Microsoft Defender for Cloud Appsの「AI agents inventory(プレビュー)」は、組織内のCopilot StudioカスタムAIエージェントをMicrosoft Defenderで発見し、危険な設定や潜在的な脅威を調査しやすくする機能です。管理者がまず確認すべき結論は、AIエージェントの棚卸し、Power Platform管理者との連携、Microsoft Agent 365ライセンス要件、Advanced Huntingでの確認体制の4点です。
特に2026年5月7日時点の公式情報では、AI agents inventory and detectionを有効化するにはMicrosoft Agent 365ライセンスが前提とされています。ただし、2026年7月1日までは、Microsoft Defender for Cloud Appsライセンスを持ち、Defender for Cloud AppsおよびDefender XDRのプレビュー機能を有効化している場合、Microsoft Agent 365ライセンスなしでもCopilot Studio AI agent inventory and detectionにアクセスできるとされています。(Microsoft Learn)
Copilot StudioでAIエージェントを作成している組織は、「便利だから使う」段階から「誰が、どのエージェントを、どのデータやツールに接続しているかを把握する」段階に移る必要があります。この記事では、Microsoft DefenderのAI agents inventoryについて、変更点、影響範囲、管理者・開発者が確認すべき設定、展開時の注意点を実務目線で整理します。
Microsoft DefenderのAI agents inventoryとは
AI agents inventoryは、Microsoft Defender上でAIエージェントを発見し、構成情報やリスクを確認するためのインベントリ機能です。今回の対象は、Microsoft Defender for Cloud Appsに関連するCopilot StudioカスタムAIエージェントの検出と脅威調査です。
公式ドキュメントでは、Microsoft Defenderがテナント内のCopilot StudioカスタムAIエージェントを検出し、誤構成または潜在的にリスクのあるエージェントを特定するためのツールを提供し、Copilot Studioから収集したデータをAdvanced Huntingで利用できると説明されています。(Microsoft Learn)
実務上は、次のような目的で使う機能と考えると分かりやすいです。
| 目的 | 具体的に確認できること | 管理者の活用例 |
|---|---|---|
| AIエージェントの棚卸し | テナント内のCopilot Studioエージェント | 管理外で作られたエージェントを把握する |
| 構成リスクの確認 | 認証、アクセス制御、ツール、知識ソースなど | 外部公開や過剰権限の有無を確認する |
| 脅威調査 | Advanced Huntingでのクエリ調査 | 不審な動作や設定変更を追跡する |
| 運用統制 | 所有者、作成者、変更履歴の確認 | エージェント管理台帳と照合する |
AIエージェントは、単なるチャットボットではありません。ツールを呼び出したり、データソースにアクセスしたり、ユーザーの指示に応じて処理を実行したりします。そのため、従来のSaaSアプリやOAuthアプリと同じように、棚卸しと監視の対象に含める必要があります。
2026年5月7日時点で押さえるべき変更点
今回のポイントは、AIエージェント保護がMicrosoft Defender for Cloud Apps単体の話にとどまらず、Microsoft Agent 365と連携する管理・可視化の文脈に整理されている点です。
GitHub上のMicrosoft Docs履歴では、該当ドキュメントに対して「Agent 365 licensing updates」が追加され、「Defender for Cloud requirement」が削除された旨の更新が確認できます。(GitHub)
ライセンス要件がMicrosoft Agent 365中心に整理された
現行の公式ページでは、AI agent inventory and detectionを有効にする前提として、Microsoft Agent 365ライセンスが示されています。一方で、2026年7月1日までは、Defender for Cloud Appsライセンスとプレビュー機能へのオプトインにより、Copilot Studio AI agent inventory and detectionにアクセスできる移行的な条件が示されています。(Microsoft Learn)
ここで重要なのは、今すぐ使えるかどうかだけでなく、2026年7月1日以降も継続利用できる契約・運用設計になっているかです。
| 確認項目 | 2026年7月1日まで | 2026年7月1日以降に注意すべき点 |
|---|---|---|
| Copilot Studio AI agent inventory | Defender for Cloud Appsライセンスとプレビュー有効化で利用可能な条件あり | Agent 365サブスクリプション要件を確認 |
| 脅威検出・可視化 | プレビュー機能として利用する前提 | 本番運用ではライセンス・サポート条件を再確認 |
| 運用設計 | 試験導入、棚卸し、検証に向く | 継続監視、SOC連携、定期レビューに組み込む |
Microsoftの別ページでも、2026年7月1日以降、エージェント保護と可視化機能の継続利用にはAgent 365サブスクリプションが必要になると説明されています。(Microsoft Learn)
有効化にはPower Platform管理者との連携が必要
AI agents inventoryのオンボーディングは、Microsoft Defender側の管理者だけで完結しません。公式ドキュメントでは、Power Platform管理者との協力が必要とされています。(Microsoft Learn)
実務では、次のような役割分担を事前に決めておくと失敗しにくくなります。
| 役割 | 主な確認内容 |
|---|---|
| セキュリティ管理者 | Microsoft DefenderポータルでSecurity for AIを有効化する |
| Power Platform管理者 | Power Platform側でCopilot Studio AI AgentsのDefender連携を有効化する |
| Copilot Studio管理者・作成者 | エージェントの所有者、公開範囲、利用データ、アクションを確認する |
| SOC・CSIRT | Advanced Hunting、アラート、インシデント対応手順を整備する |
ありがちな失敗は、セキュリティ部門だけで設定を進めようとして、Power Platform側の承認や環境情報が不足するケースです。Copilot Studioの環境、所有者、公開済みエージェントの数を先に洗い出しておくと、展開後の確認がスムーズになります。
影響範囲:対象はCopilot StudioのカスタムAIエージェント
今回のMicrosoft Defender for Cloud AppsのAI agents inventoryで中心になるのは、Copilot Studioで作成されたカスタムAIエージェントです。Security for AIを有効にすると、Microsoft Defenderはテナント内のCopilot StudioカスタムAIエージェントを自動的に検出し、AI agent inventoryで表示できるようになります。(Microsoft Learn)
ただし、Microsoft Defender全体では、AI agent inventoryの対象がより広がっています。Microsoft Defender XDRのAI agent inventoryページでは、Copilot Studio、Microsoft Foundry、AWS Bedrock、GCP Vertex AIで作成されたエージェントを対象に、対応範囲に応じて専用UIでの発見や姿勢管理を提供すると説明されています。(Microsoft Learn)
そのため、管理者は次のように切り分けて考えるとよいでしょう。
| 利用しているAIエージェント | まず確認すべき場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| Copilot Studio | Defender for Cloud Apps連携、AI agent inventory | Power Platform管理者との連携が必要 |
| Microsoft Agent 365管理下のエージェント | Advanced HuntingのAIAgentsInfo | Agent 365のオンボード状況を確認 |
| Microsoft Foundry、AWS Bedrock、GCP Vertex AI | Defender XDR側のSecurity for AI関連設定 | 対応プラットフォームごとの要件を確認 |
| 独自開発エージェント | Agent 365 SDK、observability設定 | Defenderに信号が届く設計が必要 |
重要なのは、「Microsoft DefenderでAIエージェントが見えるはず」と一括りにしないことです。プラットフォーム、ライセンス、接続方式、プレビュー機能の有効化状態によって、見える範囲や使える検出機能が変わります。
管理者が確認すべき設定手順
Copilot Studio AI agent inventoryを有効化する流れは、大きく分けてMicrosoft Defender側とPower Platform側の2段階です。
公式手順では、Microsoft DefenderポータルにSystem Administratorとしてサインインし、System > Settings > Security for AIへ進み、Security for AI Agentsをオンにします。その後、Power Platformポータル側でSecurity > Threat ProtectionからMicrosoft Defender - Copilot Studio AI Agentsを選び、Enable Microsoft Defender - Copilot Studio AI Agentsをオンにします。(Microsoft Learn)
| 手順 | 作業場所 | 実施内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 事前確認 | Microsoft 365管理 | ライセンス、ロール、プレビュー機能を確認 | Agent 365または移行期間中の利用条件を満たすか |
| Defender側設定 | Microsoft Defenderポータル | Security for AI Agentsを有効化 | 有効化時の免責・プレビュー条件を確認 |
| Power Platform側設定 | Power Platformポータル | Copilot Studio AI Agents連携を有効化 | Power Platform管理者が操作できるか |
| 接続確認 | Microsoft Defenderポータル | AI Agents Inventoryの接続状態を確認 | 緑のインジケーター表示を確認 |
| 展開確認 | AI agent inventory、Advanced Hunting | エージェントが表示されるか確認 | 環境規模により反映に時間がかかる |
接続後は、Microsoft Defenderのシステム設定内にあるAI Agents Inventoryセクションで緑のインジケーターが表示されます。初回接続状態の更新には最大30分かかる場合があり、環境の規模や複雑さによって、AI agent inventoryの完全な展開が見えるまでさらに時間がかかる可能性があります。(Microsoft Learn)
有効化前に確認したいチェックリスト
展開前に、次の項目を確認しておくとトラブルを減らせます。
| チェック項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| Defender for Cloud AppsライセンスまたはAgent 365ライセンス | 利用条件を満たしていないと機能を有効化できない可能性がある |
| Defender XDRとDefender for Cloud Appsのプレビュー機能 | 移行期間中のアクセス条件に関わる |
| Power Platform管理者の協力体制 | Power Platform側の設定が必要 |
| Copilot Studio環境の一覧 | どの環境にエージェントがあるかを把握するため |
| エージェント所有者の管理台帳 | 検出後の確認・是正依頼に必要 |
| SOC運用ルール | アラートやAdvanced Hunting結果を誰が見るか決めるため |
Advanced Huntingで確認すべきポイント
AI agents inventoryを有効化した後は、画面で一覧を見るだけで終わらせず、Advanced Huntingでリスクのあるエージェントを確認することが重要です。
Microsoft DefenderのAdvanced Huntingでは、AIAgentsInfoテーブルを使ってAIエージェントの構成情報を確認できます。公式リファレンスでは、AIAgentsInfoにエージェント名、作成者、所有者、認証タイプ、利用ユーザー、ナレッジ情報、アクショントリガー、ツール詳細、環境ID、ブロック状態、システムプロンプトなどの列が含まれると説明されています。(Microsoft Learn)
まず確認したい基本クエリは、最新状態のエージェント一覧です。
AIAgentsInfo
| summarize arg_max(Timestamp, *) by AIAgentId
| where AgentStatus != "Deleted"
| project Timestamp, AIAgentName, AgentStatus, CreatorAccountUpn, OwnerAccountUpns, UserAuthenticationType, AccessControlPolicy, EnvironmentId
| order by Timestamp desc
AIAgentsInfoは同じエージェントのスナップショットを複数保持するため、最新状態を確認するにはarg_max(Timestamp, *)を使う必要があります。公式ドキュメントでも、最新状態を取得するためにarg_max(Timestamp, *)を使用するよう案内されています。(Microsoft Learn)
最初に洗い出したいリスク
管理者が最初に見るべきなのは、数の多さではなく「事故につながりやすい構成」です。
| 見るべきリスク | 確認観点 | 具体的な対応 |
|---|---|---|
| 認証なしのエージェント | UserAuthenticationType == "None" | 公開意図とデータ内容を所有者に確認 |
| 広すぎるアクセス制御 | AccessControlPolicyが広範囲 | グループ制限や利用者制限を検討 |
| 所有者不明 | OwnerAccountUpnsが空または古い | 管理責任者を再設定 |
| 外部通信アクション | HTTPリクエストや外部API連携 | HTTPS、認可、送信先の妥当性を確認 |
| 機密情報を扱う知識ソース | KnowledgeDetailsの内容 | DLP、アクセス権、ラベル設計と照合 |
| 生成AIによる自律的なツール選択 | IsGenerativeOrchestrationEnabled | 実行可能な操作と権限を最小化 |
公式のAIAgentsInfoリファレンスには、認証なしエージェント、非HTTPSエンドポイントへのHTTPリクエスト、ハードコードされた資格情報、MCPツール構成などを確認するサンプルクエリも掲載されています。(Microsoft Learn)
脅威検出・リアルタイム保護との関係
AI agents inventoryは棚卸しの機能ですが、Microsoft DefenderのAIエージェント保護は棚卸しだけではありません。Microsoft Defenderは、AIエージェントの不審な動作検出、リアルタイム保護、アラート、インシデント調査と組み合わせて利用できます。
Microsoft Defender XDRの公式情報では、デプロイ済みAIエージェントはツール呼び出し、データアクセス、自然言語入力に応じたアクションを行うため、継続的な検出、ランタイム保護、調査が重要だと説明されています。Microsoft Defenderは、不審または悪意のあるエージェント動作の検出、危険なアクションのリアルタイムブロック、ほぼリアルタイムのアラート、根本原因と影響範囲の調査を支援します。(Microsoft Learn)
リアルタイム保護では、対応するツール呼び出しが実行される前に評価され、危険と判断された場合はアクションがブロックされます。ただし、Work IQ MCPでサポートされるツールを使うAIエージェントが対象であり、未対応ツールやWork IQ MCPと統合していないエージェントは対象外とされています。Copilot Studioエージェントについては、Work IQに依存せず、モデルのプロンプトと応答を評価するリアルタイム保護も提供されると説明されています。(Microsoft Learn)
つまり、管理者は次の3層で考える必要があります。
| 層 | 目的 | 主な確認場所 |
|---|---|---|
| 棚卸し | どのAIエージェントが存在するか把握する | AI agent inventory、AIAgentsInfo |
| 姿勢管理 | 危険な設定や過剰権限を見つける | Advanced Hunting、推奨事項 |
| 脅威対応 | 不審な実行やブロックイベントを調査する | Alerts、Incidents、CloudAppEvents、AlertInfo |
Microsoft 365 app connectorも忘れずに確認する
AIエージェントの監視やAdvanced Huntingを実務で活用するには、Microsoft 365 app connectorの設定も重要です。
Microsoft Defenderの公式情報では、Copilot StudioカスタムAIエージェントの監視を有効にするために、AI agent inventoryの有効化に加えて、Microsoft 365 app connectorの有効化が必要とされています。(Microsoft Learn)
また、CloudAppEventsテーブルはMicrosoft Defender for Cloud Appsからのレコードで生成されるため、サービスが展開されていない環境ではクエリが動作しない、または結果を返さない可能性があります。CloudAppEventsを確実に生成するには、DefenderポータルのSettings > Cloud apps > App connectorsでMicrosoft 365 activitiesを選択する手順が示されています。(Microsoft Learn)
管理者は、AI agents inventoryの表示確認だけで「設定完了」と判断しないようにしましょう。アラート調査や行動ログの追跡まで行うなら、Microsoft 365監査ログ、Microsoft 365 app connector、Advanced Huntingのテーブル確認までセットで検証する必要があります。
開発者が確認すべき実装・展開上の注意点
Copilot Studioの作成者や開発者は、AI agents inventoryに表示されることを前提に、エージェントの構成を説明可能な状態にしておく必要があります。
特に注意したいのは、次の項目です。
| 開発・作成時の項目 | 悪い例 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| エージェント名 | 「test」「demo」など用途不明 | 部署名、用途、環境が分かる名前にする |
| 説明文 | 空欄、曖昧な説明 | 利用目的、対象ユーザー、扱うデータを記載 |
| 所有者 | 個人だけに依存 | チームまたは運用責任者を明確化 |
| 認証 | 不要な匿名利用 | 業務用途に応じてMicrosoft認証やグループ制限を検討 |
| ツール連携 | 広い権限のコネクタを接続 | 必要最小限の操作に絞る |
| ナレッジソース | 機密ファイルを無差別に接続 | 情報分類、DLP、共有範囲を確認 |
| プロンプト・指示 | 境界条件が曖昧 | 実行してよいこと、禁止事項、例外条件を書く |
特に、AIエージェントがメール送信、外部API呼び出し、ファイル取得、CRM更新などの操作を行える場合、通常のチャットボットよりもリスクが高くなります。開発者は「動くかどうか」だけでなく、「意図しない入力を受けたときに何を実行できてしまうか」を確認する必要があります。
展開時に失敗しやすいポイント
AI agents inventoryの展開でつまずきやすいのは、技術的な設定ミスだけではありません。組織内の責任分界が曖昧なまま進めると、検出後の是正が止まりやすくなります。
| 失敗しやすいポイント | 起きる問題 | 対策 |
|---|---|---|
| Power Platform管理者を巻き込んでいない | 必要な設定を有効化できない | 事前に共同作業者を決める |
| ライセンス要件を確認していない | プレビュー後の継続利用で混乱する | 2026年7月1日以降の条件を確認する |
| 検出後の担当者が決まっていない | 危険なエージェントを見つけても放置される | 所有者確認と是正依頼フローを作る |
| Advanced Huntingを使わない | 画面の一覧確認だけで終わる | 定期クエリとレビュー日を設定する |
| 反映時間を考慮しない | 有効化直後に「表示されない」と判断する | 初回接続状態の更新に最大30分かかる点を考慮する |
| Copilot Studio以外も同じ範囲だと思い込む | 対象外のエージェントを見落とす | Agent 365、Foundry、AWS、GCPの範囲を別途確認する |
最初の展開では、すべてを一度に完全運用へ移すよりも、まずCopilot Studioの代表的な環境で接続確認を行い、検出されたエージェントの所有者・認証・データソース・アクションをレビューする流れが現実的です。
管理者向けの初期対応プラン
導入初期は、次の順序で進めると実務に落とし込みやすくなります。
| フェーズ | 実施内容 | 成果物 |
|---|---|---|
| 現状把握 | Copilot Studio環境、作成済みエージェント、所有者を確認 | AIエージェント台帳の初版 |
| 有効化 | Defender側とPower Platform側の設定を有効化 | AI agents inventoryの接続確認 |
| 初回レビュー | 認証なし、所有者不明、外部連携、機密データ接続を確認 | リスク一覧 |
| 是正 | 所有者へ確認し、認証・権限・公開範囲を修正 | 是正済みリスト |
| 運用化 | Advanced Huntingクエリ、アラート確認、定期レビューを設定 | 月次または週次レビュー手順 |
最初に作るべき成果物は、複雑なポリシー文書ではなく、AIエージェント台帳です。エージェント名、所有者、用途、公開範囲、認証方式、接続データ、実行可能なアクション、最終レビュー日を記録しておけば、AI agents inventoryの情報と照合しながら管理できます。
Microsoft DefenderのAI agents inventoryで今すぐ確認すべきこと
Microsoft Defender for Cloud AppsのAI agents inventoryは、Copilot StudioカスタムAIエージェントを組織的に管理するための重要な入り口です。2026年5月7日時点の公式情報では、Microsoft Agent 365ライセンス要件と、2026年7月1日までの移行的なアクセス条件が明確に示されています。(Microsoft Learn)
管理者がまず取るべき行動は、次の3つです。
- Copilot Studioで作成済みのAIエージェントと所有者を洗い出す
- Microsoft DefenderとPower Platformの両方で必要な設定を確認する
- Advanced Huntingで認証なし、過剰権限、外部通信、所有者不明のエージェントを定期的に確認する
AIエージェントは、業務効率化に大きく役立つ一方で、データ漏えい、意図しないツール実行、プロンプトインジェクション、過剰権限といった新しいリスクも生みます。AI agents inventoryを単なる一覧画面として扱うのではなく、棚卸し、リスク評価、脅威調査、是正管理をつなぐ運用基盤として整備することが、Microsoft Defenderを使ったAIセキュリティ対策の第一歩です。

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