Microsoft Edge でいつの間にかお気に入りが増えすぎて、「全部ではないけれど半分くらいだけ整理したい」と感じていませんか。この記事では、Windows 10 版 Microsoft Edge を対象に、不要なお気に入りだけを複数選択して一括削除する具体的な手順と、作業前にやっておくと安心なバックアップ方法、さらに大量整理向きの応用テクニックまでまとめて解説します。
Windows 10 の Microsoft Edge で「お気に入りを半分だけ消したい」問題
Microsoft Edge の「お気に入り」(ブックマーク)は、長く使えば使うほど増えていきます。ニュース記事、ショッピングサイト、技術情報……とりあえず保存しておいたページがいつの間にか数百件になり、スクロールするだけで一苦労という状態になりがちです。
しかし、「全部消してしまいたい」わけではなく、よく使うサイトは残しつつ、古くなったページやもう見ないサイトだけを中心に50〜60%だけ削除したいことも多いはずです。このとき問題になるのが、Edge の標準画面からだと 1 件ずつ右クリックして削除する操作が非常に面倒なことです。
そこで活躍するのが、Edge に用意されている「お気に入り(管理)ページ」です。この画面を開くと、エクスプローラーのような一覧画面でお気に入りを管理でき、チェックボックスやキーボード操作で複数選択して一括削除できます。
以下では、この「お気に入り(管理)ページ」の開き方から、複数選択、一括削除、バックアップ、応用テクニックまで順番に見ていきます。
まずは「お気に入り(管理)ページ」を開く
複数のお気に入りをまとめて削除する第一歩は、Edge の通常画面ではなく管理用のページを開くことです。Windows 10 版 Microsoft Edge では、次のいずれかの方法で開けます。
| 方法 | 操作 | 特徴・覚え方 |
|---|---|---|
| アドレスバーから開く | edge://favorites/ と入力して Enter | キーボードだけで素早く開きたいときに便利 |
| メニューから開く | 右上の …(設定など) → お気に入り → 再度 … → 「お気に入りページを開く」 | マウス中心で操作したいとき向け。表示項目も覚えやすい |
| ショートカットキー | Ctrl + Shift + O | 何度も整理する人におすすめの近道キー |
いずれの方法でも、フォルダー形式でお気に入りが一覧表示される「お気に入り(管理)ページ」が開きます。ここからが本番です。
お気に入り一覧画面の見方を簡単におさらい
作業をスムーズにするために、お気に入りページの各部の意味をざっくり把握しておきましょう。
- 左側の一覧 … 「お気に入りバー」「その他のお気に入り」などのフォルダーが並ぶエリア
- 右側の一覧 … 選択したフォルダーの中身(個々のサイトやサブフォルダー)が表示されるエリア
- 各項目の左側 … チェックボックスがある場合は、ここを使って複数選択が可能
- 上部のアイコン … 新規フォルダー、並べ替え、削除(ゴミ箱)などの操作ボタン
特に重要なのは、各お気に入りの左側に出てくるチェックボックスと、上部にあるゴミ箱アイコン(削除ボタン)です。この 2 つを組み合わせることで、一気に複数項目を削除できます。
複数のお気に入りをまとめて選択する操作
次に、実際の選択操作です。マウスだけで選んでも良いですし、キーボードを組み合わせるとさらに効率が上がります。
基本:チェックボックスで選択する
もっとも基本的な操作は、「左側のチェックボックスをクリックして選ぶ」方法です。項目名そのものをクリックするとページが開いてしまうので、必ず左側の□部分をクリックするようにしましょう。
| やりたいこと | 操作 | ポイント |
|---|---|---|
| 1件だけ選択 | お気に入りの左にあるチェックボックスを 1 回クリック | 選ばれた項目は背景色が変わり、チェックマークが入る |
| 複数の項目を個別に選択 | 削除したい項目それぞれのチェックボックスを順番にクリック | ドラッグではなく、1 件ずつクリックしていくイメージ |
| 選択をはずす | もう一度同じチェックボックスをクリック | 「誤って選んだかも」と思ったら迷わずチェック解除 |
チェックボックスがそもそも表示されていない場合は、Edge が古いバージョンの可能性があるため、後ほど紹介する「トラブルシューティング」の章も参考にしてください。
応用:Ctrl / Shift キーを使って効率よく選択する
お気に入りが数十〜数百件単位である場合、1 件ずつチェックするのは大変です。そんなときは、Windows のおなじみの複数選択操作がそのまま使えます。
| 操作 | 具体的な方法 | 便利な使い方 |
|---|---|---|
| Ctrl + クリック | Ctrl キーを押しながら、削除したい項目のチェックボックスを順番にクリック | 飛び飛びの項目を選びたいときに最適 |
| Shift + クリック | 最初に選びたい項目のチェックボックスをクリック → Shift キーを押しながら最後の項目をクリック | 連続する範囲(例:上から 20 件など)を一気にまとめて選択可能 |
「上から 30 件だけ消したい」「このフォルダーの半分だけ消したい」といったときは、まずおおよその範囲を Shift + クリックで選択し、そのあと必要に応じて Ctrl + クリックで微調整する、といった組み合わせが非常に効率的です。
選択したお気に入りを一括削除する
削除したい項目をすべて選択できたら、いよいよ一括削除です。操作方法は複数用意されており、どれを使っても結果は同じです。
| 削除方法 | 具体的な操作 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Delete キーで削除 | 対象を選択した状態で、キーボードの Delete キーを押す | キーボード中心で作業したい人向け。慣れると最速 |
| 右クリックメニューから削除 | 選択した項目のどれか 1 つを右クリック → 「削除」 をクリック | 「本当に消してよいか」を視覚的に確認しながら進めたい場合に安心 |
| 画面上部のゴミ箱アイコン | 画面上のツールバーにあるゴミ箱のアイコンをクリック | 複数選択 → ゴミ箱、という流れが視覚的でわかりやすい |
どの方法でも、選択されていたお気に入りはすぐに一覧から消えます。Edge には「お気に入り専用のゴミ箱」は用意されていないため、削除すると基本的には元に戻せないと考えておいた方が安心です(後述するバックアップがあれば復元は可能です)。
削除前に絶対やっておきたい「お気に入りのバックアップ」
お気に入りを半分ほど削除する作業は、どうしても「誤って必要なブックマークまで消してしまう」リスクを伴います。後から後悔しないためにも、作業前に一度だけHTML 形式でお気に入りをエクスポートしてバックアップを作っておくことを強くおすすめします。
お気に入りを HTML としてエクスポートする手順
Windows 10 版 Microsoft Edge でのおおまかな流れは次の通りです。表示されるメニュー名はバージョンによって多少異なりますが、基本的な考え方は共通です。
- Edge 右上の …(設定など) をクリックする
- 「設定」 をクリックする
- 左側のメニューから 「プロファイル」 を選び、お気に入り関連の項目(例:「お気に入り」や「インポートまたはエクスポート」など)を開く
- 「エクスポート」 または 「お気に入りをエクスポート」 に相当するボタンをクリックする
- 保存先のフォルダーとファイル名(例:
EdgeFavoritesBackup.html)を指定して保存する
エクスポートされた HTML ファイルには、お気に入りのフォルダー構造と各サイトの URL がまとめて保存されています。もし削除後に「やっぱりあのページが必要だった」となった場合でも、この HTML ファイルから必要なページだけを開いて再度お気に入りに追加することができます。
バックアップファイルの保管場所のコツ
バックアップを取ったはいいものの、あとで行方不明になってしまっては意味がありません。以下のようなルールを決めておくと安心です。
- デスクトップ直下ではなく、「ドキュメント」→「EdgeBackup」 といった専用フォルダーに保存する
- ファイル名に日付を入れる(例:
EdgeFavorites_2025-11-14.html) - OneDrive などクラウドストレージにもコピーを置いておくと、PC トラブル時にも復元しやすい
ここまでやっておけば、あとは安心して「お気に入りの大量削除」に踏み切ることができます。
「エクスポート → 外部エディタで整理 → 再インポート」という大量整理テクニック
お気に入りが数百件〜数千件規模になっている場合、チェックボックスで選んで削除するだけでは追いつかないこともあります。その場合は、いったんHTML ファイルとしてエクスポートしてから、テキストエディタや HTML 編集ツールで不要な行をまとめて削除し、再インポートするという方法が非常に有効です。
手順の全体像
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | Edge からお気に入りを HTML にエクスポートする | 前の章で説明したバックアップ手順と同じ |
| 2 | エクスポートした HTML をテキストエディタなどで開く | メモ帳でもよいが、行番号が出るエディタだと作業しやすい |
| 3 | 不要なブックマークに対応する行を削除する | URL やタイトルを見ながら、まとめて削除していく |
| 4 | 上書き保存した HTML ファイルを Edge に再インポートする | 新しいプロファイルにインポートしてから確認すると安全 |
HTML ファイルの中身のイメージ
エクスポートされた HTML をテキストエディタで開くと、多くの行が並んでおり、その中に次のような形式の行が大量に含まれています。
<A HREF="https://example.com/">Example Site</A>
この 1 行が 1 つのお気に入りに対応しているイメージです。タイトル(Example Site の部分)や URL(https://example.com/)を確認しながら、不要なサイトの行を削除していけば、まとめて整理ができます。
もちろん、HTML タグの構造には注意が必要ですが、基本的には「Aタグ(リンク)の行を削除する」と覚えておけば大きな問題にはなりにくいでしょう。不安な場合は、
- 元のバックアップファイルは絶対に上書きせず、別名で編集用コピーを作る
- 編集後のファイルを Edge の別プロファイルや別 PC に一度インポートし、問題がないか確認してから本番の環境に適用する
といった安全策をとっておくと安心です。
再インポートの基本的な流れ
編集が終わったら、次は Edge への再インポートです。おおまかな手順は次の通りです。
- Edge の …(設定など) → 設定 を開く
- お気に入り関連の項目(「プロファイル」「インポートまたはエクスポート」など)から、「ファイルからインポート」 を選ぶ
- 先ほど編集した HTML ファイルを指定してインポートする
インポート後、お気に入りバーや「その他のお気に入り」フォルダーなどを確認し、期待通りに整理されているかを必ずチェックしてください。もしおかしな点があれば、バックアップとして保管しておいた元のファイルを再度インポートすることで、元の状態に戻すことも可能です。
うまくいかないときのチェックポイント
ここまでの手順を試しても、「チェックボックスが出てこない」「クリックするとページが開いてしまう」など、思った通りに動かないケースがあります。その際に確認したいポイントをまとめました。
チェックボックスが表示されない場合
- Microsoft Edge のバージョンが古く、仕様が異なっている可能性があります。
- Windows Update や Microsoft Edge の更新を行い、できるだけ新しいバージョンにしてから再度
edge://favorites/を開いてみてください。 - 職場や学校の PC の場合、管理者によって古いバージョンのまま固定されていることもあります。この場合はシステム管理者への確認が必要なこともあります。
クリックするとすぐページが開いてしまう場合
- 項目名(サイトのタイトル)をクリックすると、そのページが開くのは正常な動作です。
- 左側の □(チェックボックス)部分をクリックしているかどうかを確認してください。
- マウスのポインタが少しずれていても、ページが開いてしまうことがあります。ゆっくり狙ってクリックするか、キーボード操作(Tab キーでチェックボックスへ移動 → Space キーでチェック)を併用すると安定します。
「大量整理が面倒」で途中で投げ出してしまう場合
- 何百件ものお気に入りを一度に整理しようとすると、精神的にもかなり疲れます。
- フォルダーごとに日を分けて作業する、1 日 15 分だけ時間を決めて整理する、といった「小分け戦略」を取ると続けやすくなります。
- どうしても終わらない場合は、先ほど紹介した「エクスポート → 外部エディタで不要行削除 → 再インポート」の方法も検討しましょう。
同期を使っている場合の注意点
Microsoft アカウントで Edge を同期している場合、ある PC でお気に入りを削除すると、他の PC やスマートフォンにもその削除が反映されます。これは便利である反面、うっかり削除が全デバイスに波及するというリスクもあります。
- メイン PC 以外でもよく使うお気に入りがないか、事前に確認する
- 不安であれば、一時的に同期をオフにしてから作業する
- 作業後、意図した通りに整理されていることを確認してから同期をオンに戻す
特に仕事用とプライベート用の PC を同じアカウントで同期している場合は、「片方で削除したらもう片方でも消えていた」ということが起こりがちです。バックアップ+同期設定の確認をセットで行うことをおすすめします。
フォルダー単位の削除も併用するとさらに効率アップ
お気に入りを見直していると、「このフォルダーの中身は丸ごと要らない」「この年の情報だけ消したい」といったケースも出てきます。その場合は、個々のお気に入りではなくフォルダーごと削除することで、さらに効率よく整理できます。
フォルダーを削除すると、その中に含まれるすべてのお気に入りもまとめて削除されます。次のような整理パターンがおすすめです。
- 「2019」「2020」など年別フォルダーを作っている場合、古い年のフォルダーごと削除する
- 「あとで読む」「一時保存」などのフォルダーを見直し、古くなった内容だけのフォルダーを丸ごと削除する
- 同じテーマのサイトが複数あるフォルダーは、中身を確認して必要最小限に絞ってから不要なフォルダーを削除する
フォルダー削除も一度に多くの情報が消えるため、やはりバックアップを取ってから慎重に行いましょう。
よくある質問と補足情報
Q. Edge には「○%だけ自動で削除」する機能はありますか?
A. 現時点の Microsoft Edge には、「上位 50% だけ残す」「古いものから半分だけ削除する」といった自動仕分け機能はありません。そのため、本記事で紹介したように、必要な項目を手動で選んで削除するのが現状では最短ルートになります。
Q. 削除したお気に入りを元に戻すことはできますか?
A. Edge 単体には「お気に入りのゴミ箱」はありませんが、事前に HTML でエクスポートしておけば、バックアップファイルから必要なページを開き直して再登録することが可能です。また、エクスポートしたファイルを別プロフィールにインポートし直して、そこからコピーするという方法もあります。
Q. スマートフォン版の Edge でも同じように一括削除できますか?
A. スマートフォン版の Microsoft Edge でもお気に入りの削除は可能ですが、PC 版のようなチェックボックスによる複数選択や、edge://favorites/ ページは提供されていない場合があります。大量削除を行う場合は、PC 版 Edge から作業する方が圧倒的に効率的です。
Q. Windows 11 でも同じ手順で削除できますか?
A. 本記事は Windows 10 版 Microsoft Edge を前提にしていますが、Edge 自体は Windows 11 でも基本的な UI や機能が共通しています。メニュー名や画面デザインが多少異なる場合がありますが、「edge://favorites/ を開く → チェックボックスで複数選択 → Delete キーやゴミ箱アイコンで削除」という流れは同様に活用できます。
まとめ:お気に入りは「定期的な整理+バックアップ」で快適に
Windows 10 の Microsoft Edge で「お気に入りを半分だけ整理したい」というニーズは非常に多いものの、意外と知られていないのが edge://favorites/ を使った複数選択&一括削除の方法です。
- 「お気に入り(管理)ページ」を開く(アドレスバー、メニュー、Ctrl + Shift + O のいずれか)
- チェックボックスと Ctrl / Shift クリックで、削除したい項目だけを複数選択する
- Delete キー・右クリックメニュー・ゴミ箱アイコンのどれかで一括削除する
- 大量整理が必要なときは、エクスポート → 外部エディタで編集 → 再インポートという方法も活用する
- 作業前には必ず HTML 形式でお気に入りをバックアップしておく
この流れを押さえておけば、「1 件ずつチマチマ削除する」苦行から解放され、必要なサイトにすばやくアクセスできる、スッキリとしたお気に入り環境を維持できます。定期的に見直しとバックアップを行いながら、自分にとって本当に必要なブックマークだけを残していきましょう。

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