ChatGPTで家族の思い出クイズを作る方法|三択問題と司会用の答えを分ける

三択クイズのカードを使い、思い出メモ、問題用紙、司会用解答の3工程を示す説明図

家族の思い出クイズを作るとき、ChatGPTが家族しか知らない出来事を最初から知っているわけではありません。大人が渡した思い出メモを読み、問題文とA・B・Cの選択肢に整えてもらいます。つまり、正解の材料を用意するのは人、クイズの形に組み直す手伝いをするのがChatGPTです。

この記事では、入力したメモだけを材料に三択クイズを5問作り、参加者に見せる「問題用紙」と、司会者だけが見る「解答表」を分ける方法を紹介します。雑学を検索して問題を増やすのではなく、家族で共有している一日の出来事を振り返る用途に絞ります。

目次

最初に、答えが一つに決まる思い出メモを5個用意する

「楽しかった」「いろいろ食べた」のような感想だけでは、三択問題の正解を一つに決めにくくなります。色、飲み物、場所、遊び、最後にしたことなど、短くても具体的な事実を一項目ずつ書きます。

以下はすべて架空の家族と出来事による作例です。実在する家族、子ども、学校、住所、体験を示すものではありません。

  • 公園に持っていった敷物は青色だった。
  • 昼食と一緒に飲んだのは、りんごジュースだった。
  • 昼食は、大きな木の下で食べた。
  • 昼食のあと最初に遊んだのは、シャボン玉だった。
  • 帰る前に家族で拾ったのは、松ぼっくりだった。

このように、各項目だけで答えが決まる材料を用意します。「ジュースを飲んだ」だけでは種類を問えず、「木の近く」では場所の選択肢が重なりやすいため、あとで問題にしたい部分まで書いておくのがコツです。

手順1:問題用紙だけを作ってもらう

最初の依頼では、正解や理由を出させず、参加者に見せる問題だけを作ります。目的、材料、出力形式、守る条件を一度に伝えると、直したい点を確認しやすくなります。

次の思い出メモだけを使って、家族で遊ぶA・B・Cの三択クイズを5問作ってください。大人が司会し、紙または画面で参加者に問題を見せます。

【思い出メモ】
・公園に持っていった敷物は青色だった。
・昼食と一緒に飲んだのは、りんごジュースだった。
・昼食は、大きな木の下で食べた。
・昼食のあと最初に遊んだのは、シャボン玉だった。
・帰る前に家族で拾ったのは、松ぼっくりだった。

【出力】
・問題用紙だけを出す
・1番から5番まで番号を付ける
・各問に短い問題文とA、B、Cの選択肢を付ける
・正解の記号、正解の内容、理由は書かない

【守る条件】
・正解の根拠と出来事は、思い出メモに書いてあることだけを使う。誤答の選択肢には自然な架空の候補語を使ってよいが、実際に起きたこととして説明しない
・素材が不足する場合は推測して埋めず、問題にしない。5問作れない場合は不足を伝える
・1問につき正解は一つだけにする
・誤答は自然な候補にするが、正解と意味が重ならないようにする
・問題文の中に正解が分かる言葉を入れない
・家族をからかう内容や、嫌な記憶を題材にしない
・最後に内部で、5問すべてが思い出メモだけで答えられ、正解が一つに決まるか確認してから出す

事実のメモ、三択問題、別の解答表、読み合わせ、家族で遊ぶまでの5工程の説明図
思い出の事実から問題と解答を別々に作り、読み合わせてから遊ぶ5つの工程の説明図です。実際のChatGPT画面ではありません。 · 図を拡大

完成例:参加者に見せる問題用紙

家族の思い出クイズ

  1. 公園で地面に敷いたものは何色だった?
    A. 青色
    B. 黄色
    C. 緑色

  2. 昼食と一緒に飲んだものは?
    A. オレンジジュース
    B. りんごジュース
    C. 麦茶

  3. 昼食を食べた場所は?
    A. 大きな木の下
    B. ベンチの横
    C. 芝生の中央

  4. 昼食のあと、最初に遊んだものは?
    A. フリスビー
    B. シャボン玉
    C. なわとび

  5. 帰る前に家族で拾ったものは?
    A. どんぐり
    B. 赤い葉
    C. 松ぼっくり

オレンジジュースや黄色などの誤答は、選択肢として置いた架空の候補です。家族が実際に飲んだ物や使った物だと主張するものではありません。

問題用紙には正解を載せません。たとえば1問目を「青い敷物は何色だった?」とすると答えが問題文に漏れるため、「地面に敷いたものは何色だった?」までにします。

手順2:番号が対応した司会用解答表を別に作る

問題用紙を確認したあと、同じ会話で解答表だけを追加依頼します。問題を作り直さず、直前の1番から5番に対応させることを明記します。

今の問題用紙に対応する「司会用解答表」だけを別に作ってください。問題用紙は書き直さないでください。
表の列は「問題番号/正解記号/正解内容/思い出メモ上の根拠」にしてください。1番から5番まで、問題用紙と番号・選択肢が一致しているか確認してから出してください。材料にない説明は足さないでください。

完成例:司会者だけが見る解答表

問題番号正解記号正解内容思い出メモ上の根拠
1A青色敷物は青色だった
2Bりんごジュース昼食と一緒に飲んだ
3A大きな木の下昼食を食べた場所
4Bシャボン玉昼食後、最初に遊んだ
5C松ぼっくり帰る前に家族で拾った

この作例では、5問とも入力メモの別々の事実に対応し、各問の正解は一つです。実際に使うときも、ChatGPTの出力をそのまま正しいものとして扱わず、メモを書いた大人が問題用紙と解答表を照合します。

よくある失敗と短い直し方

答えが二つある

たとえば「飲んだものは?」の選択肢が「A. りんごジュース/B. ジュース/C. 麦茶」だと、AはBにも含まれるため、二つが正解に見えます。

2番の選択肢だけ直してください。正解と意味が重なる選択肢をなくし、A・B・Cのうち正解が一つだけになるようにしてください。ほかの問題は変えないでください。

材料にない事実を足している

メモに天気が書かれていないのに「当日は晴れだった?」という問題が入ったら、推測が混ざっています。家族が覚えていそうでも、入力していない事実は採用しません。

思い出メモに書かれていない事実を使った問題を削除してください。推測で補わず、メモ内の事実だけで答えが決まる問題に差し替えてください。

解答表と問題番号がずれている

問題用紙の4番がシャボン玉なのに、解答表の4番が松ぼっくりになっているようなずれは、司会前に修正します。

問題用紙と司会用解答表を1番から順に照合し、番号、正解記号、正解内容のずれだけを修正してください。問題文や選択肢は変更しないでください。

家族で使う前に、個人情報を小さく整える

操作は大人が行い、できた問題を紙に印刷するか、大人の画面で見せれば遊べます。この遊びのために子ども自身のアカウント作成を勧める必要はありません。

思い出メモには、クイズ作成に不要な個人情報を入れないようにします。学校名は「学校」、住所や店名は「近所の公園」「出かけた先」などに一般化できます。今後の詳しい行動予定や健康情報も、このクイズには不要です。正解に必要な事実だけを短く残せば十分です。

司会する前の読み合わせチェック

  • 各問題が、入力メモに書かれた事実だけで答えられるか
  • A・B・Cのうち、正解が一つだけか
  • 問題文に正解の色や名前が漏れていないか
  • 誤答が正解を含んだり、同じ意味になったりしていないか
  • 問題用紙と解答表の番号、正解記号、内容、理由が一致しているか
  • 誰かをからかう内容や、思い出したくない出来事が入っていないか

司会者が一度声に出して読むと、不自然な選択肢や番号のずれにも気づきやすくなります。確認後、問題用紙だけを参加者に見せ、司会者は解答表を手元に置きます。

FAQ

思い出が3個しかない場合も5問にできますか?

同じ事実を細かく分けると似た問題が増えたり、答えが曖昧になったりします。まず家族で事実を二つ追加し、5個そろってから依頼すると、答えを一つに決めやすくなります。ChatGPTに不足分を創作させないでください。

誤答を難しくしてもよいですか?

自然な候補にはできますが、正解の上位概念や言い換えを混ぜないことが大切です。「りんごジュース」と「ジュース」のように両方正しく見える組み合わせは避けます。

写真を読み込ませなくても作れますか?

この記事の方法は、文章の思い出メモだけで作れます。写真に写っていない出来事もあるため、最終的な正解はメモを書いた人が確認します。

ChatGPTが出した解答表は、そのまま使えますか?

そのまま正しいとは限りません。問題、選択肢、唯一の正答、根拠、番号を大人が読み合わせ、ずれがあれば短い追加依頼で直してから使います。

まとめ

家族の思い出クイズは、「具体的な事実を5個書く」「問題用紙だけを作る」「司会用解答表を別に作る」の順に進めると整理しやすくなります。ChatGPTには、材料だけを使うこと、推測しないこと、正解を一つにすること、問題文に答えを漏らさないことを明示します。最後は大人が二つの出力を照合し、家族に見せられる内容に整えてください。

参考にした公式資料

OpenAIの公式資料「Prompting」では、目的、文脈、出力、守る条件を示し、提供した情報だけを使わせ、不足を推測させないこと、出力を見て追加依頼で整え、最後に人が確認する考え方が案内されています。本記事のプロンプトも、その基本に沿って構成しています。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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