PC版のMinecraftをプレイしようとランチャーを起動した際、突然「hostpolicy.dllがWindows向けに設計されていない」などのエラーが表示されてしまうと、ゲームがまったく起動できなくなり非常に困ってしまいますよね。再インストールやグラフィックドライバーの更新でも改善されず、何が原因か分からなくて途方に暮れる方も多いでしょう。本記事では、こうしたDLLエラーの背景と具体的な解決策を順序立てて解説し、実際に手を動かしながらトラブルを解消していただくためのヒントをご紹介します。
hostfxr.dll(hostpolicy.dll)エラーの概要
Minecraftを起動しようとした際に「hostpolicy.dllがWindows向けに設計されていない、もしくはエラーを含んでいる」というメッセージとともに、エラーコード 0xc000012f が表示されるケースがあります。これはWindowsシステムが必要としているDLLファイルが破損しているか、バージョンの不整合が生じている場合に起こる現象です。
エラーの起きる主な原因
- DLLファイルの破損または欠落
hostfxr.dllやhostpolicy.dllが何らかの理由で破損、もしくは誤って削除されている。 - Windowsアップデートやドライバーの不整合
Windowsやデバイスドライバー、あるいは関連する.NETランタイムが最新ではないと、複数バージョン間での整合性が保てずにエラーを誘発する。 - ストアアプリやXboxアプリの不具合
Microsoft StoreやXboxアプリが正しく動作していない場合、Minecraftが必要とするライセンス認証や関連サービスに問題が生じる。 - セキュリティソフトによる干渉
一部のウイルス対策ソフトやセキュリティ設定が厳しすぎると、DLLファイルの正常な読み込みがブロックされる可能性もある。
これらの原因を踏まえて、以下では具体的な対処方法をステップごとに解説します。
Windowsと関連ソフトの更新で解決を試みる
ゲームに限らず、Windows環境で未知のエラーが発生したときは、まずシステムや関連アプリケーションの更新状況を確認することが基本です。Minecraftの実行に必要なファイルはWindowsアップデートやストアアプリの更新で修正されることがあるため、まず下記の対策を行いましょう。
1. Windowsを最新バージョンに更新
- Windows 10の場合
「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開き、更新プログラムを確認します。利用可能な更新がある場合はすべて適用してください。再起動を求められた場合は必ず再起動します。 - Windows 11の場合
「設定」→「Windows Update」を開き、同様に更新をチェックします。ここで表示される更新プログラムをインストールし、必要に応じてPCを再起動してください。
Windowsの更新が完了するまでの間にエラーが発生すると、不整合が起きやすいため、更新プロセスを途中で中断しないことが重要です。
2. Xboxアプリを最新バージョンにする
MinecraftをMicrosoft StoreやXboxアプリ経由で入手している場合、これらのアプリが古いバージョンのままだと、ライセンス認証やバックエンドのライブラリが正しく読み込まれない場合があります。
- Microsoft Storeを開き、「ライブラリ」を選択
- Xboxアプリに更新があるか確認
- 更新がある場合は適用
また、Xboxアプリは自動更新が有効になっていても手動で更新する必要が出てくるケースがあります。自動更新の設定になっていても、バージョンが反映されていないことがあるので要チェックです。
3. Microsoft StoreとXboxアプリでのサインイン確認
- 同じアカウントでサインイン
Microsoft StoreとXboxアプリで、Minecraftを購入したアカウントと同一のアカウントでログインしているかを確認します。 - アカウントの再認証を行う
もしもサインイン状態に問題がありそうな場合は、一度サインアウトしてから再サインインする。これにより、認証トークンが更新されるため、アクセス権限に関する問題が解決することがあります。
Gaming Servicesの再インストールで解決を狙う
MinecraftはGaming Servicesというコンポーネントを利用して動作します。このGaming Servicesが不具合を起こしていると、hostfxr.dll(hostpolicy.dll)のエラーが出る場合があります。以下の手順で再インストールしてみましょう。
1. PowerShellでGaming Servicesをアンインストール
- Windowsのスタートメニューから「PowerShell」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択
- 以下のコマンドを入力してアンインストールを実行
get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers
実行後、エラーがなければGaming Servicesが削除されます。
2. Microsoft Storeから再インストール
同じくPowerShellの画面で、以下のコマンドを入力してMicrosoft Storeを起動し、Gaming Servicesのインストールページを開きます。
start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN
開かれたストアページから再度「インストール」ボタンをクリックし、Gaming Servicesを導入します。インストール完了後は必ずPCを再起動してください。
3. Minecraftランチャーの動作確認
PC起動後にMinecraftランチャーを再度実行し、エラーが再発しないか確認します。多くの場合、Gaming Servicesの再インストールが成功すると、エラーが解消されて正常に起動するようになります。
追加のトラブルシューティング
上記の対策を行っても問題が解決しない場合、さらに深いレベルでの対処が必要となるかもしれません。ここでは追加で試せる方法をいくつかご紹介します。
1. .NETランタイムの再インストールや修復
Minecraftの動作には、.NETランタイムの特定バージョンが必要になることがあります。
- 修復インストール
Microsoft公式サイトから.NETランタイムのインストーラをダウンロードして「修復モード」を試します。 - バージョンの再インストール
最新版だけでなく、Minecraftが依存している可能性のある旧バージョン(.NET 5や.NET Core 3.1など)も必要に応じて導入すると良いでしょう。
2. システムファイルの整合性チェック(SFCとDISMコマンド)
Windowsのシステムファイルが破損していると、hostfxr.dll(hostpolicy.dll)エラーに限らず、さまざまな不具合を引き起こします。以下の手順でシステムファイルの整合性をチェックしましょう。
SFC(System File Checker)の実行
- コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者権限で起動
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押下
sfc /scannow
スキャンと修復には数分かかる場合があります。完了後、エラーが修復されたかどうかのメッセージが表示されます。
DISM(Deployment Image Servicing and Management)の実行
SFCで問題が見つからなかったり修復できなかったりする場合は、以下を試してください。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
Windows Updateのコンポーネントを使って破損ファイルを修復します。終了まで時間がかかりますので、途中で中断しないようにしましょう。
3. ディレクトリのアクセス権限を確認
セキュリティソフトや権限設定が厳格になっていると、必要なDLLファイルへのアクセスが制限されているケースもあります。
- Minecraftのインストールフォルダや関連フォルダのアクセス権限
フォルダのプロパティから「セキュリティ」タブを開き、ユーザーに「フルコントロール」が付与されているか確認します。 - アンチウイルスソフトの一時停止
ウイルス対策ソフトがDLLファイルを危険と誤認してブロックしている可能性もあるため、一時的に停止または例外設定を行い、問題が再現するかテストする方法も有効です。
4. Minecraftランチャー自体の再インストール
- 旧ランチャーが残っていないか確認
Microsoft Store版と従来のMinecraftランチャーが競合を起こす場合もあります。一方をアンインストールし、もう一方のみを利用する形で検証しましょう。 - Microsoft Store版のインストールをやり直す
ランチャーを削除→再起動→再インストールの順で行うと、関連ファイルが再構築されるため、DLLエラーが解消する場合があります。
よくある質問と対処のヒント
以下の表に、hostfxr.dllやhostpolicy.dllエラーに関連してユーザーがよく抱える疑問と、推奨される対処のヒントをまとめました。問題解決の手掛かりにしてみてください。
| よくある疑問 | 推奨対処 |
|---|---|
| 再インストールしても直らない | Windowsの更新状況、Xboxアプリ・Gaming Servicesのバージョンを再チェックし、.NETランタイムの修復も試す。 |
| エラーコード0xc000012fとは? | DLLファイルや関連ライブラリが破損しているか、バージョンの不整合が原因。SFCやDISMでシステム修復を行う。 |
| 他のゲームでも似たエラーが出る | 同じく.NETやC++再頒布可能パッケージなどが破損の可能性あり。Microsoft公式のランタイム再インストールを試す。 |
| 権限不足と表示される | 管理者権限のアカウントを使用し、フォルダのアクセス権を再設定。セキュリティソフトの例外設定も検討。 |
トラブルの再発を防ぐためのポイント
せっかく問題を解決しても、同じエラーが再度起きるのは避けたいものです。以下のポイントを押さえて、再発を予防しましょう。
1. Windows Updateやドライバー更新の定期的な確認
システムやドライバーのアップデートを怠ると、DLL周りの不具合が積み重なりやすくなります。少なくとも月に一度はWindows Updateを手動で確認し、グラフィックドライバーなど主要なドライバーも常に最新を保ちましょう。
2. 不要なソフトやサービスの削除
使わなくなったソフトを放置していると、古いランタイムやデータライブラリが残ってしまい、新しいバージョンとのコンフリクトが起こるケースがあります。不要なアプリをアンインストールし、システムを整理することでトラブルが減少します。
3. システムのバックアップと復元ポイントの活用
Windowsでは手動で「復元ポイント」を作成したり、ファイルヒストリーやシステムイメージのバックアップを取得したりすることができます。大きなシステム変更やアップデートの前にバックアップをとっておくと、万一の不具合にも素早く復旧できるでしょう。
4. 定期的なセキュリティソフトの見直し
ウイルス対策ソフトやファイアウォール設定が原因でゲームやライブラリファイルの読み込みが阻害される場合があります。信頼性の高いセキュリティソフトに切り替えたり、例外設定を細かく行ったりと、定期的にチェックすることをおすすめします。
まとめ:確実な手順でエラーを乗り越える
Minecraftが「hostfxr.dllがWindows向けに設計されていない」などのエラーで起動できない場合、問題を特定するのが難しそうに思えますが、原因を丹念に洗い出し、適切な更新・再インストールや修復を行うことで多くの場合は解決可能です。特にGaming Servicesの再インストールやWindowsのアップデート、Xboxアプリの更新は、比較的多くのケースで役立つ対処法として知られています。加えて、システムファイルの整合性チェックや.NETランタイムの再インストールなど、OS環境を整えるための基本的なメンテナンスを実施することで、類似のエラー再発を未然に防げることも覚えておきましょう。
もし、それでも解決しない場合は、ハードウェア側に問題がある(ストレージやメモリが故障しかけているなど)可能性や、予期せぬレジストリの破損など、さらに深刻な原因が考えられます。そういった場合は、専門のサポートサービスに相談したり、Windowsをクリーンインストールしたりといった手段も視野に入れてください。
ゲームを楽しむためには、安定したシステム環境が不可欠です。本記事で紹介した対処法を組み合わせ、問題点を一つひとつ潰していけば、再びMinecraftをストレスなくプレイできるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

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