Surface Pro 10 for Businessで、交換していない正規バッテリーにもかかわらず「Unauthenticated battery detected」と表示される問題は、Microsoftが修正済みです。対象はWindows 11 Version 23H2以降で、2026年8月6日に公開されたSurface更新を導入し、端末を再起動することで解消できます。(マイクロソフトサポート)
Windows Updateに「8月6日リリース」と明記された更新が表示されなくても、より新しいSurface更新を適用すれば問題ありません。Microsoftによると、最新のSurface更新をインストールすると、端末に未導入の過去の更新も適用されます。特定の古い更新パッケージを探すのではなく、Windows Updateで現在配信されている最新のドライバーとファームウェアを導入してください。(マイクロソフトサポート)
ただし、警告が表示されたすべての端末が誤表示とは限りません。更新後も充電できない、電源ケーブルを抜くと電源が落ちる、本体が膨らんでいるといった症状がある場合は、実際のバッテリー異常も切り分ける必要があります。
Surface Pro 10の「未認証バッテリー」誤警告は修正済み
Microsoftは、Surface Pro 10 for Businessで正規バッテリーを未認証と誤判定し、「Unauthenticated battery detected」という通知を表示する問題を、2026年8月6日リリースのSurface更新で修正しました。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象機種 | Surface Pro 10 for Business |
| 対象OS | Windows 11 Version 23H2以降 |
| 主な症状 | 正規バッテリーを未認証として誤表示する |
| 修正版の公開日 | 2026年8月6日 |
| 必要な対応 | 最新のSurface更新を導入して再起動 |
| 更新方法 | Windows Update、Surfaceアプリ、公式の手動更新パッケージ |
| 注意点 | Surface Pro 10 with 5G for Businessは別モデル・別更新履歴 |
Microsoftの更新履歴には、信頼性の改善として「Unauthenticated battery detected通知が誤って表示される問題を解決した」と明記されています。また、同じ更新にはCVE-2026-6727とCVE-2026-6726に関するセキュリティ修正も含まれています。(マイクロソフトサポート)
そのため、警告だけが表示され、充電やバッテリー駆動に異常がない場合は、バッテリー交換やWindowsの初期化を行う前にSurface更新を適用するのが適切です。
誤警告か、本当のバッテリー異常かを見分ける
重要なのは、「警告が出たから故障」と即断しない一方で、「必ず誤表示」とも決めつけないことです。
| 状況 | 考えられる原因 | 最初に行う対応 |
|---|---|---|
| 警告だけが表示され、充電やバッテリー駆動は正常 | 既知の誤警告である可能性が高い | Surface更新を適用して再起動 |
| 充電残量や駆動時間は正常だが、再起動のたびに警告が出る | 修正版ドライバーやファームウェアが未導入 | Windows Updateとオプション更新を再確認 |
| 「バッテリーが検出されません」と表示される | 認識不良やハードウェア異常の可能性 | Surfaceアプリで診断し、サポートへ相談 |
| 電源ケーブルを抜くとすぐに電源が落ちる | バッテリー劣化、接続不良、故障の可能性 | 充電状態を確認し、バッテリー診断を実施 |
| 本体やディスプレイが浮く、筐体が変形している | バッテリー膨張の可能性 | 使用を中止して修理を依頼 |
| 非正規店でバッテリーを交換した後に表示された | 部品の互換性や認証に関する問題の可能性 | 修理元またはMicrosoftサポートへ確認 |
Microsoftも、バッテリーが充電されない、Windowsに認識されない、電源ケーブルを抜くとSurfaceが停止するといった症状を、別途確認すべきバッテリー問題として案内しています。(マイクロソフトサポート)
また、バッテリーが膨張して筐体の外形を変形させている場合は、端末の使用を中止することが推奨されています。更新作業を続けず、バッテリー部分を押したり、本体を分解したりせずに修理を依頼してください。(マイクロソフトサポート)
修正対象の機種とWindowsバージョンを確認する
更新前に、端末が今回の修正対象に該当するか確認します。
機種名を確認する
スタートメニューから「Surface」と検索し、Surfaceアプリを開きます。デバイス情報に「Surface Pro 10」と表示されていることを確認してください。
「Surface Pro 10 with 5G」と表示されている場合は、更新履歴と配信されるファームウェアが異なります。本記事で紹介しているバージョン番号と一致しないことがあるため、5Gモデル向けの更新履歴を確認してください。Microsoftの更新履歴でも、Surface Pro 10とSurface Pro 10 with 5Gは別モデルとして分けられています。(マイクロソフトサポート)
Windows 11のバージョンを確認する
WindowsキーとRキーを同時に押し、次の文字を入力してEnterキーを押します。
winver
表示された画面で、バージョンが次のいずれかであることを確認します。
- Version 23H2
- Version 24H2
- Version 25H2など、23H2より新しいバージョン
2026年8月6日の修正版は、Windows 11 Version 23H2以降を搭載したSurface Pro 10 for Business向けです。Windows 10を使用している端末や、23H2より前のWindows 11については、この更新の対象条件と一致しません。(マイクロソフトサポート)
Windows Updateから修正版を導入する手順
通常はWindows Updateを使用する方法が最も簡単です。
更新前の準備
更新中に電源が切れないよう、次の状態にしてから作業します。
- Surfaceを電源アダプターに接続する
- バッテリー残量を40%以上にする
- 安定したインターネット回線に接続する
- 開いているファイルを保存する
- 更新完了まで電源を切らない
Microsoftも、Surfaceのドライバーやファームウェアを更新する際は、電源に接続し、バッテリー残量を40%以上にした状態で作業するよう案内しています。(マイクロソフトサポート)
Windows Updateを実行する
- 「スタート」を開きます。
- 「設定」を選択します。
- 「Windows Update」を開きます。
- 「更新プログラムのチェック」を選択します。
- 表示された更新をダウンロードしてインストールします。
- 「再起動が必要です」と表示されたら、端末を再起動します。
- 再起動後、もう一度「更新プログラムのチェック」を実行します。
Surfaceのファームウェア更新は、ダウンロードしただけでは完了しない場合があります。Microsoftも、更新のインストール後に再起動して処理を完了するよう案内しています。(マイクロソフトサポート)
単に画面を閉じたり、スリープさせたりするのではなく、Windowsの電源メニューから明示的に「再起動」を選択してください。
オプションのドライバー更新も確認する
通常のWindows Updateが完了しても警告が消えない場合は、オプション更新にSurfaceドライバーが残っていないか確認します。
- 「設定」を開きます。
- 「Windows Update」を選択します。
- 「詳細オプション」を開きます。
- 「オプションの更新プログラム」を選択します。
- 「ドライバー更新プログラム」を展開します。
- 名前に「Surface」が含まれる更新を選択します。
- インストール後に再起動します。
タスクバーの検索欄に「オプションの更新プログラムを表示」と入力して、設定画面を直接開くこともできます。Microsoftは、ドライバー更新にSurfaceという名前の項目がある場合、すべてインストールすることを推奨しています。(マイクロソフトサポート)
Surfaceアプリから更新状態を確認する方法
Windows Updateで何を入れればよいか分からない場合は、Surfaceアプリを使用すると確認しやすくなります。
- スタートメニューで「Surface」と検索します。
- Surfaceアプリを開きます。
- 「ヘルプとサポート」を展開します。
- ドライバーとファームウェアの更新状態を確認します。
- 更新がある場合は「更新プログラムのチェック」を選択します。
- Windows Updateに移動したら、表示された更新をインストールします。
- インストール後に再起動します。
Surfaceアプリには、端末のモデル確認と更新状態の確認をまとめて行える利点があります。アプリが入っていない場合は、Microsoft StoreからSurfaceアプリを導入できます。(マイクロソフトサポート)
8月6日更新のドライバーとファームウェア
2026年8月6日のSurface Pro 10 for Business向け更新には、次のコンポーネントが含まれています。
| Windows Update上の名称 | デバイスマネージャー上の名称 | バージョン |
|---|---|---|
| Surface Driver Update | Surface Integration Service | 6.215.59.0 |
| Surface Firmware Driver Update | Surface UEFI | 22.107.143.0 |
| Surface Firmware Driver Update | Surface TPM | 7.2.4.1 |
| Surface System Driver Update | Surface Integration | 112.16.4.0 |
Microsoftは、端末の構成に応じてインストールされるコンポーネントが異なる場合があると説明しています。すべての端末で、4項目が同じ順番や同じ名称でWindows Updateに表示されるとは限りません。(マイクロソフトサポート)
デバイスマネージャーで確認する
更新が適用されたか詳しく調べたい場合は、次の手順で確認できます。
- スタートボタンを右クリックします。
- 「デバイスマネージャー」を開きます。
- 「システムデバイス」を展開します。
- 「Surface Integration Service」または「Surface Integration」を開きます。
- プロパティからドライバーのバージョンを確認します。
- 「ファームウェア」も展開し、「Surface UEFI」と「Surface TPM」を確認します。
表より新しいバージョンが入っている場合は問題ありません。新しいSurface更新によって、さらに新しいバージョンへ置き換えられている可能性があります。
バージョンを表と完全に一致させるために、ドライバーを削除したり、古いファームウェアへ戻したりしないでください。Surfaceのファームウェア更新は、アンインストールや以前のバージョンへのロールバックができません。(マイクロソフトサポート)
8月6日の更新がWindows Updateに表示されない場合
「2026年8月6日」という名前の更新が見つからなくても、異常とは限りません。Surface更新は段階的に配信されるほか、Windows Update上では個別の日付ではなく、ドライバー名やファームウェア名として表示されることがあります。
次の順序で確認してください。
- 通常のWindows Updateをすべてインストールする
- 端末を再起動する
- Windows Updateをもう一度実行する
- オプションのドライバー更新を確認する
- Surfaceアプリで更新状態を確認する
- 会社管理端末の場合はIT管理者に配信状況を確認する
- 必要な場合のみMicrosoft公式の手動更新パッケージを使用する
Microsoftは、Surface更新がすべての端末へ同時に配信されるわけではないことを説明しています。Windows Updateで受信できない場合は、Microsoft公式のSurfaceドライバー・ファームウェアパッケージを使用して手動更新する方法も用意されています。(マイクロソフトサポート)
手動更新を行う場合は、必ず次の条件が一致するパッケージを選択してください。
- Surface Pro 10用である
- Surface Pro 10 with 5G用ではない
- Windows 11用である
- 使用中のWindowsビルドに対応している
- Microsoft公式サイトから入手している
機種やWindowsビルドが異なるパッケージを無理にインストールしたり、第三者のドライバー配布サイトを使用したりするのは避けてください。
会社管理のSurfaceで更新できない場合
Surface Pro 10 for Businessは、IntuneやWindows Autopatch、Windows Update for Businessなどで管理されていることがあります。
この場合、利用者がWindows Updateを実行しても、Surfaceドライバーが表示されない可能性があります。組織側でドライバー更新を手動承認する設定になっていると、管理者が承認するまで端末には配信されません。
IT管理者は、Intuneのドライバー更新ポリシーで、Surface関連ドライバーが保留または未承認になっていないか確認します。Intuneでは、推奨ドライバーを自動承認する運用と、管理者が個別に確認して承認する運用の両方が利用できます。(Microsoft Learn)
複数台へ展開する場合は、次の流れが安全です。
- 少数の検証端末へ先行配信する
- 警告が解消されることを確認する
- 再起動後のドライバーバージョンを確認する
- 問題がなければ対象グループを広げる
- 未再起動端末をレポートで確認する
Surfaceファームウェアはロールバックできないため、Microsoftも組織展開ではテストグループへ段階的に配信することを推奨しています。(Microsoft Learn)
更新後も未認証バッテリー警告が消えない場合
最新更新を適用しても警告が残る場合は、次の順序で確認します。
再起動が完了しているか確認する
Windows Updateに「再起動が必要」と残っている場合、更新処理は完了していません。作業中のファイルを保存し、電源メニューから「再起動」を実行してください。
Surfaceドライバーが残っていないか確認する
通常のWindows Updateだけでなく、オプション更新の「ドライバー更新プログラム」も確認します。Surface Integration ServiceやSurface UEFIのバージョンが古い場合は、組織の更新ポリシーや配信保留が原因になっている可能性があります。
バッテリーの実動作を確認する
警告表示だけでなく、次の症状がないか確認してください。
- バッテリーが充電されない
- バッテリー残量が急激に減る
- 残量表示が大きく変動する
- 電源ケーブルを抜くと停止する
- バッテリー自体が認識されない
- 本体が膨らんでいる
- 画面や背面パネルが浮いている
これらの症状がある場合は、今回の誤警告とは別に、バッテリー、充電器、内部接続などに問題がある可能性があります。Surfaceアプリの「ヘルプとサポート」から診断を実行し、会社所有端末であればIT管理者へ連絡してください。(マイクロソフトサポート)
初期化やバッテリー交換を急がない
今回の問題で避けたいのは、既知の誤警告を本体故障と判断し、すぐに高額な修理や端末初期化へ進んでしまうことです。
警告以外に異常がない場合は、次の優先順位で対応します。
- 機種とWindowsバージョンを確認する
- Windows Updateを実行する
- オプションのSurfaceドライバーを導入する
- 端末を再起動する
- Surfaceアプリとデバイスマネージャーで確認する
- それでも解消しない場合にサポートへ相談する
一方で、本体が膨らんでいる、充電できない、電源ケーブルを抜くと落ちるといった明確な異常がある場合は、更新だけで済ませず、修理や交換を検討してください。
まとめ:最新のSurface更新を入れて再起動する
Surface Pro 10 for Businessの「Unauthenticated battery detected」誤警告は、2026年8月6日のSurface更新で修正されています。対象はWindows 11 Version 23H2以降です。
まずWindows Updateを実行し、オプション更新にあるSurfaceドライバーも含めてインストールしてください。その後、必ず端末を再起動します。8月6日より新しいSurface更新が表示されている場合は、そちらを適用すれば、未導入の過去の更新も取得されます。
警告だけが表示されている場合は、バッテリー交換やWindows初期化を急ぐ必要はありません。ただし、充電不能、バッテリー駆動不可、筐体の膨張などがある場合は、誤警告とは別の問題としてMicrosoftサポートまたは組織のIT管理者へ相談してください。

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