルースクリーンの特徴
まず、今回のケースを整理しておきます。
- OS:Windows 10
- CPU:AMD 系(Ryzen など)
- 症状:Deadlock プレイ中にだけ、あるいは Deadlock で特に頻発してブルースクリーン(BSoD)が発生
- ミニダンプ解析:CPU 周辺のハードウェアエラー(WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR など)が示唆される
- すでに実施済み:ドライバ更新/BIOS 更新/CPU を水冷化 など
ここまでしても再発する場合、単純な「ドライバが古い」「CPU 温度が高い」といった一因ではなく、
- わずかに攻めたオーバークロックや XMP 設定
- 古いドライバや残骸ドライバが、最新ドライバと競合している
- 水冷クーラーやケースファンの取り付け・回転数・設置方向の問題
- メモリ・電源ユニット・マザーボードといったハードウェアの劣化/初期不良
といった「複数要素の組み合わせ」で不安定になっているケースが多くなります。
主な原因候補とリスク要因の整理
よくある原因候補を、設定・ソフト・冷却・ハードに分けて整理すると、次のようになります。
| 分類 | 主なリスク要因 | Deadlock 中に出やすい理由 |
|---|---|---|
| 設定 | CPU オーバークロック、PBO/Curve Optimizer、XMP/DOCP 有効化 | Deadlock の特定シーンで瞬間的に CPU 負荷と電力が跳ね上がると、ギリギリな OC 設定が破綻しやすい |
| ソフト | 古いチップセット・GPU ドライバ、古い BIOS、サードパーティ製 AV のカーネルドライバ残骸 | 新旧ドライバの混在や、カーネルレベルでの監視ドライバがゲームと競合し、BSoD レベルのエラーを引き起こす |
| 冷却 | AIO 水冷ポンプの低回転/停止、ラジエータやヒートシンクのホコリ、ケース内のエアフロー不足 | 温度上昇 → 電圧降下 → 誤動作 という流れで WHEA エラーや CPU 関連 BSoD を誘発 |
| ハード | 不良メモリ、劣化した PSU、マザーボードの損耗・コンデンサ劣化・VRM 発熱 | 高負荷時にのみ電圧が不安定になり、特定ゲーム(Deadlock など)でだけ落ちる形で表面化しやすい |
重要なのは、「Deadlock だけ落ちるからゲーム側の問題」と決めつけないことです。Deadlock がたまたま、あなたの環境で不安定さを一番引き出しやすい負荷パターンになっている可能性が高いからです。
トラブルシューティングの全体像
効率よく原因を絞るために、以下のような流れでチェックしていくことをおすすめします。
- BIOS を最適化設定(デフォルト)に戻し、OC/XMP/DOCP をすべて無効化する
- マザーボード公式サイトから、BIOS・チップセット・LAN・オーディオ・GPU ドライバを最新にする
- サードパーティ製アンチウイルス(AV)を完全削除し、残留ドライバも消す
- PC 内部を徹底清掃し、AIO 水冷や空冷クーラー、ファンの取り付け・回転数・エアフローを見直す
- MemTest86 を 8 パス以上回してメモリエラーをチェックする
- PSU(電源ユニット)とマザーボードを疑い、別 PSU などで再現性を確認する
- そのうえで、信頼性モニター・イベントビューアー・ミニダンプからエラーコードを突き合わせる
ここからは、各ステップをもう少し具体的に掘り下げていきます。
BIOS を最適化設定にリセットして定格動作に戻す
AMD CPU で Deadlock 中に WHEA 系の BSoD が出る場合、最初に疑うべきは「わずかに攻めた OC・PBO 設定・XMP/DOCP」です。標準設定のつもりでも、最近のマザーボードは自動的に PBO(Precision Boost Overdrive)を有効化したり、メモリの DOCP プリセットを選ぶだけで電圧やタイミングがかなり攻めた設定になることがあります。
一度、BIOS を工場出荷状態に近い「最適化されたデフォルト」に戻し、完全な定格状態で Deadlock を動かしてみましょう。
BIOS リセットの基本手順
- PC の電源を入れ、
DelキーやF2キーで BIOS 画面を開く - メニューから「Load Optimized Defaults」「Load UEFI Defaults」などの項目を選択して適用
- PBO/OC 関連の項目があれば「Disabled」または「Auto(安全寄り)」に変更
- メモリ設定で XMP/DOCP のプロファイルが有効なら「Disabled」に戻す
- 保存して再起動し、その状態で Deadlock を 30〜60 分プレイして様子を見る
代表的な BIOS 項目と、トラブルシューティング中のおすすめ値は次のとおりです。
| 項目例 | 意味 | 一時的なおすすめ設定 |
|---|---|---|
| PBO / Precision Boost Overdrive | CPU の自動オーバーブースト機能 | Disabled(検証時のみ) |
| Curve Optimizer | 電圧のアンダーボルト/オーバークロック調整 | 全コア 0(無効) |
| XMP / DOCP / EXPO | メモリ OC プロファイル | Disabled(まずは JEDEC 定格で動作させる) |
| CPU Core Voltage 手動設定 | CPU にかける電圧の固定 | Auto(マザー任せ) |
この状態で Deadlock の BSoD が消えるなら、「ギリギリの OC 設定」が根本原因だった可能性が高くなります。その場合は、
- CPU OC はやや控えめに設定し直す
- メモリ OC(XMP/DOCP)は周波数を一段落としてみる
- SoC 電圧やメモリ電圧をわずかに盛る代わりに、温度と安定性を重視する
といった方向で「攻めすぎない安定設定」を探していくのがおすすめです。
ドライバ・BIOS を公式サイトから手動で更新する
次に、ソフトウェア側の土台を整えます。ポイントは「公式サイトから必要なものだけ入れる」「汎用アップデータ任せにしない」の 2 点です。
更新しておきたい主なドライバ/ファームウェア
- マザーボード BIOS(UEFI)
- AMD チップセットドライバ
- GPU ドライバ(AMD Radeon / NVIDIA GeForce など)
- LAN ドライバ、オーディオドライバ(必要に応じて)
更新の基本方針は以下の通りです。
- マザーボードメーカーの公式サイトにアクセスし、型番を指定してサポートページを開く
- OS に「Windows 10」を選び、BIOS・チップセット・LAN・オーディオなどをダウンロードする
- BIOS は、メーカーが推奨する手順(EZ Flash など)に従って更新する
- BIOS 更新後は一度電源を切り、CMOS クリア(クリアピンやボタン電池の抜き差し)を行うと安定しやすい
- Windows 上でチップセットドライバ → 再起動 → GPU ドライバ → 再起動の順で導入する
特に GPU ドライバは「上書きインストール」で不具合が残る場合があります。ブルースクリーンが多発している場合は、Display Driver Uninstaller(DDU)のようなクリーンアンインストールツールを使い、セーフモードで旧ドライバを完全に削除してから最新ドライバを入れ直すと、問題が解決することがあります。
サードパーティ製アンチウイルスを完全削除する
Deadlock のようなオンライン対戦ゲームでは、チート対策やカーネルドライバが使われることがあり、サードパーティ製アンチウイルスのカーネルドライバと衝突して BSoD を引き起こすパターンがよくあります。
Windows 10 には標準で Windows Defender(Microsoft Defender)が搭載されているため、一般的な利用であればサードパーティ製 AV を無理に併用する必要はありません。検証のために一度完全に削除してみる価値があります。
きれいに削除する手順
- Windows の「アプリと機能」から対象の AV ソフトをアンインストール
- 再起動を求められたら必ず再起動する
- AV ベンダーが提供している専用アンインストールツールを使用し、残留ドライバやレジストリを削除
- 再起動後、Windows Defender が自動有効化されていることを確認
- その状態で Deadlock をプレイして、BSoD の再発を確認する
ここで BSoD が止まるようであれば、AV ソフトの常駐監視やカーネルドライバが原因だった可能性が高いと言えます。どうしても別の AV を使いたい場合は、Deadlock のインストールフォルダやランチャーを除外設定に入れるなど、負荷を減らす工夫も検討しましょう。
内部清掃と冷却経路の点検:AIO 水冷・エアフローの見直し
実際の報告として、PC 内部を徹底清掃し、AIO 水冷クーラーを再取り付けした結果、Deadlock 中の BSoD が完全に解消したケースがあります。表面的には CPU 温度もそれほど高く見えなかったものの、
- ラジエータのフィンにホコリがびっしり詰まっていた
- ポンプの配線が誤ってファン端子に刺さっており、十分な回転数で動いていなかった
といった問題が見つかり、冷却不良が直接要因だったと判明しています。
CPU 温度の目安とチェックポイント
CPU 温度の目安として、以下をひとつの基準にすると分かりやすいです。
| 状態 | 温度の目安 | コメント |
|---|---|---|
| アイドル(何もしていないとき) | 40℃ 以下 | 室温やクーラー種別で多少前後するが、50℃ 超えが常態化している場合は要注意 |
| ゲーム中・高負荷時 | 85℃ 未満 | 一瞬 90℃ に触れる程度なら許容範囲だが、長時間 90℃ 付近なら冷却強化を検討 |
温度の確認には、マザーボード付属のユーティリティや一般的なハードウェアモニタリングソフトを使い、
- Deadlock ログイン前の待機画面
- マッチング中やロード中
- ゲーム中(特に激しい戦闘シーン)
といったタイミングで温度変化を見ると、どこで急上昇しているかが分かります。
内部清掃・冷却経路のチェックリスト
- PC の電源を切り、電源ケーブルを抜く
- ケースパネルを外し、エアダスターやブロワー、柔らかいブラシでホコリを除去
- ラジエータフィンの目詰まりを、フィンを傷めないよう注意して掃除
- 吸気ファン → ラジエータ → 排気ファン といった空気の流れがスムーズになっているか確認
- AIO ポンプの電源が「CPU_FAN」や「AIO_PUMP」など、適切なヘッダに接続されているか確認
- BIOS 上でポンプ回転数が 0 になっていないか(最低 50〜60% 以上で回っているか)を確認
- CPU クーラーの固定具(バックプレート、ネジ)に緩みがないか確認
- 必要に応じてグリスを塗り直し、均一に薄く広がるように再装着
冷却経路を整えたうえで Deadlock を 1〜2 時間プレイし、温度の安定と BSoD の有無を観察しましょう。冷却が改善されると、CPU の電圧挙動も安定し、WHEA 系 BSoD がパタリと止まるケースも少なくありません。
MemTest86 を 8 パス以上実行してメモリを検証する
Deadlock でのクラッシュ原因として見落とされがちなのが、メモリ(RAM)の不良や不安定な OC 設定です。メモリは多少壊れていても一見普通に Windows が動いてしまうため、「特定のゲームだけ」「特定のシーンだけ」落ちる形で不具合が表に出ることがあります。
MemTest86 実行のポイント
- MemTest86 の起動用 USB メモリを作成する
- PC を USB から起動し、MemTest86 のメニューからテストを開始する
- 最低でも 4 パス、可能なら 8 パス以上実行する(時間はかかるが、夜間放置がおすすめ)
- 1 ビットでもエラーが出た場合、そのメモリモジュールまたはスロットに問題がある可能性が高い
エラーが出た場合は、
- メモリを 1 本ずつ挿してテストし、どのモジュールでエラーが出るか切り分ける
- スロットを変えてエラーの有無を確認し、マザーボード側の不良かも確認する
- 不良と判断したメモリは交換(RMA)を検討する
メモリ OC(XMP/DOCP)を有効にしていた場合、定格に戻すだけで MemTest86 のエラーが消えることも多いので、まずは定格動作で安定性を確認しましょう。
電源ユニットとマザーボードの検証:別 PSU で再現テスト
CPU 周辺の WHEA エラーやランダムな BSoD が出る場合、原因が電源ユニット(PSU)やマザーボードにあることも少なくありません。特に数年使っている PSU は、内部コンデンサの劣化で高負荷時に電圧が大きく揺らぎ、Deadlock のような高負荷ゲームでだけ問題が表面化するケースがあります。
PSU/マザボ不良が疑われるサイン
| 症状 | 可能性が高いパーツ | コメント |
|---|---|---|
| 高負荷時のみ突然電源が落ちる/再起動する | 電源ユニット、マザーボード VRM | 保護回路が働いている場合もあり、PSU の容量不足や劣化が疑われる |
| 負荷に関係なくランダムにフリーズ・BSoD | マザーボード、メモリ、CPU | 基板のクラックやコンデンサ不良、スロット接触不良などの可能性 |
| 特定の PCIe スロットやメモリスロット使用時のみ不具合 | マザーボード | スロットの物理的な不具合や配線の問題 |
可能なら別 PSU で再現テスト
環境が許せば、別の電源ユニットを一時的に借りる・予備 PSU を使うなどして、Deadlock プレイ時の挙動を比較するのがもっとも確実です。
- 同等以上の容量(W 数)・品質ランクの PSU を使用する
- CPU 補助電源(EPS)・GPU 補助電源(PCIe)は、念のため別ケーブルで供給する
- PSU を変えた状態で Deadlock を数時間プレイし、BSoD の有無を確認
PSU を交換した途端に BSoD が止まる場合、古い PSU が原因だった可能性が極めて高くなります。その場合は、早めの交換を強く推奨します。
信頼性モニターとイベントビューアでエラーコードを確認する
Windows 10 には、クラッシュ履歴やアプリケーションエラーを一覧で確認できる「信頼性モニター」と、より詳細なログを記録する「イベントビューア」があります。Deadlock 中の BSoD 原因を絞り込むうえで、この 2 つは非常に有用です。
信頼性モニターの使い方
- タスクバーの検索ボックスに「信頼性」と入力し、「信頼性モニターの表示」を開く
- 日付ごとの「重大なイベント」を確認し、Deadlock プレイ時刻と一致するクラッシュを探す
- 「Windows が正しく終了しませんでした」「ハードウェアエラー」などの項目をダブルクリックし、詳細を確認
ここで、エラーソースとして「Windows ハードウェアエラー」「LiveKernelEvent」などが記録されている場合、ハードウェア寄りの問題である可能性が高まります。
イベントビューアで WHEA エラーを確認する
- スタートボタンを右クリックして「イベントビューア」を開く
- 左ツリーから「Windows ログ」→「システム」を選ぶ
- Deadlock で落ちた時刻付近の「エラー」「重大」を探す
- ソース「WHEA-Logger」や、バグチェックコード(0x00000124, 0x00000101 など)を確認する
代表的な BSoD コードの例としては、
- WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR(0x00000124):CPU・メモリ・マザーボード・PSU などハードウェア全般
- CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT(0x00000101):CPU のコアが応答しない、過度な OC や電圧不足など
これらのコードが Deadlock 中に集中している場合、本記事で紹介している「定格動作への戻し」「冷却強化」「メモリ・PSU チェック」が特に重要になります。
Deadlock 側で試せるクラッシュ率低減テクニック
OS やハードウェア側の対策と並行して、Deadlock 自体の設定を調整することでクラッシュ頻度を下げられる場合もあります。
グラフィック設定を一段緩める
- 解像度を一段階下げる、またはレンダリングスケールを 90〜95% に設定
- レイトレーシングや高品質シャドウなど、特に重い項目を「中」か「低」に落とす
- 垂直同期(V-Sync)を無効にし、代わりにフレームレート上限を設定する
これだけでも、CPU/GPU の瞬間的な負荷スパイクを抑え、BSoD のトリガーになりにくくなることがあります。
フルスクリーン最適化を無効化する
一部のゲームでは、Windows 10 の「フルスクリーン最適化」機能が相性問題を起こすことがあります。Deadlock の実行ファイルに対して、以下の設定を試してみてください。
- Deadlock のインストールフォルダを開き、実行ファイル(.exe)を右クリック
- 「プロパティ」→「互換性」タブを開く
- 「フルスクリーン最適化を無効にする」にチェックを入れる
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェックを入れて適用
オーバーレイ機能をオフにする
以下のようなオーバーレイ機能は、ゲームとの相性によっては BSoD やクラッシュを誘発することがあります。
- Radeon Software / GeForce Experience のオーバーレイ
- Discord オーバーレイ
- Steam オーバーレイ
- Xbox Game Bar
Deadlock プレイ中だけ一時的に無効化し、挙動が安定するか確認するとよいでしょう。
実際の改善例:冷却不良が原因だったケース
最後に、冒頭で触れた「PC 内部を徹底的に清掃し、AIO 水冷クーラーを再取り付けした結果、BSoD が解消した」ケースを、もう少し詳しく紹介します。
この環境では、
- Windows 10 + AMD Ryzen プロセッサ
- Deadlock プレイ中のみ、1 日に数回レベルで BSoD(WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR)が発生
- ドライバや BIOS はすべて最新に更新済み
- CPU は AIO 水冷で一見温度も問題なさそうに見えた
しかし、ケースを開けてみると、
- ラジエータの片側がほぼホコリで塞がっていた
- ポンプ電源がマザーボードのファン制御に連動する端子に接続されており、負荷が低いときに極端に回転数が落ちていた
- グリスもやや乾燥しており、クーラー固定も片側がやや浮き気味だった
そこで、
- ラジエータとケース内のホコリを徹底的に除去
- ポンプ電源を AIO 専用ヘッダに接続し、常時フル回転で回るよう BIOS を調整
- グリスを塗り直し、クーラーを均等なトルクで締め直し
という作業を行ったところ、その後 Deadlock を数時間プレイしても BSoD は 1 度も発生しなくなりました。このように、「温度表示だけ見ているとセーフに見えるが、実際は冷却がギリギリで、わずかな OC や負荷変動がトリガーになっていた」というパターンは珍しくありません。
それでも直らない場合の最終チェックリスト
ここまで実施しても Deadlock 中の BSoD が収まらない場合、次のような追加チェックを検討してください。
- Windows のクリーンインストール(他ドライブにテスト用環境を作るのも有効)
- CPU・メモリ・GPU を別のマシンでテストする、または別個体を一時的に借りて入れ替えテスト
- マザーボードメーカーのサポートに、イベントビューアのログやミニダンプ内容を添えて相談
- Deadlock の開発元フォーラムやサポートに、同様の事例がないか問い合わせる(ただしハード起因の可能性も併記)
特に、別の OS 環境(別 SSD や USB ブートの Windows)で Deadlock を試しても同じように BSoD が出る場合、OS 側の問題よりもハード・BIOS 側の要因が強く疑われます。
安全に検証を進めるための注意点
ハードウェアに手を入れる際は、以下の点に注意してください。
- 作業前に必ず電源ケーブルを抜き、数分放置してから作業を行う
- 静電気対策として、金属部分に触れて放電してからパーツに触れる
- ケーブルやネジの紛失防止のため、小さなトレイなどを用意して整理しながら作業する
- 自信がない場合は、無理せずショップやメーカーのサポートに相談する
無理な OC や自己流の BIOS 設定でハードウェア寿命を縮めてしまっては本末転倒です。Deadlock を快適に遊ぶためにも、「冷却・電源・BIOS 設定・ドライバ」を総合的に整えることを意識しましょう。
まとめ:Deadlock の BSoD は PC 全体の健康診断のチャンス
Deadlock プレイ中だけ Windows 10 がブルースクリーンになると、最初はどうしても「ゲームのせいだ」と考えがちです。しかし、ミニダンプ解析で AMD CPU 周辺のハードウェアエラーが示唆されている場合、多くは次のような要因が複合的に絡んでいます。
- わずかに攻めすぎた CPU/メモリ OC(XMP/DOCP、PBO、Curve Optimizer など)
- 古いドライバやサードパーティ AV の残骸ドライバによる競合
- AIO 水冷や空冷クーラー、ケースファンの設定・取り付け不備、ホコリによる冷却不足
- メモリ不良、電源ユニットの電圧変動、マザーボードの損耗といったハードウェアの問題
本記事で紹介したように、
- BIOS を最適化設定にリセットして定格動作に戻す
- 公式サイトから最新ドライバ・BIOS を手動インストールする
- サードパーティ製 AV を完全削除し、残留ドライバをなくす
- 内部清掃と冷却経路の見直しで、CPU 温度をアイドル 40℃ 以下・負荷時 85℃ 未満に抑える
- MemTest86 を 8 パス以上実行してメモリエラーを確認する
- 別 PSU で再現テストし、電源やマザーボードの不具合を疑う
- 信頼性モニター・イベントビューア・ミニダンプ解析でエラーコードを突き合わせる
といったステップを踏むことで、原因をかなりの精度で絞り込むことができます。Deadlock の BSoD は、PC 全体の健康状態を見直す良いきっかけにもなります。設定を攻めすぎず、冷却と電源をしっかり確保したうえで、安定した環境で Deadlock を存分に楽しんでください。

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