Officeを削除する場合は、まず対象製品とインストール方式を確認し、OSの通常のアンインストール手順から進めます。残っているフォルダーやレジストリを一括削除する必要はありません。WindowsとMacでは、アプリ削除後のデータの扱いも異なります。
この記事では、2026年9月11日時点のMicrosoft公式手順を基に、WindowsのMicrosoft 365・Officeと、現在のOffice for Macの削除方法を整理します。Officeの削除だけで、パソコンの動作が軽くなるとは限りません。不具合への対応が目的なら、削除後に再インストールするためのアカウントや導入方法も先に確認してください。
最初に確認すること:対象製品と残したいデータ
- 編集中の文書を保存し、Word・Excel・PowerPoint・Outlookなどを終了します。保存先や同期状態を確認し、必要なファイルは別の場所にも保管します。
- 削除する製品名を確認します。Microsoft 365、Office 2024、Office 2021、単体で購入したVisioなどを区別し、別の製品までまとめて削除しないようにします。
- 再インストールする場合は、利用するMicrosoftアカウントまたは職場・学校アカウントと、正規のインストール元を確認します。組織が配布した製品は、その組織の導入手順を使います。
- Macでアプリ以外の関連データも削除する場合は、後述のOutlookデータに関する注意を先に読みます。
MicrosoftのWindows向け説明では、通常のアンインストールで削除されるのはOfficeアプリであり、作成した文書やブックなどのファイルは削除されません。ただし、自分で保存フォルダーや追加データを削除する操作は別です。Microsoft公式:WindowsからMicrosoft 365またはOfficeをアンインストールする
Windows:製品名とインストール方式を調べる
Officeを起動できる場合は、Wordなどで[ファイル]→[アカウント]または[Officeアカウント]を開き、製品情報や[バージョン情報]を確認します。バージョン・ビルドに加えて、クイック実行(Click-to-Run)やMicrosoft Storeの表記があるかを見ます。起動できない場合は、インストール済みアプリやコントロールパネルの製品一覧から対象を確認してください。
| 状態 | 最初に使う方法 |
|---|---|
| 一般的なMicrosoft 365・Officeのデスクトップ版 | コントロールパネルで対象製品を選んでアンインストールします。 |
| Microsoft Storeから導入したOffice | Windowsの[インストールされているアプリ]で対象製品を確認します。通常の削除に失敗した場合は、公式ページのMicrosoft Store向け手順へ進みます。 |
| 通常の削除が失敗するMicrosoft 365・Office 2021/2019/2016 | 対応条件を確認して、Microsoft公式の「ヘルプの取得」アプリを使う削除トラブルシューティングを検討します。 |
| Office 2024 | 通常のアンインストール手順を使います。現在の公式説明では、上記トラブルシューティングはOffice 2024を削除できません。 |
Windows:コントロールパネルからアンインストールする
- Windowsの検索で「コントロールパネル」を開きます。
- [プログラム]→[プログラムと機能]を開きます。
- 一覧で削除するMicrosoft 365またはOffice製品を選び、[アンインストール]を選択します。
- 画面の指示に従います。再起動を求められた場合は、保存した内容を確認してから再起動します。

WordやExcelが一覧に見当たらない場合は、Microsoft 365やOfficeのスイート製品名を探してください。通常、スイートに含まれるWordやExcelを個別に削除することはできません。単体で購入・導入したアプリは、製品ごとのアンインストールが可能な場合があります。
Windows 11:設定から削除する場合
Windows 11では、[スタート]→[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]で対象製品を探し、その横の[…]→[アンインストール]を選択します。設定から削除できない製品は、コントロールパネルなど、その製品に対応する手順を使います。Microsoft公式:Windowsでアプリやプログラムをアンインストールする
同じ「Office」という名前でも、インストール方式によって対象や削除方法が異なります。一覧で見つからないことだけを理由に、名前にOfficeが付くフォルダーやパッケージを一括削除しないでください。
通常の削除に失敗したとき:「ヘルプの取得」を使う
公式の削除トラブルシューティングの対象は、Microsoft 365、Office 2021、Office 2019、Office 2016です。Office 2024には現在対応していません。利用するにはWindows 10以降が必要で、削除したいOfficeが入っている同じPCで実行します。これはツールの動作条件であり、各Office製品やWindowsのサポート期限を延長するものではありません。
- 削除対象のOfficeが入っているWindows PCで、Microsoft公式のアンインストール案内を開きます。
- クイック実行版の削除トラブルシューティングの項目にある[アンインストール]ボタンを選択します。
- ブラウザーから「ヘルプの取得」を開く確認が表示されたら、[開く]を選択します。
- アプリの質問や案内に従い、対象の製品を確認して処理します。求められた場合はPCを再起動します。
- 再インストールが目的なら、処理後に公式案内または組織の配布手順からインストールします。

古い記事に掲載されている削除ツールの直接ダウンロードURLを探すより、上記の公式ページから現在の案内を開くほうが確実です。対象外の製品やMicrosoft Store版で通常の削除に失敗する場合は、同じ公式ページの該当するインストール方式の説明を確認してください。エラーの内容と製品名を記録すると、管理者やサポートへの相談にも使えます。
Mac:まずOfficeアプリを削除する
MacでOfficeをアンインストールするには、管理者としてサインインするか、管理者の名前とパスワードを入力できる必要があります。ここではアプリの削除と、ユーザーライブラリにある関連データの削除を分けて説明します。Microsoft公式:Office for Macをアンインストールする
- 作業中のファイルを保存し、Officeアプリを終了します。
- Finderで[アプリケーション]を開きます。
- Commandキーを押しながら、削除するWord、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリを選択します。
- 選択したアプリをControlキーを押しながらクリックし、[ゴミ箱に入れる]を選びます。
再インストールや問題解決のために関連データまで削除する場合は、次の対象一覧を確認して進めます。Macの追加削除ではOutlookデータが消えるため、Windowsの「作成したファイルは削除されない」という説明を、そのまま当てはめないでください。
Mac:関連データを削除する場合の対象とバックアップ
Microsoftの手順には、ユーザーライブラリ内の関連フォルダーの削除も含まれます。削除するフォルダーに必要なデータが残っていないかを確認し、必要なものを先にコピーして保管します。特に下記のGroup Containers内の3フォルダーについて、公式はOutlookデータの削除を警告し、削除前のバックアップを求めています。
- FinderでCommand+Shift+Gを押し、[フォルダへ移動]に
~/Libraryと入力して開きます。 - [Containers]を開き、次の一覧のうち実際に存在する対象だけを確認します。すべてが見つからなくても異常とは限りません。
- 対象をControlキーを押しながらクリックし、[ゴミ箱に入れる]を選択します。
Microsoft Error ReportingMicrosoft Excelcom.microsoft.netlib.shipassertprocesscom.microsoft.Office365ServiceV2Microsoft OutlookMicrosoft PowerPointcom.microsoft.RMS-XPCServiceMicrosoft WordMicrosoft OneNote
続いて[Library]に戻り、[Group Containers]を開きます。以下の3フォルダーを削除するとOutlookデータも削除されます。先に別の保存先へバックアップし、コピーを確認してから、存在する対象フォルダーをゴミ箱に移します。必要なメールやローカルデータを確認できていない場合は、この追加削除を止めてください。
UBF8T346G9.msUBF8T346G9.OfficeUBF8T346G9.OfficeOsfWebHost

Containers、Group Containers、Preferencesなどの親フォルダー全体を削除する手順ではありません。他のアプリのデータが含まれるため、公式一覧の対象名を一つずつ照合します。
DockにOfficeアプリが残っている場合は、対象をControlキーを押しながらクリックし、[オプション]→[Dockから削除]を選択します。最後にMacを再起動します。ゴミ箱を空にする前にも、保管したデータや必要なバックアップを確認してください。
削除後の確認と再インストール
- Windowsではインストール済み製品の一覧、Macでは[アプリケーション]を確認し、意図した製品が削除されたかを見ます。別のOffice製品を残す予定なら、その製品も確認します。
- 必要な文書やブックが保管先にあることを確認します。Macの追加削除を行った場合は、Outlookデータなどのバックアップも確認します。
- 再インストールする場合は、利用権のある製品とアカウントを使い、Microsoft公式または組織の配布元から導入します。
- 導入後はOfficeを起動し、ライセンス認証と、保管していた文書が開けることを確認します。

フォルダーが一部残っているだけで、アンインストール失敗とは判断できません。残骸と思われる項目を自己判断でまとめて消すのではなく、製品一覧とエラーの有無で状態を確認してください。
よくある質問
Office 2024も削除トラブルシューティングで消せますか?
2026年9月11日時点の公式説明では、Office 2024は対象外です。コントロールパネルなどの通常手順を使い、失敗した場合は対象製品とインストール方式に合った公式案内を確認してください。
Wordだけを削除し、Excelを残せますか?
一般的なMicrosoft 365やOfficeのスイートでは、個々のアプリだけをアンインストールすることはできません。単体製品として導入したアプリとは扱いが異なります。製品名を確認してから削除してください。
レジストリやOfficeフォルダーも全部削除したほうがよいですか?
通常のアンインストールで、そのような一括削除を追加する必要はありません。削除に失敗した場合は、公式の対応手順を使います。Macの関連データを削除する場合も、対象は公式に列挙されたフォルダーに限定し、Outlookデータなどを事前に保管します。
アンインストールでPCは速くなりますか?
動作の遅さには複数の原因があるため、Officeの削除だけで改善すると断定できません。この記事は削除・再インストールの手順を案内するもので、速度改善の実測結果を示すものではありません。

コメント