Escape from Tarkov(タルコフ)が「落ちる」ときは、ゲームだけが終了するのか、画面だけが消えるのか、Windowsごと再起動するのかを最初に分けます。ゲームの不具合、ドライバー、メモリ、温度や電源の問題では、調べる場所が異なります。設定をまとめて変える前に、落ちた時刻と画面の状態を記録してください。
ゲームが落ちる場合と、PCが再起動する場合の違い
| 症状 | 最初に確認するもの | 次の対処 |
|---|---|---|
| ゲームだけ終了しデスクトップへ戻る | ゲームのエラー、更新状況、ファイルの整合性 | ゲーム側の調査と、同時刻のアプリケーションログ |
| 画面が消えるが音やPCの電源は続く | モニター・接続、GPUやドライバーのエラー | 映像側の切り分け。PC再起動と区別する |
| 停止コードの画面が出て再起動する | Stop codeと表示されたドライバー名 | Windowsの停止エラーを調査 |
| 突然電源が切れ、PCが起動し直す | システムログ、電源・温度・直前の設定変更 | 記録を見てハードウェアを含めて切り分ける |
レイド読み込み中、特定のマップ、終了時など、再現する場面も記録します。他のゲームでは問題がないことは参考になりますが、それだけでPC側の不安定さを除外できるわけではありません。
PC再起動なら、最初にイベントログを確認する
- 再起動直後にWindowsで「イベントビューアー」を開きます。
- 「Windowsログ」→「システム」で、落ちた時刻の前後のイベントを確認します。
- 「重大」「エラー」の種類だけでなく、発生元・イベントID・メッセージを記録します。
- ゲームだけが終了した場合は、「アプリケーション」ログも同じ時刻で確認します。
Kernel-Power 41は正常に終了しなかった記録であり、電源ユニットの故障を確定する情報ではありません。
Microsoftの公式説明では、イベント41は予期しない電源断や停止エラーなどで記録され、単独では原因を特定できないとされています。イベントの詳細にあるBugcheckCodeが0以外なら停止エラーの調査材料になります。0でも、電源故障だけが原因とは限りません。
停止コードが表示された場合は、画面のコードとドライバー名を写真で残します。Windows 11のバージョンによって停止画面の色や表示が異なるため、「青い画面が出なかった」だけで停止エラーを否定しないでください。基本的な確認はMicrosoftの再起動・停止コードの案内に沿って進めます。
PowerShellで直近の重大・エラーを取り出す
イベントビューアーでの確認が難しい場合は、PowerShellで直近2時間のシステムログを取得できます。これはログを読む操作です。必要に応じてPowerShellを管理者として開き、次を実行します。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{
LogName = 'System'
Level = 1, 2
StartTime = (Get-Date).AddHours(-2)
} | Select-Object TimeCreated, Id, ProviderName, Message | Format-List
Level=1,2は重大とエラーの両方です。Level=2だけでは、重大レベルのKernel-Power 41を対象にできません。StartTimeなどの指定はGet-WinEventの公式仕様で確認できます。「一致するイベントが見つからない」と出る場合は、この時間範囲・ログ・レベルに一致しなかったという意味で、PCが正常である証明ではありません。
ゲームだけが落ちるなら、更新とファイル確認を先に行う
ゲームと使用中のランチャーを終了し、更新が保留されていないか確認します。新しいバージョンへ更新した直後に始まった場合は、発生したバージョンと日時も残します。
Steam版のファイル確認
- SteamライブラリでEscape from Tarkovを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「インストール済みファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を選びます。
- 検査が終了してからゲームを起動し、同じ場面で改善したか確認します。
これはSteamの公式手順です。Battlestate Gamesのランチャーで導入した環境にはSteamのメニューを当てはめず、そのランチャーのサポート案内を確認してください。ファイルの検査で直らないPC全体の電源断を、再インストールだけで解決すると決めつけないでください。
GPUドライバーは、症状が始まった時期に合わせて確認する
GPUの型番、現在のドライバーバージョン、更新した日を記録します。PCメーカーまたはGPUメーカーの公式サイトで、Windowsの版とGPU型番に合うドライバーを確認します。「古い版なら必ず安定」「最新版なら必ず直る」とは判断できません。
更新直後に症状が始まったなら、Microsoftが案内するロールバックを検討します。管理者権限でデバイスマネージャーを開き、対象GPUの「プロパティ」→「ドライバー」→「ドライバーを元に戻す」を選びます。以前のパッケージがない場合などは選べません。
最初から削除ツールで複数のドライバーを消すのではなく、変更前の版を控え、1つの変更後に再現条件を比較します。BIOSも機種固有の更新なので、説明書と更新内容に対象の問題があるか確認してから判断します。
オーバークロック・メモリ・温度・電源を調べる
| 確認項目 | 進め方 | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| CPU/GPUのOCやメモリXMPなど | 変更している場合、現在値を記録し、メーカーの手順で該当する性能設定を標準へ戻して比較 | BIOSの全設定を一括で初期化し、起動・暗号化・ストレージ設定まで変える |
| メモリ | Windowsメモリ診断などでエラーの有無を記録し、結果をメーカーへ伝える | エラーがない1回の診断だけで、全ての不安定さを否定する |
| 温度・冷却 | CPU/GPUの型番ごとの仕様と実測値、ファンの動作、通気口を確認 | 全CPU/GPUを同じ80℃・90℃の基準で故障判定する |
| 電源ユニット | PCとGPUのメーカー推奨構成、容量、接続、追加部品の有無を確認 | Kernel-Power 41だけで交換を決める、ワット数だけで品質を判定する |
オーバークロック、メモリ、電源、過熱の確認は、Microsoftのイベント41の調査でも挙げられています。電源が頻繁に落ちる状態で長い高負荷試験を繰り返すより、ログと機種情報を揃えてPCメーカーへ相談するほうがよい場面もあります。電源ユニット自体の分解は行わないでください。
録画・オーバーレイなどの影響は、1つずつ比較する
録画やFPS表示、ボイスチャットのオーバーレイなど、ゲームと同時に動くアプリを記録します。不要な機能を1つずつ終了して比較し、改善がなければ元へ戻します。一度に全て変えると、何が影響したか分からなくなります。
保護ソフトの検知がある場合は、検知名と対象ファイルを確認し、公式の問い合わせ先へ相談します。再起動対策としてウイルス対策やアンチチートの保護を一括で無効にする手順にはしません。
調査の順番と、相談先に渡す情報
症状と発生時刻を記録
↓
ゲームだけ終了/映像だけ消える/PC再起動を区別
↓
同時刻のログ・停止コード・直前の変更を確認
↓
関連する更新・ファイル検査・設定を1つずつ比較
↓
PC全体が不安定なら温度・メモリ・電源を含めてメーカーへ相談
- Windowsの版、CPU/GPU/メモリ、PCやマザーボードの型番
- ゲームのバージョン、BSGランチャー/Steamの別、発生するマップや操作
- 落ちた日時、PC全体かゲームだけか、停止コードやイベントの発生元・ID・本文
- ドライバーバージョン、OCなど変更した設定、実測温度
- 試した対処と、その前後で症状が変わったか
ゲーム側の相談先はEscape from Tarkovの公式サポート案内で確認できます。PC全体が他の処理でも再起動する場合は、PCメーカーにもログを伝えます。再現条件と変更履歴があると、同じ操作を繰り返す時間を減らせます。
まとめ
タルコフ中にPCが落ちるときは、最初に症状を分け、発生時刻のログから調査を始めます。イベント41を電源故障の確定情報にせず、停止コード、更新履歴、メモリや冷却の状態を組み合わせて判断します。関連する対処を1つずつ比べ、結果を記録して相談につなげましょう。

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