切れログのCSVをExcelで確認する方法|時刻・失敗回数・未測定の読み方

保存したCSVを正しく読む。切れログの手順を説明する図。

切れログの結果を後から詳しく見るときは、CSVだけでなく、TXTとJSONも一緒に残すと読み違いを防げます。CSVは各確認の一覧、TXTは説明つきの記録、JSONは未測定区間を含む詳細です。CSVの行数を、そのまま切断回数にはできません。

この記事では、ITtripが提供する無料サービス「切れログ」を使った手順を紹介します。切れログは、この端末のブラウザーから確認先へHTTPS通信を送り、期待した応答を確認できたかを時刻とともに記録する道具です。

目次

3種類の保存形式を使い分ける

形式主に入る内容向いている使い方
TXT日時・集計・区間・読み取り上の注意人が読む、問い合わせの文章に添える
CSV完了した各確認の開始/終了時刻と結果表計算で一覧・並べ替え・抽出する
JSON各確認、集計、応答未確認・未測定の区間など区間情報を含めて元の詳細記録を残す
  1. 切れログの記録を終了します。開始前のサンプルでは、自分の確認一覧を保存できません。
  2. 「保存」でTXT、「CSV(各確認の一覧)」、「JSON(未測定区間を含む)」で詳細データを保存します。
  3. ダウンロード先にファイルがあるか、サイズが0バイトでないか、TXTが開けるかを確かめます。保存の通知だけでファイル保存の完了とは判断しません。
  4. 元ファイルは編集せず、日付や条件が分かるフォルダーに残します。Excelで整理するのはコピーにします。
一つの記録からTXTは人向け説明、CSVは各確認の表、JSONは未測定区間も含む詳細として保存する図。
図は保存形式の役割を示しています。CSVだけでは区間の情報をすべて保持できません。

Excelでは「テキストまたはCSVから」で確認する

CSVを直接開くと、Excelが列を自動で解釈します。元の文字列と列分けを確認したい場合は、デスクトップ版Excelの取り込み機能を使います。以下は、取り込みメニューのあるExcel向けです。画面の名称は版で多少異なります。Microsoft公式のTXT・CSVインポート手順では、[データ]から[テキスト/CSVから]を選び、プレビューで区切り文字を確認する方法が案内されています。

  1. 空のブックを開き、[データ]→[テキストまたはCSVから]([テキスト/CSVから])を選びます。
  2. 保存したCSVの作業用コピーを選び、プレビューを開きます。区切りはカンマとし、6列に分かれることを確認します。
  3. 日本語の列名が読めることを確認します。切れログのCSVはUTF-8のBOMつきです。文字コードの選択欄がある環境で崩れる場合は、UTF-8を選んで再確認します。
  4. [データの変換]で開始/終了時刻を文字列として残す場合は、列の型を「テキスト」にします。自動で付いた「変更された型」などの変換も確認し、元のISO 8601文字列が残る状態にします。
  5. 読み込み後、結果列と日時を確認します。整理したブックは.xlsxとして別名で保存し、元CSVには上書きしません。

CSVの6列を読む

列名内容注意点
確認開始(UTC)各確認を開始した絶対時刻末尾ZはUTC。端末のローカル時刻とは限らない
確認終了(UTC)各確認の完了時刻失敗した確認でも完了時刻が入る
開始から(ms)記録開始から確認開始までの経過ミリ秒日時ではない。1,000msは1秒
結果success/timeout/network-error/http-error/invalid-response失敗分類だけで故障箇所は決まらない
応答時間(ms)成功した確認のHTTPS応答時間失敗行の空欄は0msではない
HTTP状態取得できたHTTPステータス空欄はHTTP状態を取得できなかった場合がある

結果列の名前が示す範囲

値示すこと
successHTTP 200と期待する本文を確認した
timeout最大の応答待ち時間内に確認が完了しなかった
network-errorブラウザーの通信処理がエラーになった
http-error期待するHTTP状態でなかった
invalid-response期待する本文を確認できなかった

分類は観測した結果です。たとえばnetwork-errorから、Wi-Fi・回線会社・VPN・端末のどれが原因かまでは分かりません。必要なら症状メモや、OS・会議アプリ・機器側の情報と合わせます。

UTCと端末の時刻を混ぜない

CSVの日時はUTCです。日本標準時(UTC+09:00)で照合する場合、UTCの時刻に9時間を加えます。たとえば「2026-10-02T04:58:36.079Z」は、日本標準時では2026年10月2日13時58分36.079秒です。これは検証用記録の開始時刻で、利用者の障害事例ではありません。

TXTは年月日と、その時点のUTCオフセットを表示します。日付またぎや海外の時刻を扱うときは、日付とオフセットをセットで照合してください。夏時間のある地域で、常に同じ時間を足すやり方は使えません。Excel側で変換する場合も、元のUTC列を消さず、別の作業列にします。

失敗行の数は、応答未確認の区間件数ではない

通信遮断を模擬した検証記録では、完了した確認は成功69回・失敗17回でしたが、応答未確認の区間は1件、推定時間は約17秒です。17の失敗行が同じ区間へつながる場合があるため、行数を「17回切断」と読みません。推定時間の計算も、失敗行数×1秒とはしません。

同じ検証記録の未測定は約25秒でした。CSVは完了した確認の一覧で、未測定区間の専用行はありません。CSVだけを見てその時間を「正常」や「切断」と埋めることはできません。区間と理由はTXTまたはJSONで確認します。JSONのunmeasuredIntervalsが未測定区間、unconfirmedIntervalsが応答未確認の区間です。

保存と整理が終わったかを確かめる

  • 元CSV、TXT、JSONが残っている。
  • Excelで日本語の6列と、日時のUTC表記を確認した。
  • 空欄を0へ置き換えず、失敗行と区間件数を区別した。
  • Excelの作業用ファイルを別名で保存し、条件メモと対応づけた。

条件の違う記録を比べる場合はWi-Fiの変更前後を同じ条件で比較する方法、問い合わせの文章にする場合は相談用の記録と文例、区間の基本は途切れた時刻を記録する方法を参照してください。

この記録だけで、回線全体の障害、故障箇所、通信事業者の責任は断定できません。確認先や端末・ブラウザー側の状態も結果に影響します。HTTPSの応答時間は、回線速度・ping・パケット損失率とは別の値です。

測定記録は、測定画面を開いた端末のメモリー内に保持されます。再読み込みや画面終了の前に保存してください。記録を処理する測定画面には広告・GA4のスクリプトを置かず、使い方・サービス紹介ページでは同意後に広告・アクセス解析を使用します。測定先への通信や、別オリジンのサービス紹介枠への接続は発生します。詳しくは切れログのプライバシー説明を確認してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次