Xbox One Sでゲームを楽しんでいたのに、突然E106エラーが出て起動しなくなると本当に困ってしまいますよね。ゲームデータやアカウントがまだ残っているかどうかも心配になるものです。今回は、この「Xbox One SでE106エラーが発生して起動できない」トラブルについて、オフラインアップデートの手順や最終的な修理判断などを含め、具体的に解説していきます。
Xbox One SのE106エラーとは?
E106エラーは、起動時にXbox One本体がシステム関連ファイルを正常に読み込めず、OSの起動プロセスに失敗している状態を指します。よく「E106 0000000A 80070570」のようなエラーコードとして表示され、フリーズやシステムアップデートの失敗後に出るケースが多いのが特徴です。これが発生すると、トラブルシュート画面(緊急メニュー)から工場出荷時リセットをかけても再起動時に同じエラーを繰り返し、初期化作業が最後まで完了しないことがあります。
類似のエラーコード
E106以外にも、Xbox OneシリーズではE101、E102、E105、E200といった起動時エラーが報告されています。これらもシステムファイルの破損やアップデート不具合を示しており、対処方法はE106とほぼ同様です。
まずは工場出荷時リセットを再試行
一度試したとはいえ、念のため工場出荷時リセットをもう一度試してみるのは悪くありません。Xbox One Sのトラブルシュート画面から次の2種類のリセットが可能です。
1. ゲームやアプリを残すリセット
この方法では、本体OSの設定や不具合がリセットされる一方、インストール済みのゲームやアプリ、アカウント情報が残ります。手軽に実行でき、データ消失リスクが抑えられるのがメリットですが、OS関連の深刻な破損が起きている場合は失敗することもあります。
2. すべて削除して初期化するリセット
こちらは、まさに出荷状態に戻すフルリセットです。全データ(ゲームやアプリ、セーブデータなど)を削除するため、ある程度時間がかかり、そしてデータも消失します。しかし、OSの再構築という意味では最もクリーンな方法です。E106エラーのような深刻なトラブルを解決する可能性が高い一方で、セットアップの途中で再びエラーが出る場合もあります。
リセットが失敗するときの一時対処
リセットをかけても途中でエラーが出る場合は、以下のような簡易的な対処を試してみましょう。
- 本体の電源を長押しして、完全に電源を切る
- 電源ケーブルをコンセントから抜き、約10分ほど待機
- 再度ケーブルを挿し、トラブルシュート画面から手順を繰り返す
これで改善するケースもあるため、すぐに諦めず何度か試してみる価値があります。
オフラインアップデートの検討
E106エラーをはじめ、起動時にシステムエラー(Eコード)が表示される多くのトラブルでは、オフラインアップデートによるOSの再インストールが非常に有効な手段です。通常のオンラインアップデートでは修正しきれないファイル破損が解消されることがあります。
オフラインアップデートの必要物
オフラインアップデートをするには、次のものが必要です。
- Windows OSが動作するPC(家族や友人に借りることが可能ならOK)
- USBメモリ(最低6GB以上の空き容量、NTFS形式でフォーマット)
- Microsoft公式サイトからダウンロードするオフラインアップデート用ファイル(OSU1など)
オフラインアップデートの具体的な手順
以下に、一般的な手順を表としてまとめます。参考にしてみてください。
| 手順 | 詳細 |
|---|---|
| 1. USBメモリを準備 | USBメモリをNTFSでフォーマットします。FAT32では容量制限などの問題で正しく認識されない場合があります。 |
| 2. OSU1を取得 | Microsoft公式サイトの「オフライン システム アップデート (OSU) ファイル」ページより、最新のOSU1ファイルをダウンロードします。 |
| 3. ファイルを展開 | ダウンロードしたZIPファイルの中に含まれる「$SystemUpdate」フォルダをUSBメモリのルートディレクトリ(最上層)にコピーします。 |
| 4. Xbox Oneを起動 | Xbox One Sの電源が完全にオフの状態で、USBメモリを本体に挿し込みます。 |
| 5. トラブルシュート画面の表示 | 本体の「BINDボタン(コントローラー同期ボタン)」と「EJECTボタン(ディスク取り出しボタン)」を押し続けたまま本体の電源を入れ、起動音が2回鳴ったらボタンを離します。 トラブルシュート画面が表示されるので「オフラインアップデート」を選択します。 |
| 6. アップデートの実行 | 画面の指示に従って進めると、USBメモリからOSが再インストールされます。この処理には数分~十数分かかることが多いです。 |
| 7. 完了確認 | Xbox One Sが再起動し、初期設定画面やホーム画面が表示されれば成功です。そこでアカウントの再ログインなどを行います。 |
USBメモリが正しく認識されなかったり、途中でエラーが出る場合は別のUSBメモリを試すか、再度フォーマットし直してみてください。特にUSBメモリのフォーマット形式(NTFSになっているか)が重要なポイントです。
[サンプル コマンド]
C:\> format E: /FS:NTFS /Q
※上記はWindows環境でUSBメモリをNTFSのクイックフォーマットする例です
PCがどうしても用意できない場合
オフラインアップデートはPCがないと基本的には難しいですが、知人や友人にPCを借りる、インターネットカフェで対応するなどの工夫が可能です。また、修理業者であればオフラインアップデートの環境を整えていることも多いので、相談してみると良いでしょう。
ハードウェア故障の可能性
工場出荷時リセット、オフラインアップデートの両方を試してもなおE106エラーが繰り返される場合は、本体内部で物理的な不具合が発生している可能性があります。
よくあるハードウェアトラブルの例
- HDDの故障: 内蔵ハードディスクにアクセスできなくなり、システムファイルの読み書きが行えないケース。
- SSD換装失敗: もし交換や改造を行っている場合は、データ書き込み領域の不具合や接続コネクタの問題が考えられます。
- マザーボードのトラブル: 長年の使用や熱暴走による基板の損傷など、システムが起動しなくなる原因が潜在的に存在します。
このようなハードウェア障害が疑われる場合、個人での修理は非常にハードルが高いです。特にXbox Oneシリーズは独自の設計が多く、分解やパーツ交換にも注意が必要です。
公式修理の現状
Xbox Series X|Sが現行機種となった今、Microsoft公式ではXbox Oneシリーズの修理受付を終了している地域が増えています。公式サイトから修理申請を進めようとしても、Xbox Oneは対象外となっていることがあるため、メーカー保証や公式サービスを受けられない可能性が高いでしょう。
民間の修理業者に依頼する
どうしてもハードウェアの故障が疑われる場合は、地域の信頼できる修理業者に依頼するのが現実的です。以下のポイントを確認しながら、業者を選びましょう。
- 過去にXbox Oneシリーズの修理実績があるか
- 修理後の保証やサポート体制があるか
- 交換用パーツの在庫があるか
- 見積り料金や修理費用、納期を明確に提示してくれるか
また、稀ではありますが修理業者が提示する費用が中古のXbox One S本体購入価格より高い場合もあります。その場合、新たに中古やリファービッシュ品(再生品)を購入するという選択肢も検討してみてください。
再発防止のためのメンテナンス
E106エラーを解消し、新たにXbox One Sを使い続ける場合、再発防止の観点から以下のようなメンテナンス・注意点を押さえておくと良いでしょう。
1. システムアップデートは早めに行う
Xbox One Sのアップデートを後回しにしていると、複数のアップデートが一度に適用されることがあり、エラーが出やすくなる傾向があります。通知が来たら、なるべく早めにアップデートを適用してシステムを最新状態に保ちましょう。
2. 通気口の掃除
本体の側面や背面にある通気口にホコリが溜まると、オーバーヒートを起こしやすくなります。オーバーヒートはHDDや基板にダメージを与え、不具合の原因になりやすいです。エアダスターなどで定期的にホコリを除去しましょう。
3. 内蔵ドライブのチェック
長年使い込んでいる場合、HDDのセクタ不良やSSDの書き込み回数が寿命に近いことがあります。故障兆候を感じる前に専門業者で診断だけでも行うと、いざという時に備えやすいです。または、正常に起動できるうちに設定画面でストレージの状況を確認し、容量や速度に異常がないかを定期チェックしましょう。
4. アプリケーション管理
不要なゲームやアプリは時々アンインストールし、本体の空き容量を確保しておくことも安定稼働に繋がります。ディスク残量が逼迫すると、アップデートファイルやキャッシュ処理でトラブルを起こしやすいため、30%以上の空き容量をキープしておくのがおすすめです。
実際のトラブル事例と対処フロー
ここで、E106エラーが起きた実際の事例をもとにした対処フローのサンプルを示します。自分の状況に当てはまるかチェックしながら進めてみてください。
- フリーズやエラーで起動不可になった
- まずは10分程度の放電やケーブルの挿し直しを試す。
- トラブルシュート画面を開く
- BINDボタンとEJECTボタンを押しながら電源ONし、指示に従って工場出荷時リセットを選ぶ。
- 「ゲームを残すリセット」か「すべて削除」どちらを実施?
- 時間的余裕があれば「ゲームを残すリセット」を試し、失敗したら「すべて削除」で再トライ。
- どちらも失敗した
- 家族や知人からPCを借りて、オフラインアップデートを試す。
- オフラインアップデートも失敗…
- ハードウェア故障の可能性が高い。民間の修理業者に相談し、見積りを取る。修理費用が高額なら中古品の購入も比較検討する。
このフローを段階的に踏むことで、無駄なく問題解決に近づくことができます。
よくある質問
Q1. オフラインアップデートをしている途中でエラーが出たら?
A1. USBメモリのフォーマット形式やデータの展開手順を再確認しましょう。また、USBメモリ自体に問題があるケースもあるので、別のUSBメモリを用意するのがおすすめです。
Q2. データは完全に消えてしまうのでしょうか?
A2. 「ゲームを残すリセット」を成功させれば、アカウントやゲームデータは残りますが、失敗して結局「すべて削除」やオフラインアップデートを行う場合は、初期化される可能性が高いです。クラウドセーブを利用していれば、多くのゲームデータはオンラインにバックアップされているため、アカウント再ログイン後に復元できることもあります。
Q3. Xbox One S以外のモデル(Xbox One、Xbox One X)でも同じ対処法ですか?
A3. 基本的に同じです。Xbox Oneシリーズの内部OS構造は共通点が多いので、オフラインアップデートや工場出荷時リセットの方法もほぼ共通しています。ただし、ボタン配置や仕様が微妙に異なる場合があるので、公式ドキュメントをよく確認してください。
まとめ:まずはオフラインアップデートを試し、ダメなら修理を検討
Xbox One SでE106エラーが出て起動しなくなると、最初は戸惑いますが、原因の多くはシステムファイルの破損かハードウェアの故障です。工場出荷時リセットで回復するケースもあるため、まずは「ゲームやアプリを残すリセット」「すべて削除リセット」の順に試しましょう。それでも解決しないときはオフラインアップデートが非常に効果的です。
しかし、オフラインアップデートさえ成功しないとなると、内蔵HDDやマザーボードなどの物理的故障が考えられ、修理業者に依頼する以外に現実的な方法は残りません。Xbox Oneシリーズは公式修理受付が終了している地域も多いため、信頼できる民間業者に任せるか、中古品・別本体の購入を検討することになるでしょう。
最終的に修理を選択する場合は、費用や所要時間、データ回復の可否などを十分に調べて納得いく形で進めることが大切です。あなたのXbox One Sが再び元気に起動し、大切なゲームライフを楽しめるよう願っています。

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