問い合わせたときには正常に戻り、症状をうまく説明できない。そんなときは「切れました」だけでなく、日時、端末、接続方法、実際の症状、手元で確認したことをまとめておきます。回線会社、社内の管理者、建物の窓口など、契約や利用環境に合う相談先へ渡す資料になります。
この記事では、ITtripが提供する無料サービス「切れログ」を使った手順を紹介します。切れログは、この端末のブラウザーから確認先へHTTPS通信を送り、期待した応答を確認できたかを時刻とともに記録する道具です。
相談前にそろえる情報
| 項目 | 書く内容 | 避けること |
|---|---|---|
| 発生日時 | 年月日・時刻・タイムゾーン、頻度 | 「昨日の夜」だけで済ませる |
| 端末と接続方法 | OS、ブラウザー、Wi-Fi/有線、VPNの有無 | SSIDや機器型番だけで原因を決める |
| 体感した症状 | どのアプリの何が止まったか、何秒程度か | すべての通信が止まったと未確認のまま書く |
| 影響範囲 | 別端末・別アプリも同じか、確認できた範囲 | 未確認を「正常」とする |
| 観測記録 | 切れログの日時、応答未確認、未測定 | ブラウザーの記録を回線全体の障害証明とする |
| 実施済みの作業 | いつ・何を変えたか、変更前後の結果 | 複数変更のどれが効いたか断言する |
契約番号や住所などは、正式な窓口が必要とする範囲で別途伝えます。公開掲示板やSNSへ載せる文章に、そのまま含める必要はありません。
説明文をコピーし、元の記録も保存する
- 切れログで症状が出やすい時間帯を記録します。測定画面を表示したままにできる5・10・30分を選びます。
- 症状が出た時刻と、使っていたアプリや接続方法を自分のメモへ残します。
- 記録を終了して、「説明文をコピー」を押します。自動コピーが使えない場合は、選択された文章欄から手動でコピーします。
- 問い合わせの下書きへ貼り付け、観測日時・応答未確認の区間・未測定の区間・読み取り上の注意が含まれることを確認します。
- 「保存」でTXTを残します。必要ならCSVとJSONも保存し、実際にファイルが開けることを確かめます。相談先が添付を受け付けるかは、その窓口で確認してください。

断定を避けた問い合わせ文例
次の文例の「未記入」を自分の情報へ置き換えます。確認していない項目は「未確認」と残します。回線会社以外へ相談する場合は、冒頭の相談先に合う表現へ変えてください。
件名:通信が一時的に止まる症状についての相談 発生日時:未記入(年月日・時刻・タイムゾーン) 頻度:未記入 使用端末/OS/ブラウザー:未記入 接続方法:未記入(Wi-Fi/有線LANなど) VPNの利用:未記入 実際の症状:未記入(どのアプリの何が止まったか) 別端末・別アプリでの状況:未記入/未確認 確認・変更したこと:未記入 上記の時間帯に、ブラウザーから切れログの確認先へのHTTPS応答を観測しました。以下に説明文を添えます。回線全体の障害や原因を断定したものではありません。 (ここに切れログの説明文を貼り付けます) 追加で確認すべき情報や、推奨される記録方法があれば教えてください。
数字を言い換えすぎない
実装の検証で通信遮断を模擬した保存記録では、失敗した確認17回、応答未確認の区間1件、推定時間約17秒でした。この場合に伝えるのは「失敗した確認が17回続き、1つの区間として記録された」という観測です。「17回回線が切れた」という言い換えはしません。この数値は検証用の例です。
未測定が含まれる区間は、その間に正常だったか異常だったかを判断できません。応答の再確認前に記録が終わった場合も、終了時刻を本当の復旧時刻として伝えないでください。TXTの「区間の終わり」の説明を残すと、誤読を減らせます。
追加ログは必要な部分だけ確認する
Windowsでは、管理者として開いたコマンドプロンプトで次のコマンドを使うと、無線ネットワークのHTMLレポートを生成できます。Microsoft公式によると、過去3日間のWi-Fiイベントや接続セッションを確認できます。切れログと違い、Wi-Fi接続側の情報です。Microsoftの無線ネットワークレポートの説明を確認してから使ってください。
netsh wlan show wlanreport
このレポートにはPCやユーザー、ネットワークに関する情報が含まれます。全体を公開へアップロードせず、相談先に必要な情報と共有方法を確認します。会社の端末では、管理者の方針に従ってください。
この記録だけで、回線全体の障害、故障箇所、通信事業者の責任は断定できません。確認先や端末・ブラウザー側の状態も結果に影響します。HTTPSの応答時間は、回線速度・ping・パケット損失率とは別の値です。
相談資料ができたと判断する条件
- 症状の日時と観測の日時を照合できる。
- 体感した症状と、切れログで観測した事実が分かれている。
- 未測定と、応答の再確認前に終了した区間を省いていない。
- 下書きと保存したTXTが手元にあり、相談先が必要とする追加情報を追記できる。
会議だけで止まる場合は会議の時刻と通信記録の照合、置き場所を変えた結果を伝える場合はWi-Fiの変更前後の比較、記録の基本は途切れた時刻を残す方法を参照してください。窓口への提出、受付、原因特定や補償は別の工程です。
測定記録は、測定画面を開いた端末のメモリー内に保持されます。再読み込みや画面終了の前に保存してください。記録を処理する測定画面には広告・GA4のスクリプトを置かず、使い方・サービス紹介ページでは同意後に広告・アクセス解析を使用します。測定先への通信や、別オリジンのサービス紹介枠への接続は発生します。詳しくは切れログのプライバシー説明を確認してください。


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