Google ClassroomでGuided Learningを課題に追加する方法|表示されない原因も解説

Googleは2026年11月4日、Google Classroomの課題へGeminiのGuided Learningを添付する機能を発表しました。授業で使う資料を渡し、生徒が問いかけやヒントを受けながら考えを進められるようにする仕組みです。教師が宿題や復習の支援を用意したい場合に役立ちます。

教材とノートPCを囲み、問いかけから理解へ段階的に進む学習者を描いたイラスト
AIと教材を使った段階的な学習支援の生成イラスト。実際のGoogle Classroomの画面ではありません。

この記事は11月5日時点の公式案内に基づく設定ガイドです。実際の学校アカウントでの動作検証記事ではありません。発表時刻は日本時間11月4日23時39分。学校ごとに利用開始時期が異なります。

目次

利用条件:Educationの対象プランと段階展開

対象はGoogle Workspace for Education Fundamentals、Standard、Plus。世界各地のGemini対応言語が対象です。11月3日に始まった展開は15日を超える予定のため、日本の対象校でも項目がまだ表示されない場合があります。Rapid ReleaseとScheduled Releaseの両方が対象です。詳しくは公式発表を確認してください。

教師と生徒の両方に、学校管理者がGeminiアプリの利用を許可している必要があります。教師の画面で作成できても、生徒全員が使えるとは限りません。まず少人数で対象アカウントと教材へのアクセスを確かめると、配布後の問い合わせを減らせます。

パソコンで課題へ追加する手順

  1. 学校アカウントでClassroomを開き、対象クラスの「授業」(Classwork)から「作成」→「課題」へ進みます。
  2. 添付欄(Attach)でGuided Learningを選び、活動名を入力します。
  3. 「Select from class」または「Upload file」でDocs、Slides、PDFなどの教材を追加します。公式の推奨は1資料、上限は5資料です。選んだ資料を生徒が開けることも確認します。
  4. 「Create and preview」で生徒向けの体験を確認します。初回にGeminiの利用開始案内が出た場合は、学校の運用に沿って完了します。
  5. Classroomへ戻り、対象者や期限などを確認して課題を割り当てます。

画面名は表示言語によって異なるため、上記では英語の項目名も併記しました。手順の根拠は教師向け公式ヘルプです。

「課題の説明」はGeminiへの指示にならない

課題のInstructions欄は生徒への説明であり、Guided Learning内のGeminiは参照しません。ここに「この単元だけを扱う」と書くだけで、AIの参照範囲を設定できると考えないようにします。

たとえば理科の復習なら、学習目標、授業で用いた用語、例題を短くまとめたPDFを1つ用意します。活動名は「電流と抵抗:途中の考え方を説明する練習」。生徒向け説明には「最初に自分の考えを書き、分からない部分を質問する。最後に、理解が変わった点を自分の言葉で提出する」と書けます。これは授業設計の例で、AIの出力を保証する設定ではありません。

プレビューでは、生徒がしそうな質問を2〜3種類試して、教材とのずれや誤りがないか確かめます。元の問題への自分の解答と、AIとのやり取りで得た気づきを分けて提出させれば、教師も学習過程を読み取りやすくなります。

表示されない・生徒が開けないときの確認順

  • アカウント:対象の学校アカウントとクラスで操作しているかを確認します。
  • 利用許可:教師だけでなく生徒のGeminiも有効か、管理者に確認します。画面に「View Students」が出る場合は利用できない生徒を確認できます。
  • 反映待ち:新機能の段階展開と、管理者設定の反映待ちを切り分けます。Geminiのサービス設定変更は最大24時間かかる場合があります。
  • 教材:添付した資料の共有範囲と、Geminiの初回案内が完了しているかを確認します。
  • 会話への戻り方:割り当てられた活動はClassroomの課題から開きます。Gemini左側の通常の履歴には表示されません。

管理者はGeminiアプリのサービス状態を確認します。グループ設定が組織部門の設定より優先されるため、クラス内の一部だけ使えない場合は所属グループも確認対象です。全校の設定を一律に変更する前に、対象者と学校の運用方針を整理しましょう。

教師が見られる会話とInsightsの使いどころ

生徒は課題の添付から専用のFocus Modeを開きます。教師が確認できるのは割り当てた活動の会話やInsightsで、教師が割り当てていない個人のGeminiチャットは含まれません。ただし学校管理者によるアカウント活動の確認は別です。配布前に生徒向け公式説明と学校の方針を伝えておきます。

会話記録の表示にはGemini activityが有効である必要があります。InsightsはAIによる要約で誤りもあり、成績評価やクラス分けを目的としたものではありません。次の授業で説明し直す箇所を探す参考として使い、生徒の提出物や会話本文で確かめてください。まずは1つの教材と短い復習課題から始めると、授業に合う使い方を判断しやすくなります。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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